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No.200「サ道」を嗜み、「茶道」を考える

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〜コラム 〜

No.200 「サ道」を嗜み、「茶道」を考える



最近サウナにハマっています。

小さいころからサウナは好んで入っていたのですが、近年のサウナブームで一緒に入る人も増え、施設も充実してきたので隙あらばサウナに入っています。
汗をしっかりかき、水風呂で体を冷やしてからゆっくりと椅子に座っていると、日々の仕事やあれこれでごちゃごちゃになった頭の中がスッキリするように感じます(この状態を「整う」と言ったりします)。
またこうして、サウナを楽しむのを突き詰めることを「サ道」と言ったりもするようで。

静かに、じっくり自分の身体と思考と向き合い、他の客を気遣いマナーを守って過ごす。
そんな時間は、茶室で過ごす時のそれと、どこか似ているように思います。

特に、最近ではアウトドアで使用できる「テントサウナ」も身近で使える機会も増え、野外でのサウナ活動(サ活)も。
自然の美しさを五感で感じ、火や、水を操りながら季節を直接肌で感じることができる素晴らしい体験だと思います。

その行いも、自然を取り入れ、時に切り取りながら豊かな空間と時間を作るという茶道の精神に沿ったものに感じたりも。

「現代の時代に沿った茶道」という事を考えるとき、その精神を感じ、伝えていくには、茶室だけでそれを考えるのではなく、外に飛び出して得る経験の中に、茶の精神を見出すということも大事なのかもしれません。

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