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北海道開拓の村 市民呈茶


 平成27年6月14日(日)、北海道開拓の村において、かしわ委員会が担当し、呈茶をさせていただきました。会場は、例年通り1886年(明治19年)頃に設計・施工された、旧武井商店酒造の建物をお借りして、青年部22名が参加し野点を行いました。お天気に恵まれ、野点がとても気持ちの良い日となり、約300名のお客様にお越しいただきました。家族連れや修学旅行生、留学生のグループで賑わいました。
image次の日は北海道神宮例祭となり、札幌の初夏の風物詩であるお祭りを趣向にしました。点前道具は御園棚、短冊は前田宗源和尚筆『松無古今色』を掛け、花は紫蘭、キングサリ、礼文草を入れ、水指は砂金袋、蓋置は皷で、棗は源氏車蒔絵、茶杓は会員手作りの銘『笛の音』、茶碗は曲水を用いました。お菓子はハスカップ餡入りのお饅頭で爽やかな風味がとても好評でした。
留学生の皆さんは、熱心に説明に耳を傾け、お道具をじっくりと鑑賞していらっしゃいました。また、「来年も楽しみです」というお客様の声がとても嬉しかったです。
image例年好評の体験コーナーでは、子供から大人まで楽しんでいただきました。体験でお茶を点てたお子様が、野点席では興味深くお点前に見入っており、会員のお茶をとても喜んでくださいました。また、体験を楽しみにお越しのお客様もいらっしゃり、今年も大賑わいとなりました。
昨年に続き学生会員の参加が沢山あり、青年部の活動を一緒に楽しむことができました。
遠方にも関わらず、多くの先生、先輩に足を運んでいただきましたことに御礼申し上げます。また、北海道開拓の村の皆様には、今年も歴史的な建築物をお借りして、市民の皆様に呈茶をさせていただき感謝申し上げます。

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北見青年部 ぼんちまつり茶会


7月19日(日曜日) 北見市の夏のお祭りである、「北見 ぼんちまつり」に合わせて
茶会をさせていただきました。

image当日は、北見淡交会副支部長様が社長を勤められておられる「株式会社 大丸菓子店」様横の実演販売所をお借りし、普段はお茶の世界に触れることの少ない一般市民の方を対象に、礼席を仕立てて学生会員の方にも参加しやすいよう全員浴衣着用で統一し、席のテーマである「夏祭り」の趣向に沿って設えを整えました。

始めての試みで緊張しながらのお席となりましたが、多くのお客様にお出でいただき、
当初用意していた茶会券も時間前には完売するという嬉しい事態となりました。

まだまだ未熟な私たちですが、席を持たせていただけましたことで、北見青年部の活動を少しでも市民の皆様に知っていただき、地域振興・文化貢献・青年部会員の増強に少しでもなれればと考えています。

最後になりましたが、ご指導いただきました親先生の皆様、そして場所や備品を快くお貸しいただきました副支部長様に感謝申し上げ、活動報告とさせていただきます。
ありがとうございました。
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釧路青年部 茶筅塚 茶筅供養呈茶


image平成27年7月12日(日)、釧路市米町・浄土真宗本願寺派本行寺に建立される茶筅塚前に於いて、親支部先生方が主催された茶筅供養に列席させて頂きました。私たち青年部は、第1部のお供養に続く第2部での呈茶席を担当させて頂きました。全国の猛暑が伝えられる中、釧路市内の温度は25度でしたが、夏の刺すような陽射しの中でのお供養の後、ご来賓の皆様やいつもご指導頂くばかりの諸先生方、諸先輩方に、一時の涼と爽やかなお茶の時間を楽しんで頂けるように皆で頑張りました。不行き届きの点も多々ございましたが、ご列席賜りました皆様、及びご協力賜りました先輩へ心からから感謝申し上げますとともに、これまでの感謝と引き続き道を修められます様にと、改めてお茶筅に合掌いたしました。

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子供茶道教室

2015年07月10日
子供茶道教室のご案内 苫小牧


日時 平成27年7月26日(日)10時〜15時

場所 アイビープラザ  苫小牧市本町1丁目6番1

子供茶道教室in苫小牧.pdf

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第44回裏千家淡交会青年部 北海道ブロック研修会


平成27年5月30日(土)、京王プラザホテル札幌にて北海道ブロック研修会が開催されました。

この日の札幌はやや肌寒かったものの、晴れ間が広がる天気に恵まれました。総本部をはじめ、青年部全国委員会、北海道ブロックのご来賓の皆さまのほか、全道各地の先生、青年部会員約220人が参加しました。今回の研修会では札幌第一青年部が主管です。この大役に私たちは呈茶席をはじめ、懇親会でのおもてなしやスタンツ披露とお客様をお迎えするため奮闘しました。
呈茶席​ 

開会式に先立ち、2階ローズにて呈茶席(立礼席)を設けました。道内各地からお越しになるご来賓や各支部先生、青年部の方々をどのようにもてなしたらよいか考えた末、近年注目が集まっている「札幌の色」に注目。春から夏に向かう季節感と合わせ、テーマを「彩(いろどり)」としました。

image会場では、野点傘に憺泉斎筆の『雪月花』を掛け、季節の花である敦盛草とベニサンゴを入れて、お客さまをお迎えしました。道具はテーマに添って、淡々斎作の茶杓『銘:五月晴』、棗は扇面蒔絵大棗(一恵造)、富士釜、四季草花絵の手桶水指。さらに先日、札幌芸術の森で催された「森の茶会」にて出品されていた白磁水氷文の建水(北川智浩造)を用いました。

数茶碗には、全道17青年部が一つにまとまるようにと願いを込めて、ライラック色の花を17輪あしらったお茶碗をお出ししました。昨年から制作の準備を進めてきた茶碗で、茶席に彩を添えました。

お菓子は、当日研修会の講師をお願いした縁もあり、老松製の羽二重餅(銘「彩光」)をお出ししました。これは黄、紫、緑の三色のあんを、白い羽二重餅で包み金粉をあしらったもので、割った際の色合いが目にも鮮やかでした。

お茶は坐忘斎御家元お好みの「青仁の白」(福寿園)を使用。この日の早朝、南区豊滝から汲んできた「龍神の水」を使ってお出ししました。これは羊蹄山から伸びる「龍脈」上に沸く名水で、開運のご利益もあるとされています。半東の西村宗友幹事長からご紹介いただきますと、お客様からは歓声が上がりました。 

研修

開会式の後、研修Ⅰ、研修Ⅱが行われました。研修Ⅰでは、淡交会総本部主査である橋本一郎様より総本部報告がありました。次に青年部全国委員長の小川愛一郎様より全国委員会助言、続いてブロック役員からのホームページ説明と2月に行われた役員研修会報告で研修Ⅰが終了しました。研修Ⅱでは、京都老舗和菓子店「老松」の主人である太田達様による講演が行われました。演題は「茶席の菓子を考える−天文茶会記より−」で、茶会記に書かれた食べ物や菓子を読み解くことで当時の茶席風景や趣向を想像し、現代との違いや時代背景を知るというものでした。茶会記に書かれた文字だけで様々なものが読み取れるなど大変興味深いお話でした。
懇親会

懇親会会場の入口でISHIYAのキャンディーをお渡しし、御席には会員手作りの「叶結びの蝶々」を置き、皆様をお迎えしました。

札幌第一支部森副支部長の御挨拶、老松主人太田様による乾杯のご発声を頂戴し、懇親会が始まりました。札幌第一青年部のスタンツでは、劇団四季キャッツを脚色した踊りを披露。会場が和やかな雰囲気に包まれました。続いて来年主管の函館青年部のスタンツは、迫力ある映像とイカール星人の登場に驚きの連続、と同時に来年への期待に胸が膨らみました。

余興のくじ引きでは、景品の老松の御菓子に加え太田様からも出品して頂き、盛況の様子でした。デザートにさっぽろスイーツ2014グランプリの「チーズワイナリー」を召上って頂いた後、高玉副ブロック長の挨拶でお開きとなりました。

スタンツ

懇親会では第一青年部による歓迎のスタンツが行われました。札幌に拠点を置く劇団四季のCatsをモチーフに、耳としっぽ、ひげマスクを付けて猫に扮装し、Catsの音楽に合わせて踊りました。

image46名の第一青年部会員と、幹事長、副幹事長先生にも参加いただき盛り上がりました。ステージとその左右にもズラリと並び、猫のしっぽをクルクル回してニャっと丸い手でボーズを決めます。可愛い仕草に、参加者も皆笑顔で手拍子を打ち応援していただけました。曲の間に、部長と西村幹事長より今回ご参加いただいた皆様へお礼の挨拶があり、歓迎と感謝をスタンツで伝えることが出来ました。ダンスも好評をいただき、猫のしっぽはどう付けているのか、何で出来ているかなど、興味を持たれる方もおりました。Catsで第一青年部の勢いをアピールでき大成功でした。
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