No.78「私の茶道との関わり」
〜 部長コラム 〜
部長コラムNo.78「私の茶道との関わり 」
私の茶道との出会いは、学生時代の部活動でした。
はじめは単にお茶とお菓子が美味しく、厳かな雰囲気が気に入り、部活動に参加していました。そのうち、茶道の知識を身に付けたいと思い、本格的に技芸講師の山西教授の社中へ入会しました。
茶道は、日頃の喧騒と離れ、非日常的な空間を作り出します。私の世界観は、大きく広がりました。一挙手一投足に込められた思い。松風に代表される、茶室に響く音。そして、亭主が込めたおもてなしの心。月々日々に、奥深さを感じる楽しさは、「これが茶道」としか例えようがありません。
その後、山西教授の娘、曽我教授に引き続き習います。社中の先生、諸先輩方、後輩にも恵まれ、時には厳しく、時にはみんなで楽しく、お茶を続けることが私にとって趣味になりました。そんな中、誕生した私の娘。この茶道の感動を、私の代で終わらせずに娘へと語っていけるのは、とても幸せなことではないでしょうか。
これからは、ちょっとしたことからでも良いので茶道の知らない方々にも、もっと茶道の良さを伝えて茶道に興味を持ってもらえるように活動が出来ればと思います。