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No.207「春在枝頭」

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~コラム~

コラムNo.207「春在枝頭」



去年の秋、京都の茶の湯特別展に行った時、お土産に「墨蹟カレンダー」を購入しました。月毎に禅語が書かれているので、めくるのが毎月とても楽しみです。

二月の言葉は「春在枝頭已十分(はるしとうにあってすでにじゅうぶん」、大意としては「春を尋ねてあちこち歩いたが、どこにも春を見いだすことはできなかった。帰宅して、ふと我が家の梅の枝を手に取ってみると、花が一つ二つ、いともふくよかに、よい香りを放ち咲いていた。春はすでにわが家に届いていたのだ。真理や幸福は、外へ探せば探すほど遠ざかってしまうものである。眼を内に向け、心と向かい合い、今ここが己に十分という気概で歩んでいこう。」というものです。

難しいものですね。どうしても外に外にと探しにいってしまいます。暦の上ではもう立春、北海道の春はどこにあるのやら。

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