No.121「3月11日」
〜部長コラム 〜
コラムNo.121「3月11日」
2011年3月11日 午後2時46分18秒
皆さんもご記憶の通り、未曾有の大震災「東日本大震災」が起きた時刻です。東北太平洋沖を震源とする日本観測史上最大のマグニチュード9という巨大地震は、大津波を引き起こし、死者15,896人(2018年9月10日現在)という大きな傷跡を残しました。そして、昨年の9月には北海道胆振東部地震が私たちの住む地域を襲い、あらためて災害の恐ろしさ、被災地となる事の過酷さについて思い知らされました。
私の所属する青年部では「今、私たちにできることは何か?」を考えながら、毎年この時期に追善茶会を行っています。回を重ねるごとに感じるのは、私たちのしている事は本当に被災地に心を寄せているのだろうかだとか、自分たちの何かをしたいという気持ちだけで追善茶会の意味をしっかりと考えることができているのだろうかということです。そして今回は、身近な地域で大きな地震があったのにも関わらずなぜ東日本大震災なのか。準備をしながら色々考えてみてもはっきりとした答えは出てきません。
今年もあと少しで3月11日。仲間のやりたいという気持ちと、毎年被災地のことを想い足を運んでくださるお客様、それだけでこの行事をする意味なのかもしれません。あとは、同じ国に生まれ育った人間として、自然災害の記憶を風化させないために。今年も仲間と一緒に考え、追善茶会を行いたいと思います。