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No.49「本物に触れる」

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〜 連載 学び舎〜

No.49「本物に触れる」


 

 新型コロナウイルス感染症の影響で、茶道から遠ざかっている方も多いのではないでしょうか。先日開催した北海道ブロックZOOM茶会では、「久しぶりにお茶やお菓子を購入しました。」「久しぶりに茶筅を振り、やはり茶道が好きなんだなと再確認しました」という感想をたくさんいただきました。

 お稽古が休みになり、研修会等も延期となり、自分でお茶を点てるにはお道具の準備が・・・と、茶道を初めて間もない方は特にハードルが高いと感じている方も多いと思いますが、家でお茶をいただくには、茶筅と茶碗があればいただけるのです。

そこでこだわってほしいものが「真の茶筅」です。「真の茶筅」は裏千家で代々使われている茶筅です。お家元が使っていらっしゃるお道具と同じものです。その茶筅を使うということはとても凄いことだと思いませんか。お家元と同じものを使っているのだと感じながら茶筅を振ってみるとワクワクしないでしょうか。お茶の味も違って感じるかも知れませんね。
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形の違う茶筅。煤竹や白竹と素材の違う茶筅。巻いている糸の色や巻き方の違う茶筅。流派によって様々なものが考案されています。

秋から冬にかけて竹を切るところから茶筅作りは始まります。一本一本手作業で薄く削られた茶筅について学び、触れてみましょう。

茶道経験が間もない方にこそ、本物に触れ学びながら経験を積んでほしいと思います。
(参考 谷村丹後茶筅講座より)