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札幌第一青年部「積丹でお茶の木見学し地元の方とふれあおう」

「積丹でお茶の木見学し地元の方とふれあおう」


平成30年6月30日(土)~7月1日(日)の2日間に渡り、古平町と積丹町へのバスツアーを企画して1泊2日の研修行事が行われました。「積丹でお茶の木見学し地元の方とふれあおう」というテーマで、28名(子供2人含)の会員が参加しました。
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札幌駅から貸し切りバスで出発し、お天気も良く皆がワクワクしていました。行きの道中、日本茶専門店(大森園)にお勤めの会員から「日本茶マメ知識」の講義があり、お茶・抹茶は抗酸化作用のあるビタミンA・C・E・カテキンが豊富で健康に美容にとても良いということを改めて学びました。先生方がお元気な秘訣に納得!いろいろなシーンに合わせて、日本茶をもっと身近に飲んでいただきたいとの講義でした。
最初に古平町にある禅源寺に着き、世界唯一の油絵の五百羅漢(お釈迦様の弟子)を拝観しました。「五百羅漢」は古平町の大網元種田富太郎が画家の林竹次郎に依頼し、約20年の歳月をかけ制作されたものです。それから、このお寺の敷地内には、寒い地域で奇跡的に耐性化した日本最北端のお茶の木があります。晴天だったおかげでキラキラと艶やかな葉を見ることが出来ました。ひっそりと育っている姿に感動し、そのひたむきさに侘びさびを感じました。
そして、いよいよ積丹町美国の鰊にしん伝習館ヤマシメ番屋に到着です。積丹・美国町は1700年代初頭より鰊の漁場として栄えてきましたが、現存するのは「旧ヤマシメ福井邸」のみとなりました。鰊伝習館ヤマシメ番屋として復活を遂げ、現在は番屋カフェとして、向かいの石蔵はイベントスペースとして活用されています。
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研修1では、NPO法人積丹やん集小道協議会の川岸様、番屋で育った網本の娘である戸来様より、番屋・やん衆について鰊漁が栄えていた頃のお話を伺い、北海道150年の歴史に触れました。研修2では、戸来様から郷土料理作り「鰊の三平汁」を習い、その他、わらび餅作り、夜の茶会設営、食器等配膳準備、茶会用の花探し班の5班に分かれ各々奮闘しました。夕食は、お膳に自分たちで作った料理を並べ美味しくいただきました。夜の茶会では、番屋の中にあるアンティークの道具を見立てとして使わせていただきました。結界として流木や番傘を使い、火鉢に炭を組んで釜をかけました。昔の灰皿を火入れに、花入には籠を使用しました。水指には水瓶を、番屋前の道に咲いていたふきのとうで葉蓋にしました。茶碗・茶杓は会員が制作したものを用いて、古き良き時代と現代が融合した茶席となりました。また、明かりとして色が七色に変わるウニランタンがそこかしこに置かれ、皆の感動を誘いました。その後は温泉に入り、夜の交流会では初参加の新入会員を含む会員同士で親睦を深めることが出来ました。
2 日目は、地元の朝取れ野菜などで会員も手伝って朝食を作りました。新鮮な卵で作った卵かけご飯はとても美味でした。茶会に向けて、着付けが得意な会員によるワンポイントアドバイスを受けながら着物や浴衣等に着替えました。
お呈茶席は、かつて魚の干場だった石蔵(現在はイベントホール)をお借りし、地元の方々にお茶を振舞いました。どうしたらお客様がたくさん来てくださるか考え、近隣地域にチラシを折り込むなどして宣伝をさせていただきました。
色紙は瑞光院前田宗源の「清音」、濃青の茶碗や蟹の蓋置、透明硝子のシュガーポットを棗に見立て積丹ブルーの海をイメージしたものを用意。茶杓は会員作で銘を「親和」、主菓子は地元和菓子屋の「朝顔」を使用し、爽々な夏の茶席と
なりました。お天気はあいにくの雨でしたが、たくさんのお客様にお越しいただき、足を運んでくださった方々には大変喜んでいただけた様子でした。
盛り沢山な内容であっという間の2日間でしたが、会員一人一人が楽しく行事に参加し、一つの大きな楽しみを生み、喜色満面で終えることが出来ました。一泊することにより、更に会員同士の距離が縮まり、今後の青年部活動にも反映されることと思います。また、会員の中には様々な職種の方がおり、新たなことが出来るのも青年部の魅力のひとつだと改めて感じました。
年間テーマ「学ぶ 育む つなげる」を実践でき、皆の心に良き思い出として残る研修となりました。
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