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札幌第一青年部 天使の園訪問

札幌第一青年部 天使の園訪問

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10月6日(日)、会員20名で北広島市の聖母会児童養護施設「天使の園」を訪問いたしました。本行事はマナーやお茶の心を学んでいただくことを目的としたものですが、例年、私達の訪問を楽しみにしてくれている園生も多く、今年も幼児から高校生に先生を加えた41名が参加してくれました。
今年は、「ハロウィン」をテーマに、体育館の中央にはお床に見立てたホワイトボードへ「喫茶去」の短冊を掛け、テーブルに置いた手桶の花入れには、秋明菊、ススキ、紫式部の実の三種を入れて季節を感じていただこうと準備を整えました。会員が拍手で迎え入れると元気よく入場してきた園生たちですが、開会式での園長先生のお話や青年部部長の挨拶が始まると真剣に耳を傾けている様子が印象的でした。
最初に、盆略点前でデモンストレーションを行いました。園生にも次客、三客として参加していただき、正客役の会員に教えてもらいながらお辞儀やお茶の頂き方を披露しました。他の園生と青年部会員が真剣に見つめる中、少し照れながらお茶を頂く姿は大変微笑ましいものでした。続いて5つのグループに分かれてお箸の使い方を学んでいただき、その後、会員の呈茶で実際に縁高から黒文字を使って「栗ひろい」と銘のついた主菓子を取って貰いました。練習では上手に扱えていたのにお菓子を掴む場面になると四苦八苦する子もいたようですが、普段何気なく使っていたお箸を正しく使おうと意識する良いきっかけになったのではないかと思います。最後は、園生同士でお茶を点て合い、中学生や高校生には帛紗捌きにもチャレンジしていただきました。
園生の中には、この日行われていた札幌マラソンに午前中参加してから急いで園に戻り本行事に参加してくれた子もいました。疲れた身体で参加してくれるほど楽しみにしてもらえていたことを知り、とても嬉しく思うと同時に今後もこの活動を継続していこうと強く思いました。
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