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No.155「将棋」

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〜コラム 〜

コラムNo.155「将棋」




 お茶を始める前なので多分15年位前だと思うのだが、そのころ好きな棋士がいたのでテレビや新聞で将棋が扱われるとよく見たりしていた。駒の動かし方と簡単なルールぐらいしかわからないため、対局は解説者がいなければどちらが勝っているのか理解できず、知らない間に興味が薄れてしまった。

 新型コロナウイルス感染症の影響で時間がたっぷり余っていたので、読書をしたり、灰形の練習をしてみたりと普段できそうで出来なかったことを一通り終え、次は何をしようかなと思っていたところ、ふと将棋を思い出した。そういえばあの時の棋士はいまどうなっているのだろう?と気になり戻ってみると、昔とは違い永遠の初心者の私でも楽しめてしまう世界になっていた。

 まず、たまにしかなかった対局中継が今はネットで毎日の様にある。さらに、AIが次の一手候補やどちらがどれくらい勝っているかを教えてくれる。今は将棋が出来なくても将棋を観ることが出来る。なので、ちょっと興味があって覗いてみました的な感じの人でもたちまち将棋沼にはまってしまう。某スポーツ雑誌なんて「棋士はアスリート」と言って特集を組んで20万部を発行。この数字は2014年サッカーW杯以来の事らしい。

 私が青年部に入った頃と比べてみて今はどうだろう?あまり変わっていない様な気がする。「変わらない」には良い意味も悪い意味もあると思う。それでも増えない会員数や役員人事に四苦八苦している事を考えるともう少し頑張らなくてはいけない。将棋みたいに“ちょっと興味があって”と言う人たちが仲間になりやすいように。そこから未来の部長が出てくるように。今しなくてはいけない事について考えてみようと思う。