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帯広青年部 チャリティー茶会


9月11日、帯広青年部は、チャリティー茶会をとかちプラザで開催いたしました。

毎年地域や被災地支援のために行っていたチャリティー茶会ですが、今年はコロナ禍に

より開催方式を変えて開催いたしました。完全予約制として1席40分の間隔をとり最大

19名で6席、和室で薄茶立礼席のみのチャリティー茶会でしたが95名のお客様を迎え

行いました。

十勝の秋の景色の中に私たちの想いを込めたお席とし、待合床にはこれからの明るい

未来への期待感から「和気兆豊年」のお軸を掛け、籠に入れた地域の秋の味覚や、今

年の会員研修で直した金継ぎのお茶碗やお皿を飾り本席へ繋げました。

また、兎の形をした主菓子のお饅頭には、青年部のこれからの発展の思いと、この日の

月の別名から「きぼう」とご銘を付け、中には十勝産の牛蒡で作ってもらった餡を使用

しました。

前日準備に関しても、久し振りの茶会という事で時間を十分にとり、昼・夜に分けて

行いました。

終了後には、茶道裏千家淡交会災害救援基金口と帯広市社会福祉協議会赤い羽根共同募

金に寄付をしました。


コロナ禍により中止していたチャリティー茶会でしたが、3年ぶりの開催となり、以前と

比べて、開催状況がまったく違いました。地域の感染者数を確認しながら、日程を決め、

中止の可能性も考慮しながらの準備となりました。感染対策のための完全予約制の茶会

運営は、今までのご案内方法や書類を一新することになり、短期間に作業を詰め込む事と

なってしまいました。

反省すべき点は色々とありましたが、久し振りのチャリティー茶会という事で、来場いた

だいたお客様の笑顔や、お声掛けいただいた事を思い出すと開催できて良かったと心から

感じました。また、チャリティー茶会を通して、会員それぞれが茶会の成功を思って前

向きに行動する姿に、帯広青年部らしさを感じる茶会となりました。


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帯広青年部 臨時総会


8月27日、帯広青年部は、臨時総会をとかちプラザにて開催いたしました。


当初、臨時総会のほかに、会員間の親睦を深めるための会食(サマーパーティー)を行う予定

でしたが、新型コロナ感染者数の高止まりが続いているため、場所を会議室に変更し、時

間も短時間で行いました。

臨時総会では、次期部長として今期部長のSさんが承認されました。来期2期目となるS部

長より現在の帯広青年部の活動や会の在り方と今後の在り方についてお話頂き、その上で

来期役員についての協力のお願いがありました。その後、9月に開催予定のチャリティー

茶会の打ち合わせも行いました。


どこの青年部さんも同様ですが、世代的に仕事に家庭に子育てにとそれぞれ忙しい中、会員

数が減少してくると個人の負担が増えるのは否めません。部長の負担も大きいため、今まで

以上に皆で一緒に協力し、助け合い、そして数年前の地区大会で丹心斎若宗匠のお言葉にも

あった”補い合って”いきたいと思いました。

また、今年度加入した新入会員の理解も深まり、会員間の距離も縮まった有意義な総会と

なりました。在籍年数の長い先輩方が卒業されて、中学生を含めた新入会員が仲間入りする

中、対面行事だけではなくオンラインの手段が増え、新体制への過渡期であると感じると

ともに、今まで通り皆で楽しく活動していきたいと改めて思いました。


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帯広青年部 金継ぎ研修


6月26日、青年部7名で会員研修を開催いたしました。今回は帯広在住で京都で修行した

経験のある間漆工代表M先生を講師として招き、簡易の金継ぎ体験を行いました。


直す物がある会員はそれを持参し、また見つからなかった会員は先生が用意してくれた

欠けさせた豆皿を使いました。初めに欠けている部分をパテで埋め、乾かした後に余分な

部分をカッターで削り、漆を塗って金粉の代用である金色粉を真綿でのせて金継ぎいたし

ました。漆が乾くためには温度と湿度が必要であるため、それぞれ自宅に帰った後に紙

箱や段ボールの中に濡らしたタオルと一緒に金継ぎした物を入れるよう指導を受けました。

次の日には乾くそうですが、念のため2、3日置いておくとより良いと教わりました。

パテの乾燥や早く終わった会員は先生の漆についての話や金継ぎの本などを見て理解を深め

ました。


昨年はオンラインでの会員研修でしたが、今年は現地開催で会員同士実際に会って研修を

行うことができ笑顔の絶えない体験となりました。新入会員も2名参加し、今までなかなか

直接会う事もできなかった会員と色々と話ができ、親睦を深める機会にもなりよい会員研修

となりました。会員からは楽しかったという声が聞こえ、充実した1日でした。

また、青年部で金継ぎ体験をしたという話を聞いた方や直した物を見た方がやってみたいと

いう話になったという事を聞き、青年部の会員研修が良いきっかけになったようで嬉しく

思いました。


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小樽青年部 納涼茶会


コロナ禍において工夫しながら「納涼茶会」を小樽青年部会員で行いました。

会場は小樽市公会堂の南樽軒で実施しました。当日は晴天で、風通しが良く、夏らしさを

感じるとても良い気候で実施することができました。


待合室に飾られていた色紙には「一期一会」とあり、一生に一度だけの機会、出会いに誠

意を尽くして臨むべきであることを表すことわざであり、お客共々が呈茶席を実施できる

ことに感謝の意を表することとなりました。その後、路地へ向かい、茶室に入る前に手と

口を清め、席入りをしました。お花は紫色の桔梗が美しく、フヨウの花も添えられ、白色の

フヨウの花は珍しいと話題になりました。


亭主のお点前が始まり、主菓子をいただきました。主菓子は一会というお店のもので、菓子

名は「願い」、水色と淡い桃色の餡の上に透明の寒天が添えられ、夏らしさを感じるもので

ありました。翌日の8月12日にはスタージューンムーンの満月が観測されるとのことで、

スタージューンムーンは「友情」「平和」「個性」などがキーワードと言われており、小樽

青年部の友情と発展を満月に願いをささげるという意味を込めて「願い」とつけました。

薄茶では夏の涼しさを感じるガラス茶碗を使用し、茶碗の側面からお茶が2層になっている

様子が見えるのが何とも不思議な様子でありました。干菓子もうちわの形に花火の模様があ

る和三盆で、夏を感じられるものでありました。


亭主の美しいお点前とお茶をいただき、納涼茶会にふさわしいお道具を使用し、久しぶりの

お茶席で夏を感じながら楽しむことができました。


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