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No.11「唐津焼」

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〜 連載 学び舎〜

No.11「唐津焼」




唐津焼は日用雑器としてはもちろん、茶陶としても私たちと密接に関わりのあるものです。
唐津焼は朝鮮陶工の高い技術(蹴轆轤、叩き、登り窯)をいち早く取り入れ、それにより薄くて丈夫な茶陶を作り出しました。また、今までの茶陶は焼締陶やわずかな釉薬を使用し、装飾がへら目や櫛目、彫刻に文様を入れたものが多く、多彩な釉薬表現を持つ唐津焼は人々を魅了しました。
このように朝鮮陶工の技術と釉薬表現を持った唐津焼は様々なバリエーションを生み出し、おおよそ13種類あると言われています。絵唐津、朝鮮唐津はよく耳にしますが、それ以外にもたくさんあります。今回は唐津焼の種類についてご紹介させていただきます。

<絵唐津>
鉄絵具で下絵つけをし、木灰釉や長石釉をかけて焼いたもの。絵は草や花、鳥などが多い。
皮鯨、瀬戸唐津、織部唐津はここに分類されることがある。
<無地唐津>
鉄絵具を使わず、土灰釉と長石釉をかけて焼いたもの。釉たまりを作るものが多い。奥高麗はここに分類されることがある。
<朝鮮唐津>
鉄分の多い黒釉や飴釉と藁灰釉を掛け合わせて焼いたもの。
<黄/青唐津>
木灰釉をかけて焼いたもの。釉薬や素地に含まれる鉄分が酸化炎では黄色、還元炎では青くなる。
<斑唐津>
長石釉に藁灰や木灰などを混ぜた釉薬をかけて焼き、表面に黒や青の斑点が現れたもの。
<黒唐津>
黒釉をかけて焼いたもの。黒いものが多いが飴色や柿色になることもある。
<蛇蝎唐津>
黒釉や飴釉に長石釉を重ねて焼き、釉薬の収縮差により蛇蝎模様が出たもの。
<粉引唐津>
褐色の粘土を使い、素地が乾ききらないときに白化粧土をかけ、施釉して焼いたもの。
<刷毛目唐津>
素地に化粧土を刷毛で塗って焼いたもの。
<三島唐津>
素地が乾ききらないうちに判押しや彫刻文などの文様を施し、そこに化粧土を入れたあと釉薬をかけて焼いたもの。
<二彩唐津>
刷毛目の上に鉄絵または鉄釉と緑釉を組み合わせた絵具で絵を描いて焼いたもの。松の絵が最も有名。
<献上唐津>
藩窯で朝廷や幕府への献上品として作られたもの。胎土は細かく、精製された黒絵の様な繊細な絵や文様に明るい釉調。雲鶴文の象嵌がよく知られている。

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画像はウィキペディアよりお借りしました