No.189「余韻」
〜コラム 〜
No.189 「余韻」
ナショナルコンファレンス2022が終わり一週間が過ぎたが、何となく日常に戻れずフワッとしたまま過ごしている。京都の会場に溢れていた青年部をぎゅっと詰めた濃厚な空気をまだ感じているからかもしれない。
始まるまでは「出来ることは限られているし」なんて心のどこかで思っていたが、お呈茶席のお手伝いで水屋に入ると、久しぶりの感覚に楽しさが止まらない。更にオープニングの映像を見て、実際に仲間と共に同じ時間を過ごしているとコロナ禍の前に戻ったかの様な気持ちになる。
卒業までの年数が手の指で数えられるようになり、一緒に活動し、青年部について教えてくれた先輩がどんどん卒業していく。この居心地のいい場所を後輩たちに繋いでいかなくてはと思い始めた矢先に新型コロナウイルス感染症の影響で青年部の動きが止まってしまった。できる事を模索しながら、与えられた環境の中で活動を続けてきたが、やはり実際に集まっての活動とは違うと痛感した。
ナショナルコンファレンス2022はコロナ禍での青年部活動を次のステップへ進めるきっかけをくれたような気がする。今できる事だけではなく、みんなのしたい事をどう実現していくか。まずは今を一緒に過ごしている仲間と考えてみたい。