No.186「I Tとの付き合い方」
〜コラム 〜
No.186 「I Tとの付き合い方」
昨年末には感染者数も減りこのまま終息かと思われましたが、今年に入りオミクロン株が猛威をふるい、また自粛の日々となりました。
対面での活動が難しくなり、オンラインでのお茶会や行事の開催、SNS等を活用している青年部もかなり多くなってきました。私たち青年部はというと・・・Zoomで役員会をする程度で行事等の開催はしたことがありません。機材や知識がないからという訳ではないのですが、かける労力に対して得られる感動や効果が薄いように思えてしまうからかもしれません。特にお茶会については対面に勝るものはなく、開催できない間はまた会えることを楽しみにしながら日々静かに自分のお茶と向き合いたいという会員が私たち青年部には多いように思います。
昨年末、約2年ぶりに開催した卒業茶会は本当に感動的でした。準備からワクワクしましたが、当日はマスク越しでも分かるほどに皆笑顔で、「やっぱりお茶会っていいよねー」と言葉をあちらこちらで耳にしました。最後は卒業生からの涙のスピーチで、心に残るお茶会となりました。
とはいえ、ITを活用して格段に良くなったこともあります。それは会議等の打ち合わせと情報共有です。役員会議の参加率は対面の時よりも明らかに高くなりましたし、気軽に見せ合えるのでお道具合わせも楽に楽しくなりました。また、資料の共有がデータでできるので、コロナ禍でお稽古に行かれていない会員にも伝わるようになり、オンラインによる講演なども今までよりもずっと気軽に参加できるようになりました。
他、自分自身のI T活用としては有名SNS・・・YouTube、facebook、Instagram、LINE、TikTok、Twitter、には全てに手を付け、動画や画像をアップし楽しんでいます(笑)
これから先、全く同じ元の生活スタイルに戻ることはなく、変化した別の生活スタイルになると言われています。終息した先にはどのような世界が待っているのか・・・、濃茶はできるのか、手を取り合ってマスクなしで笑い合えるのか、鍋はつつき合えるのか、などと思うことはありますが、このコロナ禍で学んだI Tの知識を十分に活用しつつ、お茶の時間を楽しんで行けたらと思う今日この頃です。