No.149「まあるい心」
〜コラム 〜
コラムNo.149「まあるい心」
満月には毎月名前があるのをご存じでしょうか。
古くはアメリカの先住民が季節を把握するために付けたもので、1月から12月までの名前は動植物や農事などに関するものになっています。カレンダーがなかった時代は、月の存在が生活と深く関わっていたのがわかります。
それにしても、あのまあるい満月を見ているとほっとします。円には癒やしの効果をもたらすといわれ、昔の日本建築に円い窓を用いたりしていました。
私が満月には毎月名前があることを知ったのは4月でしたが、月を見たり、流れ星を探したり、ISS(国際宇宙ステーション)を探したり、ここ数ヶ月で夜空を見上げることが増えました。
つい先日みた6月の満月は、“ストロベリームーン(北米では苺が熟し収穫の頃)”でした。私が見上げていた時は、蛙が鳴いていてほんのり土のにおいがしていました。私が6月の満月に名前を付けるなら“フラッグムーン(蛙が卵を産む頃)”にします。
五感で月を楽しむのもいいものですね。
まあるい心でお過ごし下さい。