No.123「息もつけない瞬間」
〜部長コラム 〜
コラムNo.123「息もつけない瞬間」
「人生は私たちのついた息の数で測られるのではない。息もつけない瞬間をどれだけ経験したかで測られるのだ」
2014年に亡くなられたMaya Angelou(マヤ・アンジェロウ)というアメリカの黒人女性詩人の言葉です。この言葉は、5年前のウエディングパーティーで上司が新しい門出を迎えた二人に贈ったものです。それをなぜか先ほど思い出したので、ちょっとコラムに書いてみます。
青年部では様々な人との出会いがあり、いろんな物の見方があることを感じます。だから、お茶には沢山の決まり事がありながら、一つとして同じ茶席がないのだと思います。この様に書いていても、活動で意見が対立すると苛立ってしまい、自分とは違うものを否定してしまう。少し時間を置き、相手を理解しようとすればいい話なのですが、それが難しい。でも、不思議なもので青年部だといつの間にか出来てしまいます。この他人と分かり合えた瞬間、これが『息もつけない瞬間』なのではないでしょうか。
そう考えると私はたくさんの『息もつけない瞬間』を経験してきました。これからは次の世代が経験できるような環境を作って行かなくてはなりません。と言うことは、急にこの言葉を思い出したのも、もっと頑張りなさいという意味なのかもしれないですね。