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北見青年部 教養講座

北見青年部「教養講座」

今年度の北見青年部教養講座は「畳について学ぼう」とのテーマで開催致しました。
4月28日(土)、北見市にあります有限会社関畳店の専務兼3代目畳職人の関良政様を講師に講和や工場見学、ミニ畳作りを体験させて頂きました。当日青年部会員は11名参加し、終始和やかに楽しい雰囲気でした。

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現在では畳作りも機械化が進み、概ね機械での作業であっという間に一枚が完成しました。
関様のお話よると、昔はどこの家にも和室があったため畳の大きさが皆同じでした
が、現在では間取りに合わせて採寸した畳を作成されているとのことです。
現代人は洋室での生活が増えていますが、畳屋さんは需要に合わせた柔軟なお仕事をされているのだと知りました。熱く畳作りに向き合う姿に「職人」を感じました。
畳の表面を「畳表」と呼びますが、いくつか種類があるようです。
国産のい草(9割が熊本県産)、中国産のい草、和紙を用いたカラー畳などデザインや用途によって組み合わせることができ、こちらも現代人の多様な生活スタイルによって使用することができると思います。
またミニ畳作りでは、上記の畳表の他に「畳縁」のデザインも選ぶことができ、参加者それぞれ好みの物を選んで作成しました。
い草を用いた和室らしいもの、ピンク色のカラー畳を用いた華やかなものなど個性に合った作品が完成しました。いざ作ってみると畳表や畳縁がたわまないように力を入れる必要があり、なかなか大変な作業でした。指導して下さった関様からは、畳縁の角を綺麗に織り込むように言われておりました。
作業工程で1番難しかったですが、職人としての細部までのこだわりを感じました。
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茶道をするにあたり畳は当然のように側にあるものです。茶室には様々なお茶道具、お花、掛物などがありますが、畳も茶室の中では主役なの
だと思います。
お茶一服頂くにとどまることなく茶室を見て、感じて、触って楽しみたいと思いました。
そして作り手の方々に感謝しながらお茶お稽古にまい進していきたいです。

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2018年06月12日