No.25 「育てる」ということ
〜 部長リレーコラム 〜
No.25 「育てる」ということ
秋も深まってまいりました。
恥ずかしながら、茶花の名前がなかなか覚えられません。先日の茶会で半東を務めた時も、「突抜忍冬」を「つきぬき…?つきぬけ…?」などと、本番でも怪しい状態。お稽古の時も、多分、何度も同じ花の名前を先生にお聞きしています。名前を音で覚えているだけだからでしょうか。お稽古の折や、茶会に出席する度に、できるだけ頭に入れようとはするのですが、すんなり入っていないようです。やはり、自分で育てたら、また違うのでしょうか。最近は、車に頼りっきりで、外を歩く機会もなく、ちょっとした道端に咲いている花も見落としているような気がします。
今月は、秋の味覚を頂くことが多く、自宅のお庭から、という馬鈴薯や大根を美味しく頂いております。丹精込めて育てたであろうお野菜は、愛情だけでも美味しい気がしてきます。(もちろん、本当に美味しいのですが。)
アパート暮らしなので、ベランダにプランタを置き、茶花を持ってきて植えてみたことはあるのですが、長持ちしません……。小さくても庭がほしいな、などと思いながら、季節を感じたくて、お店で売っている花を飾って眺めながらお菓子を頂いています。
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