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No.158「千古不易」

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〜コラム 〜

コラムNo.158「千古不易」




 街にクリスマスソングが聞こえはじめ、同時に一年の歳に終わりを告げる気ぜわしい12月。
今期2年間、北海道ブロック会員の皆様は、どのような歳月をお過ごしになられたでしょうか。
希望と夢に溢れ始まった、令和元年
新たな北海道ブロック、各青年部の部長はじめ会員の皆さんは、様々な想いを胸にスタートしたことと思います。

令和元年は、2月に協議会・役員研修、5月には谷口丹後先生をお招きした札幌第二青年部主管によりますブロック研修会、7月は空知青年部主管によります子供茶道教室、9月にはブロック茶会など、皆様と協議し、御支え頂き、たくさんの行事をさせていただきました。

しかし、令和2年に入り誰もが予想もしなった新型コロナウイルス感染症と言う得体の知れない恐怖と不安の中、数々の行事や楽しみ事が開催できなくなり、人と巡り会う機会を失ってしまいました。当たり前に出来ていたことが叶わなくなり、予想をはるかに超えたストレスと戸惑いに呑み込まれそうな日々…
 でも、嘆くばかりでは無く、発想の転換しだいでは
“こんな状況でも” “今だからこそ出来ること”を目指し
北海道ブロックは、緊急コロナ対応としてICTの活用を試みました。ZOOM茶会・オンライン研修会・部長会議・第2回ブロック協議会など、デジタル化による新たな企画に困惑はあったものの、とてもドキドキ・ワクワクしながら取り組んできました。皆様にも、デジタル化へのご対応に苦労された方もいらっしゃったことと思います。まさしく私もその一人です。

一人の力だけでは何も出来ませんが、仲間が結集すればアイディアが広がり、技術が整い、回を重ねるごとにクオリティーが高まっていく。
そこでふと感じることは、どんな時でも仲間がいれば、心が集えば、前に進むことが出来るという事です。ZOOM導入はあくまでもこの度だけの活動かもしれませんが、人と心を寄せ合い、協力し合いお茶を楽しむ事は、アナログでもデジタルでも、全く変わらないもの。
根源はどんな時でも仲間との心の繋がり、言葉の交わりなのではないでしょうか。
坐忘斎御家元様が、去る12月5日の代表者会議にてお話された言葉の中に、

“利便性の良さは認めているが、脆さもある。人との信頼感を深めるには手間がかかる”

時が流れゆく中で、変わらないこの思いを、私も今一度大切にして参りたいと思います。
改めてまた、今期2年間、北海道ブロックを支えて下さった皆様に心からの感謝と御礼をこめ、誠にありがとうございました。

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