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No.33「裏千家北海道茶道会館について」

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〜 連載 学び舎〜

No.33「裏千家北海道茶道会館について」



 札幌で活動している私にとっては身近な茶道会館ですが、大広間が何帖かも知らない・・・。
そこで、茶道会館について少し調べてみました。
現在、当たり前のように存在している北海道茶道会館ですが、実は、その歴史はそれほど長いものではないようです。
 
裏千家北海道茶道会館とは?
「裏千家北海道茶道会館は平成4年9月に北海道における裏千家茶道修道の拠点として、また裏千家宗家直轄の北海道出張所として開館しました。
会館は札幌の中央地に位置し、約600坪の敷地内に第14代家元淡々斎宗匠を偲ぶ「無限碑」に向かい合うように四畳半茶室「無限庵」(又隠写し)と、本館一階には四部屋からなる茶室「嘉祥軒」と「厨房」、二階には「立礼席」「会議室」、三階には97.5帖の「大広間」等からなっています。
 また、無限碑を見守るように淡々斎夫人嘉代子様の強い望みで建造された茶室「無限庵」が静かなたたずまいをなしています。
 なお、無限碑の裏面には嘉代子ご母堂が淡々斎宗匠を偲ばれ詠まれた歌が刻まれています」(裏千家HPより)
1       
< 鵬雲斎大宗匠揮毫 >

 裏千家北海道茶道会館は、札幌の中心部に近い閑静な住宅街の一角に不思議な雰囲気を漂わせて存在しています。
私がお茶を習い始めた頃、既に北海道茶道会館は開館していたため、茶道会館なるものは都道府県に一つ建設されているのだろうと当時は疑いもしませんでした。
後に茶道会館と名のつく施設は京都、東京、北海道の3ヵ所にしか存在しないことを知り驚いたものです。
 また、研究会での「地域によっては大広間などないところが大半。ホテルやホールの舞台上で指導することもあるが、広い会場では後ろの方にいる人はほとんど何も見えない。更に場所を押さえることにさえ苦労している状態。茶道会館がある北海道は恵まれている」との業躾先生のお言葉に、研究会は茶道会館で行われるものだと思っていた私は衝撃を受け、同時に幸せな環境にいる自分の立場に今更ながらに気付くことになりました。
2          
< 春の無限庵 >      

茶道会館で学べる幸せ
「裏千家十四代 無限斎碩叟居士ゆかりの地、北海道の札幌には、その遺徳を偲んで無限碑が建立されるとともに、 茶室「無限庵」が建造され裏千家同門に慕われてきた。
 平成4年、同門社中積年の願いが叶い、茶道会館を建設。練成道場として、また研修のための施設として、多くの同門の要望に応えている。」(裏千家HPより)

11月に行われたブロック茶会でのことです。
次のお席に入るためにお待ちになられていた先生から、茶道会館の建設にあたっては幾度も総本部へ懇請したのだと、当時の様子を少しだけお聞かせいただきました。
もちろん懇請すればどこにでも茶道会館が建設されるものだとは思えません。
幸運にも淡々斎宗匠とご縁があったことやいくつかの条件が整ったことなど偶然が重なっての結果なのかもしれません(申し訳ないのですが、詳細確認しておらず、あくまで個人の想像です)
ただ、上述した「同門社中積年の願いが叶い」とあるように、茶道会館の建設を心から願う先輩方が長年に亘って働きかけ続けてきたことも少なからず影響しているようにも思えます。
そう考えると現在の環境は、当たり前に与えられたものなのではなく、私たちの先輩方の強い思いや願いにより得ることが出来たのだと、茶道会館で学べる幸せに感謝したくなります。

とはいえ、道内でも遠方にお住まいの方にとって茶道会館は決して身近なものではなく、訪れることも簡単ではないだろうとお察しいたしますが、近年は、毎年ブロックでの茶会を開催しております。
年に一度でも、北海道茶道会館へ足を運ぶきっかけになれたなら幸いです。           
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< 茶道会館玄関右手の一本桜 >