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札幌第一青年部 和菓子づくり研修行事
去る10月10日(日)、会員のお子様3名を含む総勢22名が参加し、オンライン会議システム(ZOOM)を利用しての和菓子作り研修会を開催しました。
講師には、石川県小松市の老舗和菓子店行松旭松堂の行松宏展様をお迎えし、同店が提供している和菓子づくり体験キット「おけいこばこ」を活用して10月のお菓子「ミレーの落穂拾い(稲穂)」作りに挑戦しました。
「おけいこばこ」には、先生の見本と3個作れる量の三色の餡、金ゴマ、細いストローを数本並べて繋げたもの(ササラの代用品)、菓子切り1本、その他にも先生のお手紙(会員名は直筆)と取扱説明書などが入っていました。
先ずは、先生が手順を説明しながらお菓子を作る手元をワクワクしながら拝見し、各自チャレンジ開始。
黄、白の順に薄く広げて重ねた餡で茶の餡を包み、表面にストローで表情を押付けて完成。
ただ線を描くだけでも個性が表れ、完成品を画面越しに見ていただいた会員は先生から個々に応じたアドバイスを頂戴しました。
また私たちの制作中には、「おけいこばこ」開発秘話や餡へのこだわり、協力者の家族との絆や感謝の気持ち、オンラインのメリットを活かした今後の青年部活動の在り方などを熱く語ってくださいました。
私たちはお話に耳を傾けながら幸せな気持ちでお菓子作りを終え、最後に先生と会話を楽しみながら出来立てのお菓子とお茶をいただき、有意義な時間を過ごしました。
その後は会員だけで交流する時間を設け、一人一人に和菓子を作った感想や研修に参加して楽しかった思いなどを話していただき和菓子作り研修会を終えました。
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釧路青年部 送別の茶事
令和3年11月3日(水)交流プラザさいわいにて、3名の卒業生をお迎えして、これまでの
青年部活動へのご尽力に際しまして、感謝の気持ちを込めて「謝茶」の軸に思いを込めて
釧路青年部で茶事をもってお祝いさせていただきました。
コロナ禍ということで、なるべく手を触れる回数を減らすにはどのような工夫をすれば
いいのか役員で話し合い、懐石料理を点心風に盛り付けたり、千鳥の杯は割愛する代わり
に、あずけとっくりをお一人お一人にお出しするなど、アイディアを出し合い工夫して
行いました。
なかなか茶事に慣れているわけではない、また、コロナ禍でいつもとは勝手が違う中では
ありましたが、釧路青年部のみんなで協力して行うことができました。
茶席では、釧路青年部が優良青年部を2回頂き、御家元様からいただいたお祝いで購入
した棗。ブロック研修会を釧路で行ったとき、大樋先生をお招きした際、みんなでそろ
えた大樋焼きのお茶碗。北海道ブロック創立45周年記念の茶席に設けた「竹」の門を茶席
終了後、各青年部で茶杓を作成できるようにと、送っていただいた竹で作成した茶杓など、
たくさんの思い出のお道具に話が咲いたようです。
卒業生の3名の方々には、これまでの青年部活動へのご尽力に際しまして、心中より感謝
申し上げますと共に、これからも釧路青年部を温かく見守っていただきたいと願います。
3名の卒業生の皆様 誠にご卒業おめでとうございます。
釧路青年部としてはとても寂しいかぎりでございますが、茶事をもってご卒業をお祝いする
ことができましたこと、ご報告させていただきます。
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第33期リーダーシップ・トレーナー 第3回研修 第54回 裏千家青年研修会
2021年7月9日~11日 裏千家宗家において第54回裏千家青年研修会が実施
され、LT出向員として参加いたしました。
徹底した感染対策の中、全国より46名の青年部会員の皆様が参加されておりました。
9日夕方からのオリエンテーション前に、例年であればLT出向員による歓迎の呈茶を
実施しておりますが、感染対策の一環から今年は中止となりました。
代わりに、これまでの自主研修の紹介スライドを会場で流し、参加者の皆様へ歓迎と
応援の気持ちを込めて、お部屋やご自宅で楽しめる様に抹茶とお菓子のセットを配布
いたしました。
丹心斎若宗匠から開講式で「研修の中で1つでいいから得たものを持ち帰って欲しい」
というお言葉を頂戴し、気が引き締まる思いで研修を迎えました。
研修会は、午前と午後2回、計6回、業躰先生から直接ご指導いただく機会を頂戴いた
しました。
業躰先生からのご指導の中で、手順を覚えるだけではなく、お道具一つ一つの歴史
などが分かると、亭主がなぜこのお道具を準備したのか、考えるのが楽しくなるので
勉強してください、とお話しをいただき自身の勉強不足を痛感したとともに、これ
から参加するお茶会などでの楽しみ方を知ることができました。
研修では、4~6名程度のグループに分かれ、毎回グループが変わるため、多くの方と
交流をすることができ、皆様の熱い想いを感じ私自身もより一層茶道に没頭することが
できました。
坐忘斎御家元がご多忙の中、2日目に会場に来て下さり、一人ひとり自己紹介をする
機会を与えてくださいました。
コロナによる行事中止が続き、札幌の献茶式が中止となったことへの残念な気持ちに
寄り添ってくださったり、研修会前日からの豪雨による被害の心配をしてくださり、
優しいお心遣いに感動いたしました。
3日目の閉講式まで誰一人欠けることなく無事に終えることができ、達成感と充実感に
満たされました。
坐忘斎御家元より、「今回の研修では暑かった、足が痛かった、ということしか残らな
かっただろうが、それだけで十分。なぜなら参加しなければ得られない感想だから」と
閉講式でお話しいただきました。
また、坐忘斎御家元ご自身も、「師匠から学んだ事をその当時はほとんど覚えていなかっ
たが、最近になって思い出すことがある。」というお言葉をいただき、今回参加したこと
により今後の糧になることを教えていただき、さらに充実感を得ることができました。