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No.187「自分の考えを伝えること」

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〜コラム 〜

No.187 「自分の考えを伝えること」



最近、自分の考えを人に伝えるというのはどういうことか、という事をよく考えます。
インターネットやSNSで世界中に発信することは簡単にできるようになりました。
ですがオンライン/オフラインに関わらず自分の考えや意見を「私はこう思う!」とか「このことに賛成!(反対!)」と人に表明することは簡単なようで、とても難しいことだなと実感しています。

自分の考えを表明するには、当たり前ですがまず「考え」なければなりません。その考えるという行為が簡単ではないと私は思うのです。
「自分はこう思う」という考えを伝える時、そこには「なぜ」という理由が必要になってきます。
「なんとなく」という場合もあるじゃないかと言われそうですが、
それは、理由はあるけどうまく言葉にできない状態か、単に誰かの意見に同調しているだけの状態で、自分の意見としては弱いと思います。
理由が説明できてこそ、それが自分の意見として相手に伝わるのではないでしょうか。

自分が「なぜ」そう思ったのか理由を考える時、自分の内面と向き合うことが必要になってきます。始めは漠然と思っていたことに対して、自分の中の理由を探す。
「どうして自分はそう思うのだろう?」と自分自身に問いかける。
そして「こういう場合はどうだろう?」「じゃあその反対の場合は本当にそう思わないのだろうか?」と自問する。
このような自問を繰り返して、自分の中の考えが明確になっていきます。
この作業は疲れます。
複雑な事であれば考える対象も多くなっていきますし、集中力が保てる時間は限られているので、時には何日も考えなければなりません。
それでも、考え抜いて至った結論が出た時は、自然と自信が湧いてくるものです。

注意しなければならないこともあります。
それは、自分の考えや意見を言う時、そこに正解は無いという事を理解することです。なぜなら他の人が自分と同じ考えをもっているとは限らないからです。
いかに考え抜いて出した意見でも、それが唯一の正解ではないことを自覚しなければ、相手の意見が自分と違った場合「それは間違っている」という思いが出てきます。
ですが、相手の意見が「間違っている」なんてことはあり得ません。ただ「自分と意見が違う」だけです。先に言った通り正解なんて無いのです。
このことはよく注意しなければなりません。

色々な人の意見を聞くと、私は自分の考えの浅さや視野の狭さにヘコむことが多いです。
それでも自分の考えが分かってくると、自分がどういう人間かの再確認と、今まで自覚していなかった事も分かってくるので、自分の輪郭がはっきりしてくる感じがして楽しくなります。

いろんな事を考えてそれを伝え、いろんな意見を聞くことは楽しいことです。
もうそろそろ北海道にも桜が咲く季節がやってきます。
お花見をしながらのんびり考えを巡らすのも良いのではないでしょうか。

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