No.227 「一年を振り返り」
〜コラム 〜
No.227 「一年を振り返り」
令和5年も残すところ半月程となりましたが、皆様におかれましては、公私ともに年の瀬を忙しなくお過ごしのことと存じます。
3年余に渡るコロナ禍も今年5月に第5類移行となり、世間は徐々に活気を取り戻しているように感じます。今年は北海道ブロックでも根室の地で研修会を対面で開催し、札幌市内の小学校で子供茶道教室を行いました。各青年部でも様々な行事を通じ、会員同士で学ぶ機会を楽しみ、親睦を深め直したことと思います。一方で3年のブランクはやはり長いものであり、時として一から立ち上げ直すのも同じ、ということもあったのではないでしょうか。
物事を取りやめることは割と容易なことです。ですが、一度やめたことを再び始めるとなると、初めてのことを行うのと同等のエネルギーが必要となります。コロナ禍の間にやりたくても出来ない、落ち着いたら再開しよう!と考えていた行事なども、この3年間で変化した状況によっては叶わなくなったこともあるかもしれません。今まで説明するまでもなかったことが説明しないと通じない場面に出くわしたこともあったかもしれません。
全国代表者会議等でお家元のお話を拝聴する機会がありますが、「自分のできることを」「身の丈にあった活動を」と仰られます。成長のために時に背伸びが必要な時もあるでしょうが、現在の自分たちがしたいこと、出来ることをして力を蓄える。その力が次に繋がり成長していくのだと思います。 今年行事が出来た成功体験と多少の改善点を胸に、来年も笑顔で皆様が活動できますよう祈念申し上げます。
追伸:新型コロナウィルスに限らず、インフルエンザ他、感染症が流行しております。皆様ご自愛のうえ良いお年をお迎えくださいませ。