№252「乙巳の年に寄せて」

~コラム~
コラム№252「乙巳の年に寄せて」
あけましておめでとうございます。
2025年最初のコラムを担当させていただきます。今年は巳年ということで、成長・変革・再生の
年と言われています。皆様の一年が、良い変化に満ちた素敵なものとなるよう願っております。
12年に一度の機会でもありますので、蛇について述べさせていただきます。
蛇を飼っています。それだけを言うと引かれることも多いのですが、赤目の白蛇ですと重ねると
縁起がいいね!と肯定されることがあります。蛇蝎のごとくという嫌われ方をしつつも、蛇の目の
ように厄除け・金運などの縁起物としての一面もあり、評価や印象が極端に振れやすい、不思議な
生き物です。
飼育をして気が付いたことは、蛇も犬や猫と変わらない普通の動物だということです。表情こそ
動きませんが、驚いたり、緊張したり、夢中になったり、失敗してしょげたりもします。食べ物の
好き嫌いがあったり、お気に入りの場所があったり、家に帰りたくないと駄々をこねることもあり
ます。世の中の印象よりも冷たくはなく、意外と柔らかく、種類や固体で性格も違う、特別な
怖さも神通力もない、「普通の生き物」です。
実際に触れて体験してみれば、世間や事前のイメージと違うということは間々あることだと実感
します。
これは、お茶や青年部もそうではないでしょうか。伝統的で、敷居や格式が高く、真面目で立派
そうで、そこが少し怖い。何となくのイメージやネットからの先入観から、一歩踏み出して実際を
感じてもらうためには、まずは少し活動に触れてみる、それができる機会を増やすことが大切だと
思います。青年部の人口減が続く現在、青年部以外の人に少しでも知ってもらう機会を作ることを
考えたいと思っております。
最後に、いつもより少しだけマイナスイメージが薄れる今年、蛇に実際に触れて少しでもその可愛
らしさを知っていただけると嬉しく思います。
