No.238「春と言えば…」
〜コラム 〜
No.238「春と言えば…」
皆さんは、何を連想しますか?
桜 出会い 別れ 花見 花粉症 などがすぐ浮かぶかと思います。
私は、山歩きです。山歩きと言っても、登山やハイキングではなく、山菜採りです。
息子が生まれてからは中々行けず、去年は預けて、4年振りのタケノコ採りへ。
今年は、5歳になった息子が、一緒に行きたいと言い出し、山には危険なこともあると言い聞かせて、連れていく事にしました。
私の心配をよそに、息子は、棒っこを見つけては振り回し、道を切り開き、笹薮も臆することなく入り、タケノコを見つけ、採りはじめました。
私の予想では、入るの怖いから、行けないここで一緒に待っていようと言われる覚悟も何のこと、タケノコ100本採るを目標としていた息子は、100本以上採り、ウド、蕨、たらんぼまでも分かるようになり、どんどん採って歩き、たくましくなったなぁと、実感しました。
帰路につく前に立ち寄った雪秩父。スイスから北海道旅行へ来ていた夫婦に出会いました。
奥様は日本人で、旦那様がスイスの方でした。大湯沼を歩きながら、色々とお話を聞かせてくださいました。
息子に「Do you like marshmallow?」と旦那さんが聞いてきました。息子は何を言われているかわかっていません。マシュマロ好きかい?と聞いてるよ、と伝えると、「うん、好き」と答えると、瓶に入ったマシュマロをプレゼントしてくれました。
山菜採りは、山の恵みに感謝して美味しくいただくはもちろんですが、草花をみていやされる、マイナスイオンを吸う、人と出会う事が魅力と感じています。
日々、知らない方とは、中々挨拶したり会話する事は、ありませんが、山の中では、すれ違う方々と挨拶し、会話もしたりします。日常ではできないことが、普通にできるのが、一番の魅力なのかもしれません。