• Counter
  • 00943815 人
    本日: 0028 人
    昨日: 0964人

>>続きを読む

  1. HOME >
  2. >>続きを読む
デモンストレーションのお点前は、次客と三客に園生を迎え、床の拝見から体験していただきました。難しく考えずにお茶を楽しんでいただこうと、ハロウィンをテーマに床をしつらえました。花入れにはお化けカボチャの入れ物を用い、短冊には大徳寺大仙院桃林和尚「気心腹人己」を掛けました。お点前は茶箱を用い卯の花点前を行いました。小さな箱からいろいろなお道具が飛び出す様に首を伸ばして覗き見る園生の目がきらきらとして、お近くでごらんくださいとの誘いに、遠慮がちにも興味深そうにお点前を見る姿が印象的でした。

次に、お辞儀の説明をうけてから、会員を見本にして真・行・草と一つ一つゆっくりと実践してもらいました。隣でアドバイスをすると、慣れない所作に恥ずかしそうでしたが、しっかりとお辞儀をしていました。

札1 天使の園1正座がつらくなってきたころですが、次のマナー教室は4班に分かれて、お菓子とお茶のいただき方を体験してもらいました。お友達同士でいつもと違う挨拶を少し余所行きの表情で上手にしていました。黒文字でお菓子をいただくのは難しかったようで、四苦八苦していましたが、きれいなお菓子に緊張もほぐれ、会員の点てたお茶に美味しいと笑顔がこぼれました。

体験教室では各班を懐紙に挟んだ色紙の色で2つに分け、交互に自分で点てたお茶をお友達に飲んでいただきました。大きなお茶碗は手に余るようでぐらぐらゆれてしまったり、茶筅がうまく振れなかったり苦戦していたようですが、もう一回やってみたいと再チャレンジの声も上がりました。

外は木々の葉を散らす十月の雨が降っていましたが、会場内はあたたかな空気に包まれ、時間いっぱいまでお茶を体験していただくことができました。
 最後は、園生は慣れない正座に痺れた足をさすりつつ、会員はわずかな時間を名残惜しくおもいつつ、ありがとうございましたと手を振り合い、天使の園訪問を終えました。

札1天使の園3