No.156「オンラインの気付き」
〜コラム 〜
コラムNo.156「オンラインの気付き」
コロナ禍で青年部活動も自粛しておりましたが、9月からはZOOMを使ったオンライン研修会をおこなっております。青年部の仲間たちはひとりひとりの魅力的な個性があり様々な人生を送られております。それらがお茶を通じて集結することはとても奥深いことですが、日々の行事の中で個にスポットを当てる機会がありませんでした。しかしこのコロナ禍で集うことができなかったときに、一人ひとりにスポットをあててみるよい機会となりました。オンライン研修会は大きく3つのタイプに分かれると考えております。
1 会員交流会
まずは、ZOOMの使い方になれようという趣旨で、参加者の現状報告・一緒にお茶をいただく会を設けました。今後やりたいことなどの意見交換もできました。また委員会単位の話し合いなど会議もZOOMを利用し、移動せずにどこからでも集まれるメリットを感じております。
2 会員による講座
青年部では職業も含め様々なスキルをもった人があつまっております。かねてより、ぜひ教えてほしいという要望も出ており、この機会に会員講師による「半襟付講座」を行いました。普段じっくり聞くことのできないこの講座は大変好評で、今後も様々な会員講座を開催できればと思います。
3 外部講師による講座
北海道という地になかなか講師をお招きすることが難しい中、オンラインでは移動を伴わずにカメラを使ったよりわかりやすい講座を受講することができます。普段は集まって行えるものづくりなどの講座が多いですが、オンラインでは講師に注目する座学が適しているようです。今回は「懐石料理の成り立ちと実践」講座を行いました。茶懐石は禅の食事を基礎としており、命の尊さと六味(空気・命の味)に感謝していただく作法となります。その基本となる米「濡れ飯」の炊き方を実践していただきました。
今後も会員個人の縁から興味ある講座を提案いただき、実践していきたいです。
コロナ禍で必要とされたオンラインですが、場を有しないオンラインは世界ともつながることができ、普段物理的に参加できない会員ともつながることができます。コロナが収束しても続けられる一つの手法として今後もオンラインを活用していきたいと思います。