No.88「学びて然る後に足らざるを知る」
〜 コラム 〜
コラムNo.88「学びて然る後に足らざるを知る」
早いもので、部長の任期の3分の1が過ぎました。
私は縁の下の力持ちタイプで、部長の器ではありません。部長に決まってからは、「永遠に年が明けなければいいのに」「もっと適任な人はいるのに...」「なぜ一番有り得ない私なの?」とネガティブな事ばかり考えていました。
任期が始まってからは、不出来な部長を三役・幹事・青年部の仲間がフォローしてくれ感謝の気持ちが湧いてくると共に、歴代の部長の苦労を知り、自分が副部長だった時は部長のサポートが出来ていなかったなと反省しました。
そして行事の度に、これはどうすればいいのだろう?去年はどうしていただろう?と疑問ばかりが出てきて、自分は何も知らないのだなと思い知らさました。それは運営だけに限らず、茶道についても同様です。
お茶会のお道具組について、使わせていただきたいお軸・香合・お茶碗があり、お水指は?お茶入れは?などと考えている時、格があまりにも違ったらよくないのではと思いますが、お茶碗・お茶入れ・水指、格を一番高くしなくていけない物があるのかしら?今までは気にも留めていなかった事を疑問に思い、ますます分からなくなりました。考えているうちにはっと我に返り「お釜をかける!」お釜を決めていない事に気づきました。そして、風炉の格は?灰形の格
は?と疑問が湧いてきました。
幸いにも、社中の先生は勿論、親先生・先輩の皆さまが、「いつでも相談して」「分からないことは何でも聞いて」といつも青年部を気にかけてくれます。青年部の仲間も「手伝えることがあったら言ってね」と言ってくれます。
気がまわらず、親先生・諸先輩・会員の皆様に、ご心配ご迷惑をおかけする事が多々ありますが、学ぶという姿勢を心に留めて日々過ごしていけたらと思います。