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No.87「 欲はほどほどが丁度いい」

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〜 コラム 〜

コラムNo.87「 欲はほどほどが丁度いい」



欲が全くないというのは向上心につながりません。しかし、欲深いことはいいことではありません。とはいっても欲を捨てるということはとても難しいことです。
しかし、欲を少しでも捨てられたらいい結果を生み出すことができるということを、最近身をもって感じる出来事がありました。
先日、青年部行事でガラスの一輪挿しを作りました。
こういった〇〇体験というものをするとき、どうしてもお茶で使えたら…と考えてしまいます。そのため「失敗したくない」「いいものを作りたい」という気持ちが強くなり、柄や形などの面白みがなくなって無難なものになってしまいがちです。
そうするとプロが作ったものよりは当然見劣りしますし、かといって個性的でもないため、青年部のお茶会で披露するときにもっと自分らしいものを作ればよかったなあと悔む経験が何度もあります。
そこで、今回はお茶で使うという欲を取り払い、家でちょっとお花を飾る用として作ることにしました。そうすると失敗してもまあいっかという気軽な気持ちで作ることができました。作品の出来栄えは満足のいくものでした。指導員の方にも「私、この一輪挿し好みだわ」と言っていただきました。
何かをするときに欲が強すぎると考えが凝り固まってしまいがちになります。欲を捨てることは難しいですが、せめて気張りすぎず柔軟な気持ちで物事に挑むことは大切だと改めて感じることのできる体験でした。

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