No.78 「練香について」
〜 連載 学び舎〜
No.78 「練香について」
第51回北海道ブロック研修会の内容は、「練香づくり」
そのため、少しでも事前に知識があれば、より学びにつながると考え、調べさせていただきました。
練香、皆さん、どう読んでいますか?
「ねりこう」と読みます。私は、「ねりこ」と読んでいたので、少しびっくりしました。
練香は、奈良時代から伝統的な製法を伝承されつづけた歴史のあるお香です。
ただ、香道や茶道のような場で使用されるのみで、一般的ではない印象です。
お香の練香は、数十種類の香料を、種々に組み合わせて練り合わせ、それらを型に入れ固め、型抜きして、丸めたもので、現在の工程はほぼ手作りです。世の中に、同じものはないということですね。
大きさは、1㎝ほどで、表面は黒っぽく、しっとりとしていて、かすかに香りがします。
【材料】
・香木、沈香
・丁字・白檀などの自然の香料や人工的な香料
・梅肉や蜂蜜、炭の粉
【使用方法】
平安貴族の生活で使用されていたお香は、薫物(たきもの)と呼ばれ、着物やお部屋への香り付けで楽しんでいたようです。茶道の世界では、炉のなかの灰のうえに置き、じわじわと温めて、静かな香りで茶室を演出するために使います。
【保存方法】
・密閉できるものを使用すると長持ち。冷凍すれば、カビも防げます。
・カビが生えた場合は、その部分だけ削ることが可能
・ひとつの塊にして、必要なときに必要な分のみ使用することも可能
最後に、
今回ご講師いただく松栄堂様のHPには、たくさんのお香の楽しみ方が掲載されていますので、ぜひご覧ください。
参考元
お香の「練香」ってなに? (okou01.com)
練香(ねりこう)の作り方 | 香源 (kohgen.com)
お香のこと - 香老舗 松栄堂 (shoyeido.co.jp)