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札幌第二青年部 送別茶会
令札幌第二青年部は令和6年12月8日、北海道茶道会館3階大広間にて送別茶会を行いました。今年は1名の会員がご卒業をされました。ご卒業される方は青年部の活動にはなくてはならない存在だっただけにとても寂しく残念ではありましたが、今までの感謝の気持ちをお伝えできればと、皆、いつも以上に気合を入れて準備を進めました。
ところが、お茶会準備の前日、至るところで猛威を奮っていたインフルエンザや風邪が第二を直撃。前日準備に来られる予定だった会員の半数が来られなくなり、わずか6名で準備を行いました。当初は大幅に時間をオーバーすると思われましたが、一人一人が行動し、茶道会館内を走り回り、時間通りに準備を終えることができました。
そして迎えた当日。この日も3名の会員が体調を崩し来られませんでしたが、当日参加した13名の会員で来られなかった会員の役割を担い、心を込めて一碗を差し上げました。お茶会後の卒業セレモニーでは卒業生からのご挨拶に気持ちが温かくなり、また、無事にご卒業される会員をお送りすることができたことに安堵しました。
今回のお軸は「無事是吉祥」。まさに、今回の送別茶会そのものと感じたお茶会でした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━小樽青年部 「古帛紗作り」
令和6年12月15日(日)、小樽市生涯学習プラザにて会員研修「古帛紗作り」を行いました。
今回は一本の帯からおそろいの古帛紗を作成しました。
まずは各々どこの柄がよいか、出来上がりをイメージしながら、裁断する場所を選びました。
それを裁断型の大きさに裁断したら、続いて布地を中表に半分に折り、縫い線型にしたがって縫う作業を進めました。その後は、元型の大きさに合わせてアイロンでキセを作り、布地を表に返して縫い目を閉じ、ついに完成となりました。
皆それぞれの作業に黙々と集中して取り組み、初めての古帛紗作りを楽しみました。
古帛紗の四隅の角を出すのが難しく苦労をしましたが、無事に全員素敵な古帛紗が完成しました。
同じ一本の帯から古帛紗を製作しても、選んだ部分によってそれぞれの柄や雰囲気が異なり、どれも個性があふれていて魅力的な仕上がりになりました。今回製作した古帛紗を今後使っていくのがとても楽しみです。
難しい部分もありましたが、手軽に製作することができるので、ぜひまた皆で古帛紗作りにチャレンジしたいと感じました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━帯広青年部 「卒業茶会・忘年会」
令和6年12月7日(土)、とかちプラザ和室303において今年度で青年部を卒業される1名をお招きし、とかちプラザ和室にて卒業茶会を行いました。
今年はちょうどふたご座流星群が見られる時期と重なっていたり、クリスマスが近かったりしたため、星にちなんだお道具組みを考えました。最終的には卒業生の今後のご活躍と青年部の発展を願い「星に願いを」をテーマにしました。
本席床にはクリスマスの色紙、脇床には「ロケットバウム」というロケットの燃焼実験で使われたエンジンの一部でバウムクーヘンのような見た目のものを置きました。大変珍しいもので、皆で宇宙に思いを馳せながら拝見しました。その他、薄茶主茶碗はクリスマスのもの、蓋置は星と月の形がくりぬかれている陶器のものをあえて使い、主菓子に芽室町まさおか製の「願い星」と、テーマに沿ったもので統一しながらも、あまり格式ばらず、和やかな雰囲気で卒業生への感謝の気持ちを表せたのではと思います。
茶会の後、場所を移し忘年会を行いました。ランチをいただきながら1年を振り返り、互いに労をねぎらいました。また、ビンゴ大会も行い、大変盛り上がった楽しい集まりとなりました。
準備段階からそれぞれ積極的に意見を出し合い楽しい話し合いを行えました。日頃から会員の行事参加率は高く、今回も15名中14名の参加と、青年部の結束の深さを再確認した良い機会となりました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━釧路青年部 「送別の茶事」
今期で青年部を卒業される方々を対象にお茶事を行いました。
送別対象のお客さまは3名。水屋は計11名で準備やお点前をしました。
初炭の後、広い会場に移り、水屋も含めて14名全員でお料理を頂きました。大徳寺弁当と向付、煮物椀を頂きました。その後茶室にて、お菓子、濃茶、薄茶をお客さまに差し上げました。
茶事の形としては、イレギュラーな部分も多かったとは思いますが。青年部のメンバー皆でゆっくり食事をする機会もありませんでしたので、今回皆で食事をしながら、楽しみながら行事を出来たことは良かったと思います。また長年青年部に貢献された先輩部員をきちんとした形でお送りできて良かったです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━北見青年部 「卒業茶会」
令和6年11月24日、北見芸術文化ホールにおいて卒業茶会を開催しました。
卒業性1名と新入会員2名をお招きし、続き薄茶にておもてなし致しました。
本席には今まで一緒に楽しく活動することができた気持ちを込め、「和」のお軸を掛け、また本年最後の茶会となるため、干支である龍のお道具を揃えました。
お菓子は卒業生が大好きな「シマエナガ」の練切りと、俵屋吉富の干菓子をご用意しました。
最後に卒業生が私たちに薄茶を点ててくださり、とても嬉しくなりました。
卒業式では記念品の贈呈と記念撮影を行い、これまで青年部活動にご尽力いただいたことに対する感謝をお伝えすることができました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━帯広青年部 「創立30周年記念慰労茶会」
令和6年11月24日(日)、とかちプラザにおいてOBの方々をお招きして慰労茶会をおこないました。
去る7月に、現役青年部席とOB席と2席設け帯広青年部創立30周年記念茶会を行ったことから、今回OBの方々へ御礼と感謝の気持ちを込めておこないました。
待合には、大徳寺大仙院尾関宗園和尚の名言の書かれた色紙を芳名帳と置き飾り、煙草盆を用意して汲み出しとおしぼりをお出しし、心を整えていただきました。
本席床には、御軸に『和敬清寂』、花入れは青磁で椿に時のものを添え、香合は亀、脇床には福鈴を置き、11月は茶人の御正月ということで、目出度い設えにしました。
また、濃茶主茶碗には松楽の「道の友」や「よろこび」、昨年の会員研修で当時中学3年生の会員が作った銘を「絆」とした茶杓で、棗は「平和の鳩」で、世代を越えて集えることへの喜びや感謝とこれからの繁栄を願い、随所に帯広青年部で受け継いでいる干菓子器や茶碗など懐かしんで頂けるようにしました。
続き薄茶で、主菓子は岩見沢の一久庵のきんとんで銘が「朝霜」、濃茶は北川半兵衛の八雲、薄茶は祇園辻利の長久の白とし、いつも定番だった御製や御詰ではないところで楽しみを工夫し、その後仕出し弁当を囲みながら懇親を深めました。
お茶会をするときにいつも悩まされるのがお道具組で、今回も慰労茶会を準備するにあたり、自分たちの持っている少ないお道具の中から、OBの方々にどんなことを伝えたいか、表現したいかを役員で話し合いました。
以前より、容子奥様が仰っていた"青年部は自由な発想でお茶を楽しんでもらいたい"という御言葉もさることながら、OBである支部の先生の"自分たちがなぜそのお道具にしたのか想いを伝えられればいい。背伸びせず、青年部らしく楽しく"という御言葉を念頭におくことで、悩みながらもベースは崩さず堅苦しくなく楽しみながら準備できていることを再確認しました。
当日は、当初会員は緊張に包まれていましたが、ハプニングもありではありましたが、OBの方々の和やかな雰囲気の中、楽しく充実した時間はあっという間に過ぎていました。また、正しいことをやさしく温かい気持ちで教えていただき、それが会員にとって学びになり、どれだけありがたいことなのかを改めて実感できる機会となりました。
ひとつひとつ行事をしていく中で、それぞれが経験を積み、たくさんのことを得て自分の糧にし、皆で楽しみながらこれからも青年部活動に取り組んでいきたいと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━岩見沢青年部 「子供茶席」
10月27日、まなみーるにて私たち岩見沢青年部の秋の恒例行事の一つである第72回市民の文化祭で子供茶席が開催されました。
岩見沢の市民文化祭は子供茶席では、市内の学校や社中で茶道の稽古をしている中学生までの子どもたちが、文化祭に来られたお客さまにお呈茶をします。今年は、青年部10名と2つの中学校から7名、4つの小学校から6名、青年部会員のお子さんが2名の計15名の子どもの参加があり文化祭を楽しみに来所された方や、出演者の方々など約200名の方がお茶を召し上がってくれました。
茶会が始まる30分ほど前に子どもたちが集合し、お運びする練習をしました。練習の段階では戸惑っている子どももいましたが、お客さまをおもてなしをしていくうちにだんだんとやることを覚えてお運びだけでなく、茶筅振りなど水屋内の仕事のお手伝いも積極的にされ、頼もしささえ感じるほどでした。
また、普段の稽古でお点前をされている子どもたちが、交代して担当し、盆略点前、千歳盆を披露してくださいました。お点前さんは緊張していたようですが、お客さまから「美味しいお茶でした」とのお言葉も聞かれ、頑張っている姿がお客さまにも伝わっていたのかなと感じました。最年少は青年部会員の3歳の子どもさんもおり、小さい子が一生懸命お運びしている姿を見て、目を細めて様子を見守っているお客さまが大勢いらっしゃいました。最後までお点前を見たいとお茶を飲み終わった後も席を離れずに、見守ってくれた方もいて子どもの懸命さを感じていただけてのではないかなと思いました。
今回参加された子どもたちのご家族や、学校の先生もいらっしゃって下さり、子どもたちが堂々と、かつ心を込めてお客さまをおもてなししている様子をご覧いただけたことは、私たち青年部にとっても嬉しいことでした。
毎年感じることではありますが、時間が経つごとに堂々としていく子どもたちの働きぶりに、頼もしさを感じると共に、これからも長く茶道を続けていってほしいなと思った1日となりました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━根室青年部 「根室市文化祭」
令和6年11月2日~4日、根室市総合文化会館にて根室市文化祭が開催され、淡交会根室支部として一角にブースを設け、茶会を開催しました。根室青年部はその内、3日(日)の日を主として活動をしました。
根室の文化や芸術が集う素晴らしき日に、100名近くの客様にお越しいただきました。老若男女問わず地域の方々をはじめ、根室市長もお見えになり、大変賑やかな茶席となりました。また、中学生の子がお客様の前でお茶を点てるなどチャレンジする場面もありました。始めは緊張している様子でしたが、徐々に自信を付け、丁寧にお茶を点てる姿に心を打たれました。
最後になりますが、当日は親支部の先生方にも多数ご協力を賜り、無事に開催することができました。感謝申し上げます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━苫小牧青年部 「青年部茶会」
2024年9月29日に、苫小牧市民活動センターにて青年部茶会を開催しました。
茶会当日が929(来る福)のごろ合わせで「招き猫の日」として制定されていたことから、茶会のテーマを「招き猫」としました。
少人数の青年部であるため、支部の先生方にも協力して頂き、青年部4名・親支部7名の合計11名でおもてなしをいたしました。
今年は49名のお客様がお越しくださいました。
今回初めての試みとして、青年部の全員がお点前と半東を持ち回りで行いました。半東をするのが初めての会員が多く、緊張しましたが大変勉強になりました。
お客様からお菓子や道具組にお褒めの言葉を頂き、大変嬉しく思いました。
今後も青年部でお茶会を開催し、活動を充実したものにしていきたいです。
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小樽青年部 「入会式」
令和6年9月29日(日)、小樽市生涯学習プラザにて新たに小樽青年部に迎えた会員2名の入会式を行いました。初めて利用する会場であったために不慣れな部分がありましたが、お迎えしたお二人に喜んでいただき、嬉しく思いました。
茶席では現会員も新会員も互いにお茶を点て合い交流を深め、過去に青年部会員が作成した交趾焼の銘々皿を利用して青年部も活動の紹介も行いました。また、お菓子は小樽の紹介も兼ねてつくし牧田製の「おたる運がっぱ」と「シマエナガのお茶会セット」を選日ましたところ、可愛くて食べるのがもったいないと皆、食べるのをためらっておりました。これから皆で楽しく活動を行えることが楽しみです。
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北見青年部 「図書館まつり茶会」
令和6年10月6日(日)、遠軽町図書館において5年振り12回目の図書館まつり茶会を開催しました。
爽やかな秋晴れのなか、157名のお客様にお越しいただきました。
図書館が改装され、以前のような設えが出来なかったため、初めて和親棚を使用してお点前をしました。
毎年来てくださっていたお客様に5年振りにお会い出来たり、初めてのお客様にもお茶を楽しんでいただけたりと、和やかな雰囲気のお茶会となりました。
また会場には、再び災害に遭われた能登半島への義援金募金箱を設置し、多くの方にご協力いただくことが出来ました。
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札幌第二青年部 「学校茶道合同茶会」
2024年9月29日(日)、北海道茶道会館において札幌第二青年部・学校茶道合同茶会を開催いたしました。
当日は気持ちの良い秋空が広がり、染川宗里幹事長先生をはじめ、諸先生方、お社中、先輩の皆様など、168名のお客様にお越しいただきました。
今回は「秋麗の茶会」として源氏物語をテーマに開催しました。
青年部席の主菓子は三つの色味が美しい「手鞠」。十二単を連想させる色とりどりの和紙を懐紙に重ね、源氏物語にちなんだ和歌が記された台紙を間に挟みました。薄茶は「琵琶の白」で皆様をおもてなししました。
道具ひとつひとつからも源氏物語に書き記された平安貴族の華やかさや、歌で気持ちを伝える文化、自然の美しさなどを感じ楽しんでいただけるように工夫を凝らし、大変ご好評をいただくことができました。
学校茶道席では、生徒さんひとりひとりが真剣にお点前やお運びに取り組む姿が印象的で、心に響くひと時となりました。
先生方にご指導いただきながら何度も打ち合わせを行い、会員同士で力を合わせ無事に開催することができました。不慣れなところもありましたが、大変勉強になり、思い出深い合同茶会となりました。
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岩見沢青年部 「染物体験」
令和6年8月31日、札幌市の「野口染舗」さんにてハンカチや風呂敷の染物体験を行いました。
まず講師の方の実演を見ながら説明を受けました。
生地のところどころをひもや輪ゴムで縛って染めるしぼり染め、生地を三角や四角に折り重ね、板で挟み染め上げる板ばさみ染めを教わりました。
また生地に関しても性質上、吸い込みが違う事、きなりより白い生地の方が吸い込みが良く発色も良い事なども説明して下さった後、各々見本の作品を見ながら完成の作品をイメージしなが生地を折ったり、縛ったり作業に取りかかりました。
塗料はあらかじめ5種類用意して下さり、それぞれ好きな色、浸け方、時間を考え、染める作業はどんな風に染まるのか興味津々で1人が染める作業を体験していると他の会員も作業を止め見学し、一つの作品が完成する毎に歓声があがり楽しい雰囲気で時間が過ぎました。
昨年の陶芸体験に続き今年もまた唯一無二の作品が増え、着物や浴衣の反物はどのように染めあげているのか学べた貴重な体験となりました。
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釧路青年部 「三者合同茶会」
令和6年9月29日、三者合同茶会を開催しました。
釧路市鶴ヶ岱公園内にある鶴翔庵において、釧路管内の小学生から大学生まで、各先生の引率のもと学生さんを中心に茶道を楽しんで貰いました。席は野点と鶴翔庵屋内の二席で行いました。学生さんの参加者は合計でおよそ60名程でした。
釧路青年部からはお手伝いとして、席の案内と、蹲踞の使い方の手引きをしました。
お手伝いで参加した青年部は皆楽しそうに、若い学生さんたちの案内をしていたと思います。天気も良く、気持ちよい気候のもとで参加者の方々も、野点や鶴翔庵の茶室の雰囲気、お菓子やお茶を楽しんで貰えていたのではないかと思います。若い人たちの多いお茶席は初々しさとエネルギッシュさがあって、これから少しでも茶道に携わって貰えたらと思いました。
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帯広青年部「30周年記念茶会」
今年、帯広青年部は創立30周年記念を迎えました。十勝青年部から帯広青年部へと新体制になってから30年が経ち、被災地支援のために開催されるチャリティー茶会も兼ね、帯広青年部創立30周年記念茶会を開催致しました。今年のお題である「和」にちなんで平和、平穏無事をイメージし、帯広青年部が無事に30周年を迎えられることができたことを記念し本席では「無事」のお軸を掛け、籠に季節の花を入れ、波に千鳥の香合を飾りました。
待合では帯広青年部の今までの活動を振り返っていただけるよう過去の写真等を用いて作成した動画を再生し、過去に研修会で作成した茶杓、金継ぎ、ガラスのお皿、菓子切りを飾り、実際に青年部の活動を直接目で見て味わっていただけるよう創意工夫を図り、当日を迎えました。
今回は30周年記念茶会ということもあり、帯広青年部のOBの方々にもご協力いただき、現役青年部は長板二つ置きで薄茶を、OB席では立礼での薄茶で茶会を開催致しました。今年も現役青年部席では地元の柳月にお菓子をオーダーしました。被災地の方々や地域社会の方々の平和や無事を祈願し、平和の象徴である鳩の羽根をイメージした主菓子をご用意致しました。OB席では能登半島地震の復興祈願を込め、石川県小松市の老舗行松旭松堂のお干菓子を取り入れており、代表である行松宏展様からの直筆メッセージも飾られていました。帯広への感謝の言葉、「負けてたまるか」と力強く書かれた文字に、遠く離れていてもお茶を通して復興支援ができることを強く感じる経験となりました。
OBの方々と交流できる機会は貴重な経験で、今年30周年を無事に迎えることができたのは歴代青年部の方々のおかげであり、現在茶会を開催できていることもOBの方々のお力添えがあってのことだと深く感じる一日となりました。来年はブロック研修会の主管を担当させていただくため、今回の経験を活かし帯広青年部らしい活動ができるよう邁進して参りたいと思います。
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帯広青年部「臨時総会」
8月4日(日)臨時総会をとかちプラザにて開催いたしました。
臨時総会ではことばの唱和、利休居士道歌の唱和、黙祷、青年部綱領の唱和を行い、今期部長の推薦のもと参加者全員の拍手をもって次期部長が決定致しました。
次期部長の就任にあたり今期部長より「それぞれが部長と同じ立場になった気持ちで取り組んでいただきたい」とお言葉をいただきました。また、次期部長より挨拶を頂載し、その他の役員については次期部長に一任され、後日通達されるという流れになりました。
新型コロナウイルスもまだまだ収束したとは言えない状況ですが、少しずつ元の日常に戻りつつあります。帯広青年部は少しずつ会員数が増えていますが、全員が役員を担わなければいけない現実もあります。今期部長の「それぞれが部長の立場に立って」というお言葉を胸に、次期部長を支え、今後も活動に励んでまいりたいと思います。
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北見青年部「草木染め講座」
令和6年9月1日、トンボが舞い始めた秋晴れのなか、北見市在住の染織家で私たち青年部の先輩を講師にお迎えし、端野町公民館にて「草木染め講座」を行いました。
まず「色が見えるしくみ」「色の名前の歴史」「物が染まるしくみ」などについて学習し、色を定着させるには科学の知識、思い通りの模様を描くには数学の知識が必要になるなど新たな発見がたくさんありました。
その後、玉ねぎの皮でハンカチを染める実習に入り、本来は3日ほどかかる工程を数時間に短縮した「超早業玉ねぎ染め」を先生から教えていただき、みんな思い思いの仕上がり模様をイメージしながらハンカチを縛ったり輪ゴムで結んで玉ねぎの皮と一緒に煮込み、一日で作品を完成させました。
最後は一番気に入った作品を手に持って集合写真を撮影し、終始和気あいあいとした雰囲気で素敵な製作体験をすることができました。
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北見青年部「チャリティー茶会」
雨上がりの新緑が鮮やかに感じられる5月26日、まちきた大通りビルParabo(パラボ)にて、青年部と学茶の合同で、5年振りに第21回目のチャリティー茶会を開催致しました。
パラボでの開催は今回が初めてであったため、手探りの中での準備を進め、当日を迎えました。
同じフロアで「江戸下町賑わい大市」が行われていたこともあり、大変多くのお客様にお越しいただきました。皆さまのご協力のおかげで募金も過去最高額となりました。
この度の募金は、能登半島地震で今もなお困難な立場におられる方々へ、少しでもお役に立てるよう思いを込めて寄付をさせていただきます。
また、北見緑陵高校と北見藤高校の生徒さんの堂々としたお点前やお運び、水屋での働きのおかげで和やかに茶会を進めることができました。
素直で意欲的で、こちらの気遣いもしてくれる生徒の姿に、私たちも良い刺激を受けました。
お客様から「とっても美味しかったよ」「素敵なお点前でした」と声を掛けられている姿が印象的でした。
心残りや反省点も多々ありますが、とても良い経験をさせていただきました。
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岩見沢青年部「茶会」
6月22日(土)第1回北海道地区交流会の後に青年部主催による茶会をリモート会場と同じ岩見沢のまなみーるにて開催しました。
コロナ禍以降の大寄せの茶会は約5年ぶりでした。1席最大20名で事前に席入り時間をご案内し、5席設け支部役員・会員の方、また市内の中学校・高校の茶道部の生徒さん、顧問の先生など計83名のお客様にお越しいただきました。
前回の大寄せ茶会から年月が経ち、お茶会を進める方法を思い返し、また席入り時間の設定など過去に行っていない事などもあり親支部の先生方にご指導、ご助言をいただきながら進めていきました。
今回の茶会テーマは「再会から未来へ」とし青年部茶会を通して再び皆さんとお会いして一服をおもてなしできる喜びと会員皆で未来に向かって一歩一歩進んでいこうという思いを込めた一席になるよう「歩々清風起」のお軸をかけ、茶杓の銘は「未来」、御菓子は平和と幸運の象徴の「鳩とクローバー」を用い、お客様からも温かいお言葉をいただき和気あいあいと和やかな雰囲気のお茶会でした。
当日欠席の会員には抹茶や御菓子の選定や注文に携わっていただき、新入会員の学生2名は入会後初めての行事となり会員が色んな形で参加できたお茶会となりました。
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帯広青年部「ブロック研修会前礼」
来年7月12日(土)に帯広青年部主管で第53回淡交会青年部北海道ブロック研修会が行われる事が決まり、7月14日(日)に前礼としてブロック三役5名の皆様を帯広にお越し頂きました。帯広支部から幹事長先生、副幹事長先生にもご出席いただき、帯広青年部の会員も合わせて当日は総勢14名でとかちプラザに集まり、来年のブロック研修会に向けて有意義な交流をする事ができました。
午前中にブロック三役の皆様には来年の会場でありますとかちプラザの各部屋を見学していただき、午後から支部の先生と帯広青年部会員も一緒にこれからの流れなどを確認し情報の共有をする事ができました。これから一年をかけ、少しずつ準備を進めることとなります。北海道ブロック、親支部、そして帯広青年部とお互いに協力し合いながら魅力あるブロック研修会となるよう尽力したいと改めて感じた一日となりました。
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釧路青年部「茶筅塚供養」
親支部行事の茶筅塚供養(日頃使用しているお道具、茶筅対して感謝と供養)に際して、呈茶席が本行寺内にて設けられました。席主の依頼により、青年部に声がかかり、お手伝いをさせて頂きました。
青年部からの参加は5名。呈茶席は計2席、お客様は計60名弱。青年部は設営等の準備、席中はお手前とお運びをさせて頂きました。
まだ、茶道をはじめて間もない青年部会員もいましたが、皆それぞれ気を利かせて動いてくれていたように感じます。しかしまだまだ不慣れな部分も多く、お茶碗を引くタイミング等、手際の悪い部分もありましたが、親支部の先生方の指導の下、2席を無事終えることが出来ました。
色々と勉強をさせて頂きながら、楽しく出来たのではないかと思います。
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「第52回淡交会青年部北海道ブロック研修会」を終えて
5月11日(土)、北海道ブロック研修会を開催しました。当日はご来賓の皆様、全道各地から幹事長先生並びに支部の先生方、青年部会員の皆様にご参加いただき、研修会が無事に終了できましたことをご報告いたします。
今回の研修会は、札幌での現地開催と各青年部に設けていただいたサテライト会場とを、双方にオンラインで繋ぐハイブリッド形式で行いました。現地会場では、支部の先生のお力添えのもとお呈茶を行い、ハイブリッド会場でも一緒にお呈茶が行えるよう、現地と同じお茶とお干菓子を送らせていただきました。
研修Ⅰでは、総本部より総本部報告をいただき、青年部の現状と今後の展望など、活動の意義を再び確認し、決意する機会をいただきました。また青年部全国委員会委員長より、青年部と学茶の連携について、つながりを持ち、深めるためのヒントをご自身の経験からお話しいただきました。L・T出向員からの報告では、熱意溢れる研修報告と、御家元のお話で触れられていた「和」という言葉についてが話され、改めて「和」について考えさせられました。
研修Ⅱの「茶道における竹の役割」では、三木竹材店社長の三木崇司先生を講師に迎え、竹の種類や材質、制作されたお道具など竹にまつわる様々なご講演の後、竹の菓子切りづくりの実技を行いました。自分で竹を削りオリジナルの1本を作るという、ものづくりの楽しさを実感できる時間となりました。
今回のハイブリッド方式による開催で、遠く離れていても同じ時間を共有することの大切さ、オンラインを通じたコミュニケーションの新たな可能性を感じることができました。本研修会にご出席いただいた皆様、そして支えてくださった全ての方に感謝を申し上げます。
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帯広青年部 和菓子作り体験
令和6年3月9日(土)、柳月スイートピアガーデン菓子工房にて会員研修を行いました。
今回の和菓子作り体験は、梅と桜の練り切りと桜餅の3種を各2つ作らせていただきました。講師の先生のデモンストレーションの後、3名ずつのグループに分かれ、それぞれのテーブルで作りました。必要な道具を人数分用意していただいたおかげで、皆が一斉に同じ作業をすることができました。
「梅」は、まず白い生地を薄くのばしたものでピンク色の丸い生地を包み、また薄くのばし、餡を包み丸めます。それを茶巾で包み、丸の下の部分を指で斜めにひねり、へこませ、黄色い餡を裏ごし器に押し当てて細かくしたものをしべに見立ててのせます。花びらの部分は、スプーンの縁を使い3か所に切り込みを入れ、形づけました。指でつまんで花びらを作り、また三角棒や菓子切りを使い形を整えていきます。中央に小さい球型の黄色の生地をのせ、完成です。
「桜餅」は苺を餡で包み、更に道明寺粉で包んだものを桜の葉で巻きました。蒸された道明寺粉を伸ばす時にどんなに手を湿らせても道明寺粉がくっついてしまうので皆苦労したようですが、時間内で完成させることができ、楽しい研修となりました。
同じ材料や道具を使い、先生の丁寧なわかりやすいご指導の下で作っても、お手本通り作るのが大変難しく、それぞれの感性が生かされた個性的なお菓子が出来上がりました。それぞれ可愛らしく、食べるのが惜しいほどでしたが、大変美味しくいただきながら和菓子の奥の深さに思いをはせました。
普段のお稽古や、お茶会でいただいているお菓子を思い出しますと、同じ形のお菓子を手作業で大量に作ることや、同じ材料を使っても色やその配分、形を変えることで季節や風物詩を無限に表すことができるのは職人の皆様の技術力と発想の豊かさのおかげだと思うと、次回お菓子をいただくときにはもっと感謝の心をもって味わおうと思っています。このような貴重な経験をさせていただいたことで、会員同士の結束がより深まったように思います。
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釧路青年部 令和6年度定期総会
茶道裏千家淡交会釧路支部、学校茶道、青年部総会を行いました。参加者は支部長や幹事長含め合計33名程です。
釧路支部、学校茶道、釧路青年部それぞれの、令和5年度行事報告、決算承認、令和5年度監査報告、令和6年度行事計画案、収支予算案等を話し合い、決議しました。
開式の辞の後、道歌の唱和、ことばの唱和、黙祷、役員挨拶、幹事長挨拶等、行いました。
コロナ禍も落ち着き、沢山の行事が今年はありますので、楽しみながら、色々な行事に参加、また運営をしていかなければと思いました。
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北見青年部 令和6年度定期総会
令和6年3月10日(日)、北見芸術文化ホールにて親支部の総会に続いて、北見青年部定期総会を開催いたしました。
開会に先立ち、昨年11月にご逝去された前支部長に黙祷を捧げ、ご冥福をお祈りいたしました。
総会では、会場にスクリーンを設置し、昨年の活動の様子を映し出しながら、令和5年の行事報告および決算報告をしました。先生方にご覧いただき、大変喜ばれました。続いて、令和6年の行事予定や収支予算等の報告をし、いずれも滞りなく承認され無事に総会を終えることができました。
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旭川青年部 令和6年度定期総会
令和6年2月18日に旭川青年部定期総会を開催したことから報告致します。
昨年度に続き対面にて開催し,出席者は15名(親支部5名、青年部会員9名)でした。
総会前のお呈茶では、能登半島の被災地に想いを寄せ、私たちにできる応援をさせていただきたいと金沢のお菓子をご用意し、全国代表者会議にてお土産としていただいた小山園の清浄の白でおもてなしをさせていただきました。
開催に当たり幹事長先生から青年部活動を励ますお言葉をいただき、議事では令和5年度の行事報告、会計決算報告及び監査報告、令和6年度の行事予定案、予算案について承認を得ることができました。
また、4年振りに総会後に新年会を開催し、先生方に青年部会員を知っていただくことや初めて会う会員同士の交流を目的として、一人ずつ自己紹介を行いました。茶道を始めた経緯やお稽古の楽しさなどをそれぞれが語り、新たな一面を知ることができました。
このような機会を通じて会員が少しずつお互いを理解し合い、支え合う仲間となっていくきっかけになることを願っています。
令和6年3月10日
旭川青年部
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帯広青年部 総会・新年会
令和6年2月18日(日)、令和6年度の総会・新年会を行いました。
部長より、今年度の活動についての抱負や全国代表者会議のご報告、令和5年度行事報告、令和6年度行事計画についてお話しいただきました。また、会計より令和5年度収支決算、令和6年度収支予算について、各会員より令和5年度中の行事についてそれぞれ報告を行い、総会は出席者全員の拍手を持って承認されました。
今年は総会の他に、4年ぶりに新年会を対面で行うことが出来、新入会員2名をお迎えして食事をしながら和気藹々とした時間を過ごすことが出来ました。それぞれが仕事や勉学、子育てに忙しく過ごしている状況ではありますが、年間テーマの通り、お茶を通して笑顔の和を広げていけるよう私たちも笑顔で帯広青年部らしく活動していきたいと感じる1日となりました。
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ブロック研修会ご案内状発送作業完了のご報告
こんにちは、札幌第三青年部です。
2月中旬、札幌市のちえりあにてブロック研修会の案内状の発送作業を行いました。集まった部員7名と、卒業された先輩のご支援のおかげもあり、袋詰めや切手貼りなど、テキパキと作業は進み、午後早い時間に無事終了いたしました。
今年のブロック研修会は、京都から講師をお招きし、茶道に深くかかわる竹についてのお話を伺い、菓子切り1本を制作いただけます。ケース付きの素敵な仕上がりで、ご自身で削った愛着あふれる1本が作れることと思います。案内状には制作していただく、菓子切りの完成サンプルを掲載しています。竹の種類も3種類から選ぶことができますので、申し込み時にご選択ください。
これまで51回にわたり繋いできたブロック研修会のバトンが次に繋がるよう、青年部で知恵を出しあい、開催準備を進めて行きたいと思います。
案内状はもうすぐお手元に届く予定です。北海道各地から皆様のご参加をお待ちしております。
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札幌第三青年部 ブロック研修会前礼を終えて
2月11日、札幌市エルプラザにて、ブロック三役、札幌第三支部の先生方にお集まりいただきブロック研修会の前礼を行いました。
会場やスケジュールなど基本事項をブロック三役の方からご説明いただいた後、ハイブリッド開催で準備すべきことや課題を共有する、積極的な意見交換の時間となりました。
呈茶についても、ご意見を伺えたことで、おおまかな分担や整理ができ、具体的に進めるための下準備が整ったように思います。
親支部の先生方、青年部の皆様、ブロック間交流で訪れてくださる方々と実りある研修会を迎えられるよう、手を取り合い準備に努めて参りますので、たくさんのご参加をお待ちしております。最後にまだ雪の深いなか、先生方、ブロック役員の皆様にお集まりいただきまして、有難う御座いました。