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北見青年部 第5回ぼんちまつり茶会

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7月21日(日)、地元の老舗菓子店のお休み処にて「ぼんちまつり茶会」を開催いたしました。今年は天候にも恵まれ、大勢の方に来ていただくことが出来ました。
今までは御園棚でのお席を設けてまいりましたが、雰囲気をがらりと変え畳を敷き、千歳盆でのお点前を。千歳盆の由来をお話しした際には、興味深く耳を傾けて居られました。今夏は猛暑でもあり、さわやかな風を感じ涼しんでいただけたらと【涼風颯々聲】の短冊を。毎年来て下さる方、遠方より足を運んでくださる方、時間前から楽しみにして並んでくださる方から、「楽しかった」「美味しかった」「雰囲気がよかった」などたくさんの笑顔、喜びの声を掛けていただき幸せな気持ちになりました。
『広げよう みどりの根 ~未来に向かって輝こう~』、北見青年部の年間のテーマです。この先も、このお茶会がたくさんの方に喜ばれるよう広がるよう精進して参りたいと思う一日でした。
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空知青年部 第3回子供茶道教室を終えて

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令和元年7月28日(日)、滝川市文化センター2階にて「第3回子供茶道教室」を無事に実施することができました。前日まで雨模様が続きお客様の出足が気になりましたが、当日は久々の晴天で暑いくらいでした。幼・小・中・高生と保護者等、合わせて106名の参加がありました。
「茶道の歴史」「お菓子づくり体験」「マナー教室」「呈茶」の4つのコーナーを、スタンプラリー形式で回っていただきました。歴史のコーナーでは、パネル展示の説明や道具の展示、作法のDVDを見ていただきました。お菓子づくりのコーナーでは、昨年空知青年部で研修した行松前全国委員長直伝のすはまの生地を使って、好きな形に作っていただきました。この行事のメインでもあるマナー教室ではお菓子の食べ方、お茶の飲み方、お茶の点て方を覚えていただきました。呈茶では、この日学んだことを実際の茶席で体験していただくという内容でした。
アンケートの結果から、「何が一番楽しかったですか」の設問に対し「干菓子作り」46%、次に「呈茶」29%の方が答えていました。今回とは違う和菓子を作ってみたいという感想が、多数寄せられていました。呈茶では傘と赤い毛氈、春秋棚に本物のお道具を並べた設えが、子どもたちにとって初めてお茶にふれる感動の体験だったのでしょう。「お茶の歴史をもっと詳しく知りたいです。」「ちょっと習ってみたくなりました。」などの感想もありました。また、カメラを首にかけノートと鉛筆を持って熱心に説明を聞く子どもの姿がありました。今回の子供茶道教室をきっかけに、茶道人口が増えることを期待します。
青年部入会5年未満、大きな行事を迎えるのは初めての会員がほとんどの空知青年部でしたが、心を一つにして乗り越えることができました。北海道ブロックのみなさんと支部の先生方の支えと、会場へお越しいただいた皆様のおかげです。ありがとうございました。
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苫小牧青年部 地区大会に向けての合同研修会

日時:7月21日(日)
場所:市民活動センター・ギャラリー

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2020年9月26・27日に苫小牧で開催される地区大会に向けて、茶道部に所属する生徒さんと、合同研修会を開催しました。
近隣の高校4校が参加し、学校茶道連絡協議会に所属する先生・青年部と共にお点前やお運びの練習を行いました。青年部によるデモンストレーションを行った後、実際に学生の皆さんが実践。練習を重ねていくうちに、みるみる上達していく高校生の姿を見て、「好きこそ物の上手なれ」とはまさにこのことだと実感させられました。
来年、再度研修会を予定しており、成長した姿をみられることが楽しみです。来たる地区大会に向け、一致団結して準備してまいります。
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小樽青年部 茶会

2019年07月31日
小樽青年部 茶会

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令和元年6月23日(日)、小樽市公会堂にて小樽青年部主催の茶会を開きました。1席目に米山小樽支部副支部長と小樽支部教授会の先生方、2席目に当青年部のOBの方々、3席目に市内の高校生・お茶に興味のあるお子様と保護者をお呼びし、1・2席目で続き薄茶、3席目は薄茶席でおもてなし致しました。
本床には、坐忘斎御家元御染筆の「松聲含慶音」の短冊。濃茶碗は宗家研修にて製作体験した折の楽茶碗(吉村楽入釜)、薄茶碗にはナショナルコンファレンスの記念茶碗・潮青年部20周年記念の時に作成した茶碗。茶杓は、こちらもナショナルコンファレンスにて萩青年部の方からいただいた銘「道しるべ」、茶筅は令和元年5月に行われたブロック研修会で、講師の谷村丹後先生より指導を受けながら糸かけ体験をし作成した茶筅、菓子器は体験行事にて作陶したもの、その他部員が作成したお道具も取り合わせ、小樽青年部らしい茶席を作ることが出来ました。
少ない人数での準備や当日の動きは試行錯誤の連続でしたが、先生方からのアドバイスやご協力、OBの方からの温かい応援、当日ご出席くださいました皆様の「楽しかった」というお声もいただき、青年部にとって大変有意義で学ぶことがたくさんある1日となりました。この度の経験を糧に、今後の小樽青年部活動がより良いものになるよう、益々努力を重ねていきたいと感じております。
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北見青年部 教養講座報告

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今年度は「巻紙に書く茶の湯の手紙」をテーマにし、毛筆で巻紙に書くことを挑戦しました。5月12日・6月8日・6月16日の3日開催し、多くの青年部会員が参加することができました。
多くの会員が毛筆で文字を書くのは、学生の頃の書道の授業以来で、はじめはどのように書いて良いかも分かりませんでした。指導して頂いた先生によると、「筆と紙の相性」「全体のバランスのよさ」「文字の流れ方、スピード感」などが綺麗に書くコツとのことでした。一般的な半紙と巻紙では墨の滲み方が違い、力加減なども難しかったです。1回2時間程度の時間で行いましたが、みんな集中して取り組み、あっという間に時間が過ぎてしまいました。巻紙に最後まで書き上げることは時間が足りず出来ませんでしたが、貴重な経験をさせて頂きました。
今回、巻紙に触れる経験をさせて頂いたので、何かの機会に相手への思いを込めて実践してみたいと思います。巻紙を頂いた際にも、送り主がどのようにして作成したか想像して楽しむことが出来そうです。
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第50回山陰ブロック研修会・山陰ブロック50周年記念大会

日時:令和元年6月29日・30日
場所:国際ファミリープラザ・ANAクラウンプラザホテル米子
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6月29日・30日と鳥取県米子市で行われた第50回山陰ブロック研修会・山陰ブロック50周年記念大会に、北海道ブロックからブロック間交流として参加させていただきました。
初日は第50回山陰ブロック研修会として、総本部報告や全国委員会助言、研修では「第31期LT出向員報告」や米子青年部による「優秀青年部受賞報告」、法勝寺焼きの絵付けのワークショップが行われました。その後、懇親会から千敬史様が参加され、山陰ブロック50周年記念大会となり、地元の中学生・高校生による米子がいな太鼓や歴代ブロック長のご挨拶などが行われ、とても盛況のなか1日目が終了いたしました。
2日目は50周年記念大会の式典から始まり、千敬史様座談会、記念茶会がありました。座談会も記念茶会も山陰ブロックの想いがたくさん込められており、青年部の歴史の深さや熱さを感じることができました。初日の研修会で、優秀青年部受賞報告をしてくださった長田部長が「親先生に気にかけてもらえる愛される青年部を目指している」とおっしゃっていた言葉通り、親先生と青年部会員の皆さんの距離がとても近く、とても温かい雰囲気の研修会・記念大会でした。
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第48回北海道ブロック研修会

日時:令和元年5月25日・26日
場所:京王プラザホテル札幌

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5月25日・26日に、第48回北海道ブロック研修会を札幌第二青年部主管で行いました。初日は例年と同様、研修Ⅰでは総本部報告や全国委員会助言などが行われました。その後、講師に大和國高山・茶筅師和北堂の谷村丹後先生をお招きし、研修Ⅱ「竹と茶筅について」の講演と二日目の研修Ⅲ「茶筅糸掛け体験」の実技指導をしていただきました。谷村丹後先生は映像などを使用し私たちに分かりやすく説明してくださり、とても貴重な研修になりました。
今回は9年ぶりに2日間開催だったため、参加者の皆様も準備する側も戸惑うことがたくさんありましたが、終わってみると単日開催では出来なかった実技研修を実施することができ、内容の濃い研修会に出来たのではないかと思います。最後に主管してくださった札幌第二青年部、札幌第二支部の親先生には5月とは思えない暑さの中、ご丁寧なおもてなしをしていただき大変感謝しております。ありがとうございました。
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苫小牧青年部 スキルアップ茶会

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7月7日(日)に、男女平等参画推進センターにて7月21日開催予定の学茶との
合同研修前に、一度顔合わせを兼ねてスキルアップ茶会を開催しました。
『長板二つ置 薄茶点前』を行い、各自楽しみながらも役割を全うし、実りある時間を過ごすことができました。今後も、楽しく充実した活動ができるよう力を合わせていきたいと思います。
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釧路青年部 釧路湿原美術館~絵画の中で茶の湯を愉しむ

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去る6月30日 日曜日に、釧路湿原美術館にて『絵画の中で茶の湯を愉しむ』と題しまして、続木支部長様、幾島幹事長先生をはじめ釧路支部の多くの先生方をお迎えし、約80強のお客様と共にお茶会を行いました。昨年に引き続き、二回目の開催となりました。釧路湿原美術館は、佐々木榮松先生の絵画が展示されている美術館です。普通、絵画の展示室の中でお茶を行うのは、飲食禁止なのでできないことですが、美術館の全面協力のもと、絵画の展示室の中で行うことができました。今年の2月にはマナー講座を開催し、このお茶会に備えてきました。今回は地元阿寒町のお菓子屋「松屋」さんに、茶席のお菓子を作っていただきました。佐々木榮松先生が表現する丹頂鶴には、心の目で見て自分で感じ取ってほしいとの思いで鶴に赤い色がついていません。それにちなんで、真っ白な薯蕷の中の何処かに赤い色が潜んでおり、割ってみてのお楽しみというお菓子が、茶会をより一層楽しいものにしてくれました。また、釧路青年部会員が協力することで、茶の湯のもつ芸術性の高さを表現し、榮松先生の絵画のもつ力強さが相乗効果となって、愉しいひと時をお過ごし頂いた茶会となりましたことをご報告いたします。
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空知青年部 子供茶道教室に向けて

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令和元年6月29日(土)滝川市文化センターの和室にて、「第3回子供茶道教室」に向けて役員会を行いました。当日はオープンキャンパスの日程と重なり、学生会員の出席はなく、5名の出席でした。
子供茶道教室の一連の流れを確認し、会場のレイアウトや各コーナーで必要な材料や消耗品などを検討しました。また、第1回の苫小牧青年部や第2回の伊達青年部を参考にしながら、第3回となる空知青年部でできることはどんな形なのかを北海道ブロックと相談し変更したマナー教室のリハーサルをして、シナリオの修正を行いました。
最後にポスター・チラシの配布場所や申し込み状況などを報告し、今後はどのように呼びかけていくか、お互いの知恵を絞り熱く語り合いました。
あと一ヶ月、親支部の力をお借りしながら空知青年部一致団結して準備します。みなさまの参加お待ちしております。
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釧路青年部 茶の湯入門講座

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去る2月17日の日曜日に、昨年お茶会を開催しました釧路湿原美術館にて『茶の湯入門講座』を行わせていただきました。
昨年のお茶会の中で、「お茶のマナーを知らなくて恥ずかしい」と、ご年配の方から美術館にお話があり、お菓子のいただき方やお茶の飲み方を教えていただきたいとの要望を受けて、この度開催致しました。参加された方々、お茶碗の正面を避ける意味など真剣に話を聞いてくださり、「今年開催されるお茶会を楽しみにしています」と、声を掛けてくださる方もおりました。
今年も、6月30日の日曜日にお茶会を予定しております。この講座やお茶会をきっかけに、お茶に興味を持っていただけると幸いです。
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札幌第一青年部 定期総会

平成31年2月3日(日)穏やかな日差しに恵まれ遠くない春の訪れを予感させるこの日、北海道茶道会館3階大広間にて札幌第一青年部定期総会が行われました。当日は福山恵太郎支部長、西村宗友参与、信太宗征幹事長をはじめ10名のご来賓にご列席いただき、青年部会員29名出席のもと審議に臨みました。
【定期総会】はじめに、福山恵太郎支部長、信太宗征幹事長から優しくも心強いお言葉を頂戴し、青年部会員みな大きな励みとなりました。その後、審議事項は各議案とも原案通り承認・可決され、定期総会を終了いたしました。画像1【呈茶】定期総会前には呈茶席を設け「まず自分が楽しみ、皆で楽しむこと」という精神で、未来へ向けた想いと新しい世代へ引き継いでいこうという願いを込めたお道具組を設え、お越しくださった皆様へ一服を差し上げました。床には小堀卓厳老師の「清座一味友」を掛け、香合は今年の干支である亥を用いました。ご来賓には青年部の卒業生も多く、感謝を込めて歴代先輩方より贈られたお道具を使用させていただきました。画像2【終了後】定期総会後にはオリエンテーションを行い、各委員会ごとに担当行事について意見交換や交流を深めました。新入会員6名を加え総勢73名となった札幌第一青年部ですが、今年も楽しく充実した活動ができるよう力を合わせていきたいと思います。画像3
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根室青年部 第1回総会

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3月10日、根室市のイーストハーバーホテルにおいて、第1回総会を行いました。例年どおりの茶会と総会、食事会という内容ですが、今期、部長が入れ替わり仲間も増えたため、心機一転の会となりました。
茶会では、お招きした支部長様はじめ親先生等の来賓の方々に加え、歓迎茶会ということで新しい仲間にも席入りしてもらいました。床には、小林太玄和尚の「一無位真人」をかけました。立場や名誉にとらわれずに、心新たに根室青年部が活動できるようにとの想いをこめました。お菓子は、地元の畠山さんに桜をイメージしてつくっていただきました。桜の別名「夢見草」という名前をつけると、皆さん綺麗で穏やかな名前だと喜んでいただきました。また、半東は新部長が初々しく務め、春の門出にふさわしい茶会となりました。
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総会では、私達青年部を支えてくださる親先生方から数々のご助言をいただき、「親あっての子」という想いを改めて感じたのでした。

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第1回LT研修報告

2019年03月22日
第1回LT研修報告

札幌第一青年部 須藤和恵
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 2月16日、17日の2日間、京都にて第1回LT研修が行われました。
大変緊張した中での開講式ではございましたが、千宗室御家元より「からっぽの頭陀袋に知識を入れるつもりで、お稽古をしにくる気持ちで取り組んでください。」というお言葉をいただき、研修への期待で胸が膨らみました。
 開講式のあとは、平成茶室にて呈茶をいただきました。講義では長谷川義翁事務局長より「研修に挑むにあたって」、そして松尾拓二組織部部長より「淡交会について」のお話を拝聴しました。その後場所を変えて懇親会が開かれ、全国から集まった25名のLT研修出向員との親睦を深めることができました。
 無題22日目は普段入ることができない大徳寺金毛閣、聚光院の拝観、利休居士墓参など、大変貴重な体験をさせていただき、改めてLT研修に参加させていただいていることを有り難く思いました。
 最後には、裏千家学園にて出向員による3分間スピーチが行われ、私自身「前のめりの姿勢」で参加したLT研修ではありましたが、松尾組織部部長より「一歩踏み出して研修に挑んでください」という総評をいただいたことで、これからの1年間積極的に学んでいこうと改めて思い、1回目の研修を終える事ができました。無題3


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苫小牧青年部 東日本大震災追善茶会

日時:平成31年3月3日(日)10:00~15:00
場所:恵庭道の駅『花ロードえにわ』
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 恵庭の道の駅、花ロードえにわで8回目になる東日本大震災追善茶会を行いました。震災より8年が過ぎ、時間と共に被災地の悲劇と復興が人々の記憶の中から薄れているのを感じ、震災を風化させない行事の必要性を実感したと同時に、この日のために募金貯金をしてくれている方もおり継続して続けることの重要性を肌で感じました。
 お菓子は、”北の散歩道”(ハスカップをとろりとしたコンフィチュールに仕立てて、クッキーとなめらかなチョコレートを合わせたお菓子)を使用。2018年9月6日に発生した、北海道胆振東部地震で被災した胆振管内はハスカップが有名なので、追悼と復興の祈りを込め使用させて頂きました。
 また、一角には子供達が抹茶点て体験ができるブースを設け、子供達は自分で点てたお茶を飲み楽しんでいました。体験をされた皆様の笑顔を見て、喜んでいただけたこととてもうれしく思います。
 今年は、約100名のお客様が足を運んで下さいました。義援金は51,646円となり、皆様に感謝し、今年の追善茶会を終了いたしました。画像2

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ブロック役員研修会報告

去る2月24日日曜日 雪解けのすすむ陽気のなか、かでる2.7に於いてブロック役員研修会を開催致しました。今期から部長をはじめ、委員長までの4役および会計を務めていただく72名の青年部会員を対象にご参集いただきました。

前半は高玉ブロック長から今期の年間テーマ、「紡ぐ 伝える 茶の心  ~広い大地 心はひとつ~」を発表。ブロック役員研修の目的を説明され、御家元指導方針の周知徹底と、ブロック運営方針、また青年部内におけるその役割と心構えを説明いただきました。
つづいてIT班からは、青年部の活動報告や行事予定の告知に、ブロックのホームページを活用いただけるように、使い方や運用について報告がありました。後半はグループミーティングの時間とし、会計以外の役職をシャッフルした、7つのグループを編成しました。

進行には主に部長経験者を据え、記録、発表者を決め、「お薦めの青年部活動」をテーマに意見交換をしていただきました。作り物講座など、会員向けの教養講座は依然として、人気のようでしたが、会員間の茶会のほか、地域や茶道に関わらない方たち向けに、お呈茶や交流茶会などを催して、少しでも興味を持ってもらいたい。という動きの声を、数多く発表されていた事が印象的でした。

平均して会員は減少傾向で、活動についてもマイナス部分をみがちですが、その中でもお茶も伝えたい!という、力強い言葉を頭に刻み、前向きにそれぞれの立場で協力していいただけていることは、喜ばしいことでした。最後は各グループ2分間で発表をしていただき、武田副ブロック長の総括で閉会となりました。

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「卒業のつどい」

2019年02月15日
札幌第一青年部 卒業のつどい

 12月9日(日)、北海道茶道会館3階大広間にて「卒業のつどい」を行いました。昨年、卒業を迎えられた3名を含む青年部会員32名が参加しました。画像1
 踏石・蹲踞など工夫を凝らした露地の先の待合には、年間テーマ「学ぶ 育む つなげる」を意識した1年の行事を振り返ったパネルが展示され、皆思い出話に花を咲かせている様子でした。お茶席は濃茶席を現会員、薄茶席は卒業生によって行われ、持ち寄ったお道具を共有し、ひとつの茶会を作り上げようという思いを感じさせるものとなりました。
 現会員による濃茶席では、先輩達から受け継いだものを今後の青年部活動へとつなげ、これまでの感謝を込めて濃茶を差し上げました。床は卒業生に設えていただき、お軸はこれからも日々徳を積んで欲しいとの思いから芳賀老師筆「徳樹」、香合は福が舞い込むようにと福良雀を用いるなど卒業生の願いが込められておりました。茶入は瀬戸肩衝くびれ、茶杓は会員手作り「つなぐ」を使い、お菓子は雪の粒が舞う姿を表した松風製「雪樹」としました。画像2
 卒業生による薄茶席のテーマは「旅立ち」。棚は一閑塗高麗卓の表朔、蓋置は卒業の50歳を祝い、思い出を皆で語り絆を紡いでいこうという思いから五角形の糸巻を用いました。お菓子は、卒業生の干支にちなみ三猿の煎餅と千代結の飴が乗せられていました。サンタに扮装した卒業生が登場し、会員からは歓声が沸き起こり賑やかで楽しいお席になりました。
 茶会後は、会場を移動して卒業のつどい。食事で和みながら卒業生にちなんだクイズ大会が行われ、当時の思い出と共にお話をうかがい、懐かしむ声や笑いが絶えない楽しい時間でした。最後に卒業生から、「青年部でしか得られないものがあり、学びながら楽しく活動を続けて欲しい。」「お茶を通しての友情の大切さを学び、一人ひとりが少しずつ頑張って青年部活動に取り組んで欲しいです。お稽古が出来る有難さを大切に。」重みのあるお言葉をいただきました。先輩たちの経験や大切な教えから学んだことを今後の活動に活かせるよう、会員一同しっかりと胸に刻み込むことが出来ました。画像3

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第一回北海道ブロック役員会会議

 2月2日(土)、札幌エルプラザ特別会議室にて、「第一回北海道ブロック役員会会議」が開催されました。ブロック長による御家元からの委任状授与の後、役員会会議が行われました。新体制での最初の会議という事で、議題の他に役員組織に関する確認等を行い、役員・事務局一同の意識共有を図りました。
 各青年部のより良い活動をサポートしていけるよう、北海道ブロックとして活動に取り組んで参ります。

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第6回 LT 研修報告

2019年01月14日
第6回 LT 研修報告

札幌第二青年部 神野 貴子

1日目は、総本部報告、橋本一郎裏千家学園事務長の講話、3 分間スピーチの後、最後の懇親会を迎えました。お酒 も早々に、翌日のお呈茶の準備に取りかかりました。
2 日目は、全国代表者会議でのお呈茶です。お家元筆の「松風含慶音」の扇面を掛けさせていただきました。数ヶ月前から準備をして本番を迎えましたが、緊張で手が震えていました。全国委員の方々に助けていただきながら無事終えることができました。全国代表者会議でお家元からお言葉をいただき、涙ぐむ出向員もいました。
1 年間研修に行かせて頂きありがとうござます。この研修を今後の青年部活動に活かしていきたいと思います。
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小樽青年部 「クリスマス茶会」

<開催日>
 平成30年12月16日(日)

<場 所>
 小樽市公会堂 和室

 平成30年12月16日、小樽市公会堂和室にてクリスマス茶会を行いました。
この日は今年度最後の例会があり、1年間の活動を労うため、また今年度で退会となる部員のお見送りを兼ねた茶会と致しました。
 
本席の床もクリスマス風に。
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干支の色紙に「好日」とあり、寒さの続く中晴天に恵まれ、クリスマス茶会を祝っているような日となりました。
また、クリスマス仕様のアレンジメントフラワー、松ぼっくりの置物をあしらえました。

小樽の銘菓「花月堂」のクリスマスツリーと雪だるまの和菓子を用意し、可愛らしいお菓子に部員からも笑顔がこぼれました。
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お道具は部員同士で持ち寄り、互いのお道具へ感謝の気持ちを込め、和気藹々とした雰囲気の中、茶箱の和敬点前でお茶を点て合い、より交流を深めました。

 茶会後には忘年会として食事し、来年度の新体制での小樽青年部活動をより楽しみながら盛り上げていこうと、気持ちを新たにする1日となりました。
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空知青年部 「クリスマス茶会」

2018年12月9日(日)滝川市の文化センター1階の多目的室にて、クリスマス茶会を行いました。洋室だったのでカジュアルに今回は和親棚を設えました。クリスマスなので肩肘張らず、道具は会員がそれぞれ大切にしているクリスマスグッズを見立てで用意しました。お菓子とお茶は、全国代表者会議に出席した部長が京都で購入してきました。
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1席目はいつもお世話になっている支部の先生方に感謝の一碗を差し上げました。2席目は青年部のOBをお招きして、現青年部会員との親睦を深めました。今年度の反省とともに、来年主管する子供茶道教室の打ち合わせも行いました。
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新春のご挨拶

2019年01月01日
新春のご挨拶

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
皆さまにおかれましては、昨年一年間、北海道ブロックに多大なるご尽力、ご協力を賜り誠にありがとうございました。本年も引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年の活動は、2月の協議会から始まり、3月のナショナルコンファレンス2018(NC2018)、5月の苫小牧で行われたブロック研修会のほか、ブロック茶会など盛りだくさんの一年でありました。特に、NC2018では、3月の爆弾低気圧で開催地の京都までの交通機関が遮断された中、必死の思いで参加してくださった北海道会員の底力をみせてもらいました。
さて、北海道ブロックは本年度より新体制のもと、新たな航海に旅立つ年となります。こうした力強い仲間とともに、新たな一歩を踏みだせる心強さを感じております。
 本年は、「己亥」(つちのとい)の年であり、縁あって年女の時にブロック長を拝命させて頂くこととなりました。「己」とは陰陽五行説では「水」、繁栄したものの統制を意味し、また「亥」とは「土」、生命を閉じもめる状態を意味するものであります。こうしたことから、本年一年は新体制の地盤をしっかりと固め、来年に迎える50周年へとチームワークを強固なものにしてまいりたいと思います。
私ども役員一同は、北海道ブロックのさらなる繁栄に向け、御宗家、総本部、吉野地区長、顧問相談役、北海道ブロックを支えてくださる先輩皆さまをはじめ、共に歩んでくださるお仲間に、改めて敬意と感謝を込めて精進してまいります。
皆様におかれましては、幸多き一年でありますことを心から祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。

北海道ブロック ブロック長 髙玉 美穂
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根室青年部「クリスマス茶会」

12月9日、根室市の北方四島交流会館(二・ホ・ロ) 日本文化ルームで、クリスマス茶会を行いました。
今回は部員同士で気軽にお茶事を楽しめるよう、続き薄茶でいただきました。
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お道具は部員の手持ちや借り物で、お菓子も部員の手作りで、それぞれが趣向をこらして持ちよりました。クリスマスがいっぱいの可愛らしいお茶会になりました。
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お茶会には次年度からの新入部員にも参加してもらったのですが、お茶はほとんど初めての新しい仲間にも、「お茶って楽しいよ」が少しでも伝わったかと思います。
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お茶会のあとは忘年会を行い、新旧の交流を深めました。
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「全国代表者会議報告」

12月1日・2日ANAクラウンプラザホテル京都にて、第57回全国代表者会議・第48回ブロック代表者会議、部長予定者研修会が開催されました。
初日はLT出向員が一年間取り組んできたことを随所に盛り込んだお呈茶からはじまり、その後行われた会議では、青年部会員特別表彰で札幌第四青年部小島英恵さんが、優良青年部として釧路青年部が表彰され、北海道ブロックの仲間としてとても誇らしかったです。また、懇親会では全国各地の部長と、ブロックナイトでは北海道ブロックの部長と交流を深めました。
 2日目は卒業された先輩たちをお招きしたパネルディスカッションとくじ引きで分けられたグループでディスカッションが行われました。来年から実際に青年部の運営に臨む私達にとって、経験に裏打ちされた先輩の言葉や自分とは違う視点からの同期部長の意見は新しい発見や気づきがたくさんあり、とても貴重な経験になりました。
 この2日間、これから青年部部長として何がしたいのか、何をしなくてはいけないのかをとても考えさせられました。今回得た経験は自分だけに留めず、青年部の中で共有し、これからの活動にどう生かしていくかを皆で話し合っていかなくてはならないと、気持ちを新たにしました。

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小樽青年部「茶杓削り体験」

平成30年10月28日(日)、小樽市公会堂にて札幌第四青年部の鏡さんを講師にお招きして茶杓削り体験を行いました。

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鏡さんが用意してくださった資料を参考にしながら、まずはそれぞれ完成図を頭に思い描き、鉛筆で竹片に下書きをしました。それをもとに、カッターや小刀を使って、茶杓を削っていきました。削る向きは、櫂先から切止です。最初の段階の荒削りは思い切りが必要で、コツをつかむまでが難しかったです。竹の繊維に沿って削ることが重要で、もし竹の繊維と逆目に刃を入れると簡単に割れてしまい、その失敗は茶杓にとって致命傷になることもある、という鏡さんのお言葉が印象的でした。

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仕上げの際には、棗や畳などの上で茶杓が正しく座るかを確認しながら調整していきました。実際に置いてみると、重心のずれなどが分かり、調整がしやすかったです。また、袱紗にもひっかからないかという点も確認します。こういった作業を経て、切止を仕上げて完成です。
自分の描いたイメージに近づくように無心で茶杓を削る時間は心が落ち着き、それと同時に茶杓だけでなく自分自身とも向き合う時間になったように感じます。参加者の中には、茶杓削りを趣味にしようかなとおっしゃる方もおり、一同とても充実感に溢れ、有意義な経験となりました。
茶杓削り体験後は、講師を務めてくださった鏡さんへ感謝の意を込めて盆略点前で呈茶を行いました。

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ハロウィンが近かったため、ハロウィンにちなんだお菓子や見立てのお道具等を使用し、さらに完成したばかりの茶杓を早速用いて一盌を差し上げました。
お呈茶を通して鏡さんと参加者との交流もより深まったように感じます。
茶杓削り・お呈茶と終始和やかな雰囲気に包まれ充実した時間でした。

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帯広青年部「平成最後の卒業茶会&忘年会」

今年の卒業茶会は3名の卒業生をお迎えして11月10日(土)とかちプラザにて開催いたしました。
参加人数が少なかったこともあり、四畳半の茶室を設え、床にかけられた松濤玄機和尚のお筆による「室閑茶味清(しつかんにしてちゃみすがし)」そのものの静謐で清々しいお席となりました。
主菓子は絆をテーマに糸の模様をあしらった「交織(こうしょく)」、会員が考案し地元柳月製菓と何度も試作を重ねた特注品のオリジナルで、繊細な味とデザインに感嘆の声がもれました。

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お茶碗は、卒業生も参加した「NC2016inいわき」の際、相馬焼の会員研修に参加した会員の手作りで、思い出の品に懐かしさがこみ上げました。
干菓子も会員の手作りで、リスをかたどった和三盆のあまりのかわいらしさには、歓声が上がりました。

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卒業生の干支にちなんだ三猿のお茶碗など十二支の動物たちのお道具がちりばめられ、ほほえましく思わず笑みがこぼれました。
今回の卒業茶会には、未来へつながる絆への思いを込め、待合には部長の手作りのパッチワークの額も掛けられました。
試行錯誤を繰り返し何度も話し合いを重ね、卒業生に喜んでもらえるようにとたくさんの時間をかけて準備された手作りのお席には、茶道の原点である今できる最高のおもてなしの心が込められており、
実現するために一人一人が糸となり、織り上げられた温かな布に包まれたような感動的なお茶会でした。(中島みゆきさんは十勝の出身です♪)
その後は、古季庵に移動して忘年会を開催しました。おいしいお料理をいただきながら、恒例のビンゴゲームなどで盛り上がりました。
会員からは一言ずつ卒業生への贈る言葉が伝えられ、卒業生からは「参加できなかった会員の方々の思いまでも感じられる素晴らしいおもてなしをありがとうございました」とお礼の言葉が述べられました。

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青楡第54号

2018年12月13日
「青楡第54号」


札幌四青年部では毎年広報誌を発行しております、ぜひお読みください。

青楡第54号PDF


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札幌第一青年部「青年部茶会」


10月28日(日)、木々が鮮やかに色付く秋空の中、北海道茶道会館で開催された札幌第一青年部茶会へ約210名のお客様にお越しいただきました。
40名の青年部会員が、『拓 ひらく』をテーマに北海道命名150周年を記念し、一階嘉祥軒では濃茶席を二階は立礼席を行いました。
濃茶01
9月に北海道を震撼させた北海道胆振東部地震で震災に見舞われ不安が続く中、青年部一丸となり少しでも北海道の魅力を皆様に届けたいと願いを込めて、茶会の準備に取り組んで参りました。

受付・待合
2階待合では、青年部行事を紹介した第一青年部機関誌『北翔』、3月に京都で行われました『ナショナルコンファレンス2018』、6月30日~7月1日の1泊2日で行った『積丹でお茶の木を見学して地元の方とふれあおう』をテーマにした研修行事をパネルにまとめました。活動の様子を写真や研修で会員が作った作品と合わせて展示しました。お客様からは「良い経験をされていますね」「仲良くて楽しそう」などのお声をいただきました。熱心にご覧いただけたようで、日頃の青年部活動を知っていただける機会となりました。
薄茶受付

濃 茶 席 
一階嘉祥軒の濃茶席は、北海道命名150周年にちなんで「拓~ひらく~」を趣向に、床には鵬雲斎大宗匠筆「一華開五葉」のお軸、古銅細首花入「鶴一声」に干柿の香合を置き合わせました。
お点前道具は北海道の開拓期を連想させるものをと、水指はこぶし焼き「竹節」、茶入は大雪釜「雪結晶」、お茶杓は鵬雲斎大宗匠作「手を取り合って」、を使用いたしました。お茶は坐忘斎御家元御好「延年乃昔」、お菓子は季節の美しい紅葉を感じていただけるよう、会員で何度も話し合い試作を重ねた「蝦夷錦」で紅葉の彩りを添えました。
お水は、北広島の湧水「島松の水」を汲んで来たものを使用いたしました。こちらはクラーク博士が北広島市松島にて“Boys be ambitious”(=「青年よ大志を抱け」)の去辞を残された事を命名のご縁とし、”Ambi Water”(アンビウォーター)とされたそうです。
水屋では、お客様に美味しいお茶を召し上がっていただけるよう、茶碗の温めやお茶の正確な計量等、全員で心を込めて準備をいたしました。お客様から「熱々のお茶でとても美味しかったです」とのお言葉を頂戴できたことは、何よりも大変嬉しい事と皆で喜び合いました。
緊張する濃茶席ではありましたが、先生方をはじめ多くの方が温かく見守ってくださる中、会員同士の円滑な意思疎通や連携により、終始和やかな空気の茶会となりました。

薄 茶 席 
薄茶席では、「未来を拓く ―過去今未来の北海道― 」をテーマに2階立礼席でお客様をお迎えしました。北海道命名150年の歴史を振り返り感謝をすると共に、未来へ繋げる気持ちを込めて、アイヌの工芸や地域の窯元の作品を中心にお道具組みをさせていただきました。
床には、有馬頼底老師筆の短冊「松樹千年翠」を掛け、たらの木と細葉天南星の実を札幌・弘釜の象嵌花入「候鳥」に入れ、お軸の『翠』から緑を感じていただきました。和親棚を使用し、主茶碗は厚真町の石山俊樹作・粉引、光峰作・秋草蒔絵大棗、茶杓は小林太玄和尚作「翔」、水指しは小峠丹山作「祥瑞写イヌワシ絵」、建水は木彫りの熊を台にして山岡三秋作のこぶし焼を乗せました。
お茶は北海道にゆかりのある淡々斎御好の「渦の白」を北広島の名水で点て、ハマナスを型どった干菓子等をアイヌ文様の切り絵をを使った懐紙でお出ししました。また、同じくアイヌ文様切り絵のモビールを廊下の一角に飾り、北海道新幹線カラーの緑と紫でライトアップしたことを説明すると、どの皆様から「わぁ〜素敵ですね」と歓声が上がりました。
この度、自分たちが住まう土地でたくさんの窯元やお道具があることを知ることができました。今年の北海道は台風や地震による震災があり、復興を応援する意味も込めて北海道ゆかりのお茶碗等使わせていただきました。これからも地域に根付いたお道具を茶席に取り入れ、茶の湯を楽しみ、更なる魅力を未来へ繋げてまいりたいと思います。
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空知青年部「秋の茶会」

10月28日(日)滝川市のホテル三浦華園にて空知支部秋の茶会が開催されました。空知青年部は立礼席を担当させていただきました。「深まりゆく秋」をテーマに、春秋棚と赤い傘を立て、野点をイメージして釜をかけさせていただきました。
夏の親睦研修で石川県行松旭松堂の行松宏展さんに教わったすはまをリスやウサギの型で抜いて可愛らしくアレンジしてお客様にお出ししました。4種類の形があったのでお客様同士の会話も弾み、和やかな席となりました。青年部に加入した大学生、高校生、小学生がお点前とお運びをし、お席に花を添えました。
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今年は研修で学んだことを茶会で実践することができました。お客様の「おいしい。」「楽しい。」の言葉が一番うれしく、お客様に喜んでいただけて、忙しい中、取り組んだ会員の自信にもつながったと思います。
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札幌第一青年部「天使の園訪問」

心地よく涼しい風が流れ、秋らしくなってきた 9 月 30 日、札幌第一青年部は北広島市にある聖母会児童養護施設「天使の園」を会員 24名で訪問いたしました。今年で 32 回目となる訪問は、幼児から高校生までの園生と引率の先生が参加してくださいました。
準備中、別室からは園生たちの元気な声が聞こえ、楽しみに待ってくれておりました。いつもとは違うお茶会という雰囲気に、入場する際は少し緊張した面持ちでした。しかし、会員手作りのフリップを使った茶道についてのお話が始まると姿勢よく真剣に聞いている様子で、お辞儀の練習も上手にできていました。
写真1%E3%80%80茶道の説明中
デモンストレーションは盆略点前を行い、正客には会員、次客と三客には園生が参加しました。お辞儀の仕方やお菓子・お茶のいただき方など、正客に教えてもらいながら一生懸命参加し、他の園生たちも前のめりになるくらい興味津々な様子で見つめておりました。
次に作法教室を兼ね、会員から園生と引率の先生に呈茶を行い、園生たちはお菓子とお茶にとてもワクワクした様子でした。今回は「菊」の主菓子で、花びらにあわせて黒文字で切ったり、中のあんの味に「美味しい!」と声をあげたりと嬉しそうにいただいておりました。お茶は少し苦いと感じるのではと思いましたが、皆美味しそうにいただいており、園生たちだけでなく会員たちも楽しいひとときとなりました。
写真2%E3%80%80点前
最後は、各グループでお茶を点てあう体験。お辞儀をお互いにし、お菓子やお茶を出すことを交互に行いました。なかなかお茶が点てられず苦戦する子もいましたが、夢中になり 3 服点てて飲む子もおり、皆楽しんでいる様子で笑顔が溢れておりました。
園生たちの可愛らしい笑顔に癒やされ、美味しく楽しみながら「和」を伝えることができ、参加した会員も嬉しく感じています。震災や台風と様々なことが起こった 9 月でしたが、このような時こそ人と交わり皆で心温まる時間を過ごすことが大切だと感じました。
写真3%E3%80%80集合

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