No.201「雪に思う」

~コラム~
コラムNo.201「雪に思う」
3月に入った北海道。今年は特に雪の多い年ですね。

雪が降り始める初冬は日も短く夜が早く訪れますが、雪明りで薄明るい夜を過ごせるのも雪国ならではではないでしょうか。
北海道にはなくてはならない雪ですが、別な呼び方があるのをご存じでしょうか。
六花(ろっか、りっか)~雪の結晶が六角形であることから
風花(かざはな、かざばな)~晴れた日に風に吹かれて舞う雪が花に見えることから
天花(てんか)~「天華」ともいわれ、天上界に咲く花を指す仏教用語。
時に雪かきで大変な思いをしたり、交通機関がマヒして迷惑させられたりする雪ですが、花に例えられているなんて素敵だと思いませんか。もちろんいい表現ばかりでなく、白魔という呼び方もあります。運転中のホワイトアウトを想像すると、本当にピッタリに思います。
あとは雪解けを心待ちして、お稽古のとき、銘などにつけてみてはいかがでしょうか。
