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小樽青年部 納涼茶会
コロナ禍において工夫しながら「納涼茶会」を小樽青年部会員で行いました。
会場は小樽市公会堂の南樽軒で実施しました。当日は晴天で、風通しが良く、夏らしさを
感じるとても良い気候で実施することができました。
待合室に飾られていた色紙には「一期一会」とあり、一生に一度だけの機会、出会いに誠
意を尽くして臨むべきであることを表すことわざであり、お客共々が呈茶席を実施できる
ことに感謝の意を表することとなりました。その後、路地へ向かい、茶室に入る前に手と
口を清め、席入りをしました。お花は紫色の桔梗が美しく、フヨウの花も添えられ、白色の
フヨウの花は珍しいと話題になりました。
亭主のお点前が始まり、主菓子をいただきました。主菓子は一会というお店のもので、菓子
名は「願い」、水色と淡い桃色の餡の上に透明の寒天が添えられ、夏らしさを感じるもので
ありました。翌日の8月12日にはスタージューンムーンの満月が観測されるとのことで、
スタージューンムーンは「友情」「平和」「個性」などがキーワードと言われており、小樽
青年部の友情と発展を満月に願いをささげるという意味を込めて「願い」とつけました。
薄茶では夏の涼しさを感じるガラス茶碗を使用し、茶碗の側面からお茶が2層になっている
様子が見えるのが何とも不思議な様子でありました。干菓子もうちわの形に花火の模様があ
る和三盆で、夏を感じられるものでありました。
亭主の美しいお点前とお茶をいただき、納涼茶会にふさわしいお道具を使用し、久しぶりの
お茶席で夏を感じながら楽しむことができました。
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