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札幌第一青年部 卒業のつどい

札幌第一青年部 卒業のつどい

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11月24日(日)、前日までの寒気が嘘のような暖かさに包まれるなか北海道茶道会館1階嘉祥軒にて「卒業のつどい」を行いました。青年部を卒業する5名のうち、4名含む38名の参加者で執り行いました。
例年よりもやや早い11月の開催ということもあり、待合の短冊には小林太玄老師筆「時雨洗紅葉」を掛け、現会員によるお茶席も秋の終わりから冬の始まりを告げる趣向としました。お軸は鵬雲斎大宗匠筆「松花伴鶴飛」、濃茶席の茶入は瀬戸肩衝、茶杓は本日のひとときを青年部活動の思い出を語り合いながら楽しんでいただきたいと、銘を「想ひ出」と付けました。主菓子は秋の終わりをイメージして「深山錦」とし、会員が手作りしました。
続き薄茶では薄器には卒業生が羽ばたいていくような5羽の鳥が描かれた金輪寺の群鶴蒔絵を取り合わせ、また菓子器は青年部の蒔絵の研修で会員が制作した干菓子器を用いました。懐かしい青年部活動の思い出とともに、卒業生を送り出したいという会員の気持ちのこもったお席となりました。干菓子も会員手作りの生落雁と雲平でそれぞれ銘を「六華」「柚の香」とし、参加者からは”可愛らしい”といった感想が聞かれました。
茶会後、レクリエーションとして茶道に関する問題を出題したクイズとビンゴを実施し、どちらの企画も熱気と笑顔に満ちたものとなりました。最後に参加された卒業生から青年部の思い出や現会員へのメッセージをいただき、卒業のつどいは終了となりました。
卒業生たちとのこれまでの活動を改めて思い起こし、感謝と今後の青年部活動の糧となる力をいただいた一日となりました。
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