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札幌第一青年部 研修行事
6月18日(日)、研修テーマを「茶杓削り体 験~自作の茶道具を作ろう!」と題して札幌エルプラザにて開催し、20名の会員が参加しました。今回、講師として茶杓教室・茶道講座を行われている宮腰信博先生をお迎えいたしました。
最初に、「茶杓講座」として先生が作成された資料とスライドを使って丁寧に講義してくださいました。点茶法の変化、茶書の古典に見る茶杓、茶杓の源流、茶杓の拝見についてなど、茶杓の歴史を視点とした茶道具・茶人・歴史人物の関係を引用された資料も豊富で、先生の解説に参加会員も感銘を受けた様子でした。
その後、「茶杓の削り方」を説明いただき、今回は茶杓削りの手順の「切断→割り→浸し→曲げ→削り→仕上げ」の中から「削り→仕上げ」を行う実習となりました。まず前半は、「粗削り」という大まかに切り出し刀で黙々と削る工程を行いましたが、初めて作製する会員からは「どこまで削れば良いの?」や「削り過ぎた!」などの声が、経験者の会員からは「ここを削れば良くなるはず。」や理想を求めて奮闘する声があり様々でした。事前に経験者と初心者が同じテーブルになるように座席指定し、5グループに分けて実践したため、助け合いながら交流も容易に行われていました。後半の「細部削り→成形→仕上げ→磨き→完成」の工程となると各自進行に差が出てきていましたが、先生が一人ずつに細やかな助言や手直しもしてくださり、時間が迫り完成間際になると「皆さん最後まで楽しみましょう。」と励ましのお声をかけていただいたおかげで、会員も楽しみながら時間内に完成することができました。
それぞれ完成された茶杓を拝見し合い、様々な声が聞けて共に活動することで、他の会員 の想いにも触れることができました。今後の青年部活動でも、共につくる楽しみを持って いただけたらと思います。