No.147「和敬清寂」
〜コラム 〜
コラムNo.147「和敬清寂」
新型コロナウィルス感染症が全国的に騒がれだしてから早3カ月が経っています。
医療関係者の皆様の献身的な努力と全国民の協力により爆発的な感染を何とか防いでいる状況でなかなか終息への見通しが立ちません。全国大会の中止であったり、北海道においても研修会やブロック50周年記念大会の延期といった様々な影響が出ています。
終わりがはっきりとは見えない事から来るストレスを誰もが抱えているせいかそのはけ口として、SNSの書き込み等が象徴的ですが他者の行動や言葉に対して攻撃的な振る舞いや言葉を発する人が増えているように感じます。
この他者に対する攻撃は問題の解決に一切寄与しないばかりか、さらなるストレスを生んでいます。
こういった時こそ他者に対して思いやりを持ち寛容になる事を心掛ける事が大切ではなかろうかと強く感じる所です。
和敬清寂という茶道の精神を忘れず私たち一人一人が実践していく事が益々大切になって来ています。覚悟を持って日々の生活を送り、また和やかに人と向き合いお茶を楽しむ事の出来る日を早く迎えられるよう願って止みません。