No.17 「茶会の愉しみ」
〜 部長リレーコラム 〜
No.17 「茶会の愉しみ」
ナショナルコンファレンス2014が終了し、約1週間が経ちました。岩見沢青年部にとっては、十六代のお花押付きのお茶碗が当選したという記憶に残るイベントとなりました。来月末、当青年部最大の行事である茶会が催されます。今回のご報告も兼ねて、大切に使わせていただこうと考えています。
そんなわけで、ただ今私たちは茶会に向けての準備にいそしむ毎日です。まだまだ経験も浅いため、何か忘れていることはないか、決まっていないことをどうしたらいいか、と気ぜわしく過ごしています。もちろん、茶会が終わるまで心配の種が尽きることはありませんが、人をもてなす空間を作り上げていくのは、私にとってお茶をする楽しみの一つです。
まず第一に、毎回テーマについて深く考えたり調べることで、新しい知識を得られることは、単純に興味深いです。私はテーマに沿ったキーワードを思いつくだけ集め、できる限りそれに関連する道具や設えを考えていくのですが、面白い組み合わせを思いついたときや、仲間と話し合う中で思いもつかないアイデアが生まれたときはうれしくなります。また、普段の生活でも「お茶会に応用できるかも」と思ってものごとを見るようになりました。雑誌やテレビなどで目にしたものを、お茶会に合わせたアレンジで行うのも楽しいです。それに、誘われた茶会に参加する楽しみも増えました。茶席で感じることがテーマとどんなつながりがあるのか、亭主のどんなアイデアから生まれたものなのかを自分なりに紐解いてみるのは、なぞなぞを解くときのようにワクワクします。
こうした楽しみを知ることができたのは、青年部で茶会を中心的に企画する機会を与えられたからだと感じています。いろいろと悩まされることもある青年部の活動ではありますが(苦笑)、これからも私の茶道生活にさまざまな刺激を与えてくれることと思い、期待しています。
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