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No.130「水のように…」

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〜コラム 〜

コラムNo.130「水のように…」



 「上善如水」は、“最高の人生のあり方は、水のように生きること”という老子の教えを表した言葉です。禅の世界では、“水を人の生き方”としています。
 ここで、「水」について少し掘り下げてみようと思います。
 まず、水は冷やしたり熱したりすると氷や水、水蒸気に変化します。また、中に溶け込む成分によって酸性、中性、アルカリ性になったり、硬水や軟水になったり水質が異なります。
 そして、ものを溶かすことにも長けています。海水には、地球上に存在するほとんどの元素(60種類以上)が溶けています。人の体液は海水に近い成分で構成され、体重の約60%を占めおり、生物は海から生まれたとされています。
 その海は太陽などの光を受け、水蒸気になり雲を作り、雨になります。大地に降り注いだ雨は、地下から湧き水となり、川となり、海へと戻る。水は今も当然のように絶えず循環しています。。一連の過程で緩急や強弱を経て…。

 少しスケールの大きな話になってしまいましたが…身近にある水は生命の源であり、このように七変化する水のもつ能力は無限の可能性があります。私たちにもその可能性があるということなんですね。
 「水」に敬服すると同時に、今後も感謝の気持ちを忘れずに、そして私も潤いを与えられるような人でありたいと思います。

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(雨上がりの職場にて)