No.35「長次郎七種」
〜 連載 学び舎〜
No.35「長次郎七種」
長次郎七種とは、初代 楽 長次郎が造った茶碗のうち千利休が名作として選んだと伝えられる七種のことを言います。七種の蓋置同様に覚えておくと良いですね(#^.^#)
銘①大黒
種類 黒
命銘の理由 大ぶりな茶碗であるため
②鉢開
黒
托鉢をするという意味
③東陽坊
黒
利休の高弟で真如堂東陽坊の住職であった東陽坊長盛に
贈られたため
④早船
赤
利休が茶会のため高麗から早船で運ばせたと偽って語った
という逸話から
⑤検校
赤
検校(盲目の僧侶の最上位)に因んで
⑥臨済
赤
山の形を連想(京都臨済宗の五山)を連想させるため
⑦木守
赤
来年もよく実る様にという祈りをこめて、わざと木に
1つだけ残しておく果実から見立てて