━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━小樽青年部 「古帛紗作り」
令和6年12月15日(日)、小樽市生涯学習プラザにて会員研修「古帛紗作り」を行いました。
今回は一本の帯からおそろいの古帛紗を作成しました。
まずは各々どこの柄がよいか、出来上がりをイメージしながら、裁断する場所を選びました。
それを裁断型の大きさに裁断したら、続いて布地を中表に半分に折り、縫い線型にしたがって縫う作業を進めました。その後は、元型の大きさに合わせてアイロンでキセを作り、布地を表に返して縫い目を閉じ、ついに完成となりました。
皆それぞれの作業に黙々と集中して取り組み、初めての古帛紗作りを楽しみました。
古帛紗の四隅の角を出すのが難しく苦労をしましたが、無事に全員素敵な古帛紗が完成しました。
同じ一本の帯から古帛紗を製作しても、選んだ部分によってそれぞれの柄や雰囲気が異なり、どれも個性があふれていて魅力的な仕上がりになりました。今回製作した古帛紗を今後使っていくのがとても楽しみです。
難しい部分もありましたが、手軽に製作することができるので、ぜひまた皆で古帛紗作りにチャレンジしたいと感じました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━帯広青年部 「卒業茶会・忘年会」
令和6年12月7日(土)、とかちプラザ和室303において今年度で青年部を卒業される1名をお招きし、とかちプラザ和室にて卒業茶会を行いました。
今年はちょうどふたご座流星群が見られる時期と重なっていたり、クリスマスが近かったりしたため、星にちなんだお道具組みを考えました。最終的には卒業生の今後のご活躍と青年部の発展を願い「星に願いを」をテーマにしました。
本席床にはクリスマスの色紙、脇床には「ロケットバウム」というロケットの燃焼実験で使われたエンジンの一部でバウムクーヘンのような見た目のものを置きました。大変珍しいもので、皆で宇宙に思いを馳せながら拝見しました。その他、薄茶主茶碗はクリスマスのもの、蓋置は星と月の形がくりぬかれている陶器のものをあえて使い、主菓子に芽室町まさおか製の「願い星」と、テーマに沿ったもので統一しながらも、あまり格式ばらず、和やかな雰囲気で卒業生への感謝の気持ちを表せたのではと思います。
茶会の後、場所を移し忘年会を行いました。ランチをいただきながら1年を振り返り、互いに労をねぎらいました。また、ビンゴ大会も行い、大変盛り上がった楽しい集まりとなりました。
準備段階からそれぞれ積極的に意見を出し合い楽しい話し合いを行えました。日頃から会員の行事参加率は高く、今回も15名中14名の参加と、青年部の結束の深さを再確認した良い機会となりました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━釧路青年部 「送別の茶事」
今期で青年部を卒業される方々を対象にお茶事を行いました。
送別対象のお客さまは3名。水屋は計11名で準備やお点前をしました。
初炭の後、広い会場に移り、水屋も含めて14名全員でお料理を頂きました。大徳寺弁当と向付、煮物椀を頂きました。その後茶室にて、お菓子、濃茶、薄茶をお客さまに差し上げました。
茶事の形としては、イレギュラーな部分も多かったとは思いますが。青年部のメンバー皆でゆっくり食事をする機会もありませんでしたので、今回皆で食事をしながら、楽しみながら行事を出来たことは良かったと思います。また長年青年部に貢献された先輩部員をきちんとした形でお送りできて良かったです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━北見青年部 「卒業茶会」
令和6年11月24日、北見芸術文化ホールにおいて卒業茶会を開催しました。
卒業性1名と新入会員2名をお招きし、続き薄茶にておもてなし致しました。
本席には今まで一緒に楽しく活動することができた気持ちを込め、「和」のお軸を掛け、また本年最後の茶会となるため、干支である龍のお道具を揃えました。
お菓子は卒業生が大好きな「シマエナガ」の練切りと、俵屋吉富の干菓子をご用意しました。
最後に卒業生が私たちに薄茶を点ててくださり、とても嬉しくなりました。
卒業式では記念品の贈呈と記念撮影を行い、これまで青年部活動にご尽力いただいたことに対する感謝をお伝えすることができました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━帯広青年部 「創立30周年記念慰労茶会」
令和6年11月24日(日)、とかちプラザにおいてOBの方々をお招きして慰労茶会をおこないました。
去る7月に、現役青年部席とOB席と2席設け帯広青年部創立30周年記念茶会を行ったことから、今回OBの方々へ御礼と感謝の気持ちを込めておこないました。
待合には、大徳寺大仙院尾関宗園和尚の名言の書かれた色紙を芳名帳と置き飾り、煙草盆を用意して汲み出しとおしぼりをお出しし、心を整えていただきました。
本席床には、御軸に『和敬清寂』、花入れは青磁で椿に時のものを添え、香合は亀、脇床には福鈴を置き、11月は茶人の御正月ということで、目出度い設えにしました。
また、濃茶主茶碗には松楽の「道の友」や「よろこび」、昨年の会員研修で当時中学3年生の会員が作った銘を「絆」とした茶杓で、棗は「平和の鳩」で、世代を越えて集えることへの喜びや感謝とこれからの繁栄を願い、随所に帯広青年部で受け継いでいる干菓子器や茶碗など懐かしんで頂けるようにしました。
続き薄茶で、主菓子は岩見沢の一久庵のきんとんで銘が「朝霜」、濃茶は北川半兵衛の八雲、薄茶は祇園辻利の長久の白とし、いつも定番だった御製や御詰ではないところで楽しみを工夫し、その後仕出し弁当を囲みながら懇親を深めました。
お茶会をするときにいつも悩まされるのがお道具組で、今回も慰労茶会を準備するにあたり、自分たちの持っている少ないお道具の中から、OBの方々にどんなことを伝えたいか、表現したいかを役員で話し合いました。
以前より、容子奥様が仰っていた"青年部は自由な発想でお茶を楽しんでもらいたい"という御言葉もさることながら、OBである支部の先生の"自分たちがなぜそのお道具にしたのか想いを伝えられればいい。背伸びせず、青年部らしく楽しく"という御言葉を念頭におくことで、悩みながらもベースは崩さず堅苦しくなく楽しみながら準備できていることを再確認しました。
当日は、当初会員は緊張に包まれていましたが、ハプニングもありではありましたが、OBの方々の和やかな雰囲気の中、楽しく充実した時間はあっという間に過ぎていました。また、正しいことをやさしく温かい気持ちで教えていただき、それが会員にとって学びになり、どれだけありがたいことなのかを改めて実感できる機会となりました。
ひとつひとつ行事をしていく中で、それぞれが経験を積み、たくさんのことを得て自分の糧にし、皆で楽しみながらこれからも青年部活動に取り組んでいきたいと思います。