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札幌第一青年部 卒業のつどい
11月28日(日)、北海道茶道会館3階大広間にて令和3年度「卒業のつどい」を開催しま
した。
卒業を迎えられる3名のうち2名にご出席いただき、会館は部長と担当委員会での少人数
でのお茶席を設け、他の会員はZOOMでの参加によるハイブリッド形式で、総勢25名が
での参加しました。
青年部で久しぶりに穏やかなときをともに過ごせる「福」に感謝し、お軸は山田恵諦和尚筆
「和気生百福」、茶杓はご縁で播磨青年部会員さん作の銘「笑(えみ)」を使わせていただ
きました。
濃茶席の茶入は瀬戸肩衝、お茶は鵬雲斎大宗匠御好の星野製茶園製「星友の昔」、主菓子は
たねや製「斗升最中」を以前に青年部で行った金箔貼り研修にて作成した銘々皿を用いて
お出ししました。
薄茶席ではお茶は坐忘斎御家元御好の同じく星野製茶園「舞之白」、干菓子は開運堂製
「真味糖大島」を卒業生の干支にちなんで懐紙に亥を飾り付けてお出しし、卒業生からも
“可愛らしい”との感想をいただきました。
ZOOM参加の会員にも同じ主菓子、干菓子と抹茶スティック(星野製茶園「八女・星の
抹茶」)、懐紙を送付し、オンライン上でもお茶席を感じられるよう4台のカメラと2台の
PCを駆使して映像を切り替えながら、一緒にお茶やお菓子をいただいてもらいました。
また卒業生からもZOOM参加者の顔が見えるようスクリーンを設置し、ZOOM画面の共有を
行いました。後述のレクリエーションともども音響やカメラ調整など手探りの部分も多々
ありましたが、これまでのオンライン行事の経験を活かした進行を試みました。
茶会後のレクリエーションでは茶道関連の言葉によるビンゴを行いました。PC画面を共有
しながら参加者全員が参加できるよう工夫し、オンラインと現地との隔たりも忘れてしまう
ほどの盛り上がりでした。卒業生からは「最後に会館で皆さんとお茶をいただけたことが
何よりうれしい」とのお言葉をいただき、卒業生とのこれまでの活動を改めて振り返ると
ともに、今後に向けての新たな挑戦ともなった一日でした。