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LT出向第3回研修に参加して
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札幌第一青年部
須藤和恵

この度、7月25日から28日の4日間、LT出向第3回研修を兼ねて、第52回裏千家青年研修会に参加し、全国から集まった総勢78名の青年部会員と研修を行いました。
1日目はオリエンテーションが行われ、その前に、他の参加者の緊張を少しでも和らげられるようLT出向員で呈茶をいたしました。真夏の京都、湿度と気温が高い中、少しでも涼んでいただこうと夏らしい設えとし、お菓子は鶴屋吉信の「御所氷室」を用意しました。LT出向員で初めて行う呈茶だったため課題は残りましたが、参加された方には楽しんでいただきました。
2日目に行われた開講式では、坐忘斎御家元より「現在、教育とは教えてあげるものとなっていますが、本来は教えてもらうだけではなく、自分自身で消化して、育てなくてはならないものである。」というお言葉を頂戴し、これから始まる研修の目標となりました。研修は1班5~6名で13班に分かれ、13名の業躰先生の元、各教場でご指導していただきました。午前・午後と教場やメンバーが変わり、多くの青年部会員と研修を共にしました。私は倉斗宗覚先生、志村宗光先生、金澤宗達先生、鮒子田宗恵先生、庄司宗健先生、大内宗哲先生の6名より、時には厳しく、時には優しくご指導いただき、また、その合間にしていただいた、いろいろなお話は大変勉強になりました。
2日目夜には御家元のご好意で懇親会が開かれ、業躰先生や多くの参加者と交流を深めることができました。研修を通して、業躰先生より直接ご指導いただき、実りの多い時間となりました。お点前をするだけではなく、一緒に学ぶ青年部会員のお点前を見ることで多くのことを学ぶことができました。
LT出向員として、青年部会員として、班をまとめる班長として、3つの立場を通して、LT出向員や参加されている青年部会員に助けられながら、大変楽しく勉強することができたとともに、自分を見つめ直すよい機会となりました。今まで二の足を踏んでなかなか踏み出せなかった青年研修会ではありますが、業躰先生からのご指導、多くの方との交流、京都の茶道会館でのお稽古など、普段体験することができない貴重な体験をし、充実した4日間となりました。
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