No.52「知行同一」
〜 部長コラム 〜
No.52「知行同一」
毎年、NHKの大河ドラマを楽しみに観ている。
そして年末に放映されるダイジェスト版で再度噛み締めるのが至極の楽しみである。
この二年ほど女性を主人公としたドラマ形成がなされ、感情移入もしやすいせいか、その時代に「自分が生きていたなら、どんな風に生き抜いただろうか」と考えることが多い。主人公たちほどに、波乱万丈の人生ではないが、とことどころでシンクロする思いがある。
ならば、自分の生きざまはどうすべきか。
そう、自分に問う。
昨年のダイジェスト版を観ていて、「知行同一」という言葉がなぜか琴線に触れた。
「知行同一」とは、知識と行為は同一であること。知って行わないことは、未だに知らないことと同じであることを主張し知っている以上は必ず行いに現れるという意味であり、「知は行の始なり 行は知の成るなり」とある。
私は、行動しているだろうか。
現象(青年部の人数が少ない)を理由に見て見ぬふりをしてはいなかったか。
どうせ(幽霊会員だから、学生だから)と最初からあきらめて、自分を正当化していたのではないか。
そんなことを自問自答し、新たな年を迎えた。
今年は、二年に一度のナショナルコンファレンスがある。
他にも様々に行事の多い年になりそうである。大変だと思うよりもどのように楽しむかを考えて、行動したい。自然とこぼれる笑顔を後輩に残し卒業ができるように。
合掌