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札幌第一青年部 卒業のつどい
11月28日(日)、北海道茶道会館3階大広間にて令和3年度「卒業のつどい」を開催しま
した。
卒業を迎えられる3名のうち2名にご出席いただき、会館は部長と担当委員会での少人数
でのお茶席を設け、他の会員はZOOMでの参加によるハイブリッド形式で、総勢25名が
での参加しました。
青年部で久しぶりに穏やかなときをともに過ごせる「福」に感謝し、お軸は山田恵諦和尚筆
「和気生百福」、茶杓はご縁で播磨青年部会員さん作の銘「笑(えみ)」を使わせていただ
きました。
濃茶席の茶入は瀬戸肩衝、お茶は鵬雲斎大宗匠御好の星野製茶園製「星友の昔」、主菓子は
たねや製「斗升最中」を以前に青年部で行った金箔貼り研修にて作成した銘々皿を用いて
お出ししました。
薄茶席ではお茶は坐忘斎御家元御好の同じく星野製茶園「舞之白」、干菓子は開運堂製
「真味糖大島」を卒業生の干支にちなんで懐紙に亥を飾り付けてお出しし、卒業生からも
“可愛らしい”との感想をいただきました。
ZOOM参加の会員にも同じ主菓子、干菓子と抹茶スティック(星野製茶園「八女・星の
抹茶」)、懐紙を送付し、オンライン上でもお茶席を感じられるよう4台のカメラと2台の
PCを駆使して映像を切り替えながら、一緒にお茶やお菓子をいただいてもらいました。
また卒業生からもZOOM参加者の顔が見えるようスクリーンを設置し、ZOOM画面の共有を
行いました。後述のレクリエーションともども音響やカメラ調整など手探りの部分も多々
ありましたが、これまでのオンライン行事の経験を活かした進行を試みました。
茶会後のレクリエーションでは茶道関連の言葉によるビンゴを行いました。PC画面を共有
しながら参加者全員が参加できるよう工夫し、オンラインと現地との隔たりも忘れてしまう
ほどの盛り上がりでした。卒業生からは「最後に会館で皆さんとお茶をいただけたことが
何よりうれしい」とのお言葉をいただき、卒業生とのこれまでの活動を改めて振り返ると
ともに、今後に向けての新たな挑戦ともなった一日でした。
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札幌第一・唐津青年部合同行事 匂い袋づくり&交流会
11月13日(土)、唐津青年部13名・札幌第一青年部16名で匂い袋作成の合同研修
行事をZOOMにて行いました。
LT研修に出向していた青年部会員同士で合同研修について話題があがったのをきっかけに、
7月末からオンライン上で実行委員各4名による会議を重ね、今回初めて他県の青年部
との合同研修行事が実現しました。
講師には、京都の山田松香木店営業部長の大杉直司様をお迎えし、同店が提供している
「香り遊び」という匂い袋作成キットを活用し参加者全員で作成しました。キットには
白檀・丁字・龍能・桂皮・大茴香・山奈・藿香・甘松・栂の漢薬9種類に加え、匂い香・
調合用のお椀・計量用の匙・縮緬袋といった材料や道具が入っていました。講師より基本
の香りの調合を教えていただいてから、少しずつ好みのお香を足し、一人一人色柄が違う
縮緬袋に詰め、自分だけの匂い袋が完成しました。
研修では匂い袋作成だけではなく、お香についての講義もありました。画面越しではあり
ましたが実際に大きな香木を見せていただきながら、お香の起源や香りの表現の仕方、源
氏香の図について説明をしていただき、青年部会員からの質問にも丁寧に答えてください
ました。
その後両青年部の会員のみで、5つのグループに分かれセッションを行いました。
事前にお互いの特産のお菓子と飲み物を送り合い、地域の特色や青年部の特徴について話し
ながら交流を深めました。最後に唐津と札幌の山や建築物などに関するクイズ大会を行い、
楽しく和やかな雰囲気で行事を終えました。
実行委員で、「一度きりの合同行事にならないような、繋がりが作れる研修にしよう」と
いう実行委員メンバーの思いがこもった今回の行事ができました。これをきっかけに次に
つながる行事を企画していきたいです。
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根室青年部「令和4年度総会」
3月6日(日)、リモートにて、令和4年度総会を行いました。
まん延防止措置が延長されたため、リモートで行うこととなりました。
今までのリモート例会では、各自お菓子とお抹茶を用意し、いただきながら行って
おりましたが、この度、お迎えした新会員は、茶道は未経験とのことでしたので、
初回からお抹茶を自分で用意するのは大変ではないかということで、各自好きな
飲み物とお菓子を用意することになりました。
総会後は、自己紹介とともに自分の用意した飲み物・お菓子を紹介しあい、新会員の
方はもちろん、長い付き合いのあった会員同士も、新たな一面を伺うことができました。
今年度は、リモートではなく実際に集って花見茶会やクリスマス茶会をやりたいと願い、
今年度の総会は終了しました。
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令和4年度 旭川青年部定期総会
令和4年2月20日に旭川青年部定期総会を開催しました。
コロナ禍であることからオンライン開催となり、親支部の先生6名、青年部会員
9名の皆様にご参加いただきました。
開催に当たり幹事長先生からお言葉をいただき、青年部活動をはげましてください
ました。議事では、令和3年度の行事報告、会計決算報告及び監査報告、令和4年
度の行事予定案、予算案について承認を得ることができました。オンラインでの総会
開催は初めてでしたが、役員で事前に打ち合わせ、無事開催することができました。
総会後は、新入会員の紹介と抽選会を行い、参加された皆様と楽しい時間を共有するこ
とができました。
オンライン開催により遠隔に住む方や子育て中の方にもご参加いただけたことで、
青年部活動の可能性も広がると感じました。音声や画面の切り替えなど課題もあり
ますので、今後に活かしていきたいと思います。コロナ禍にありますが、工夫を
しながら会員の皆様と力を合わせてまいりたいと思います。
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帯広青年部 卒業茶会
2021年11月20日、とかちプラザにて、今年で帯広青年部をご卒業される2名の会員を
招待し、令和3年度卒業茶会を行いました。
オンラインか現地で行うか検討していましたが、当時、十勝地方はコロナ感染者数が
0人で続いていた事、またオンラインにするには参加人数が5名と少ない事等を考慮し、
今回は感染対策に配慮して現地で行う事となりました。
11時に席入り、お祝いの気持ちを込めて寿棚を使い薄茶一服を差し上げました。例年
続き薄茶をしていましたが、今年は感染対策を重視し、飲食する時間をなるべく短く
してリスクを減らそうと考えこのように変更しました。お道具には今までの青年部の
行事等で使われた物を集め、これまでの活動を思い出していただけるように工夫した
ことで、その時の事を覚えていてお話し下さっていたのが印象的でした。
お菓子はおふたりの干支が猪であるため亥子餅を使いました。
茶会の後には記念品の贈呈や毎年恒例のビンゴ大会をして楽しみました。
最後に参加者一人一人から卒業生へお祝いの気持ちを伝え、また卒業生からも止むを
得ず欠席した会員含めお話しがあり終了となりました。
10月には昨年延期していた令和2年度の卒業茶会を同じ場所でオンライン配信しながら
行っていたため、オンラインと現地の違いなどを感じる事もでき勉強になりました。
帯広青年部にもオンラインが少しずつ浸透してきていましたが、実際に会う事で以心伝
心をより強く感じる事ができとても嬉しく感じる茶会となりました。
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小樽青年部 クリスマス茶会
12月19日、今期最終例会と卒業生を迎えてのクリスマス茶会を行いました。
コロナ禍により、今年度は、オンライン例会ばかりでしたが、久しぶりに集まることが
できました。久々の公会堂は骨まで染み入る程の寒さでしたが、お茶会を始めると
ほっこりする暖かさになり、寒さを忘れて、楽しみました。
限られた人数の中での活動となっており、大それたことはできず、心苦しい部分も
ありましたが、クリスマスの設えをし、千歳盆のお点前でのお茶会となりました。
普段のお稽古でもあまり皆経験がなく、勉強しながらというところが青年部ならでは
だなと思いました。お菓子は、共和町の一会さんにお願いし、ツリーに見立てたかの
子を作って頂き、もう一つはシュトーレンを用意しました。
お茶会後は、一人ずつ持ち寄ったプレゼントを景品としたビンゴ大会をしました。
中々あかないのが面白く、ビンゴした人から自分で選ぶというのも楽しかったです。
来年度は、どのような活動ができるのかわかりませんが、皆で楽しく活動できたらと
思います。
札幌第二青年部 送別茶会
札幌第二青年部は令和3年12月19日、北海道茶道会館3階大広間にて送別茶会を行い
ました。今年の卒業生に加え、新型コロナウィルスの感染拡大のために一碗を差し上げら
れなかった昨年の卒業生もお招きさせていただきました。また、約2年ぶりのお茶会の
開催ということで、この日を待ちわびていた会員も参加し、全員で22名での開催となり
ました。
受付では検温とアルコール消毒、お茶席では隣同士の間隔を広くとり、お菓子もケースを
被せたまま銘々皿にのせ、飲み終わったお茶碗は各自でお盆に返すなど、感染対策を行い
ながらではありましたが、久々の対面でのお茶会にマスクの下でも笑顔が溢れました。
待合は3階の一角を屏風で区切り設えました。待合床には「無事」の扇面と会員が折った
あまびえの折り紙、そして、目で見て楽しめるようにと過去の青年部活動の写真をスクリ
ーンに映し出しました。お茶席では今日を境にまたお茶が楽しめますようにと「関南北東
西活路通」のお軸に掛け、心を込めて一碗を差し上げました。
お茶をいただいた後はささやかながら卒業生に記念品をお渡しし、卒業生から一言スピー
チをしていただきました。長年、青年部でご活躍された会員の目からは涙が溢れ、私たちも
温かな気持ちに包まれました。今日この日が迎えられたことに心から有り難く感じたひと時でした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━北見青年部50周年記念の集い
北見青年部が創立50周年を迎え、記念事業として令和3年10月31日に「北見青年部50周年記念の集い」を行いました。
これまでの写真や動画、過去の資料等を見て北見青年部の50年を振り返り、在籍年数の長い先輩より現体制以前の青年部時代のお話をお聞きして青年部の歴史の厚みを実感致しました。
50周年の記念に各自の想いをメッセージにしてパネルに貼り付けました。
また、前月に行った教養講座の絵付け体験で作成した銘々皿でお菓子をいただきお呈茶を行いました。作成した銘々皿の絵柄の種類が色々あり、それぞれの出来上がりを皆で確認することが出来ました。
数々の活動の記録を通して先輩方のご尽力と情熱を改めて感じるとともに、今後の活動にむけて語り合い思いを一つにしたひとときとなりました。
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北見青年部 令和3年度 教養講座
北見青年部では、9月26日(日)に令和3年度教養講座を開催しました。
昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で開催できず、2年ぶりの開催です。
『交趾焼を学ぼう』をテーマに、京都翠嵐工房の中村正史先生に講師をしていただきました。新型コロナウイルス感染症が拡大している情勢でしたので、zoomを活用してオンラインで行いました。
まずは中村先生より交趾焼の歴史や特徴を講義していただきました。
これまで作られてきた作品を写真で拝見し、交趾焼ならではの色鮮やかな作品、現代的なデザインの作品もありどれも素敵でした。私個人としましては、六瓢ならぬ六猫の蓋置が可愛くて忘れられません。
絵付け体験では専用のキットを使用し、9つの模様の銘々皿から好みのものを選んで作成しました。
私は「松竹梅」の模様を絵付けしました。細かい絵柄に絵の具を乗せるのは難しく、遠慮がちに乗せると絵の具が伸びずたっぷり目に乗せると丁度良い感じでした。
塗り終わって乾いたものは全体的に白っぽく、焼き上がりがどのようになるのか想像がつきませんでしたが出来上がりが楽しみです。
全体通じて2時間程度の講座となりました。
北見青年部では初めてオンラインで行った教養講座でしたが、講師の先生や皆さんと会話を楽しみながら参加できたと思います。また、オンラインでは京都と北海道が一瞬で繋がれる手軽さがありました。
京都から講師の先生に来ていただいたり、私たちが京都に行くには大変時間がかかります。
今後また遠方の先生に教えていただく機会を作り、さらに茶道の学びを深めていきたいです。
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帯広青年部 卒業茶会
昨年コロナ禍により延期していました令和2年度卒業茶会を10月10日(日)開催いたしました。
初めてオンライン茶会を開催し試行錯誤しながら準備などをしてきました。お道具については、ご卒業させる方が部長の時にお楽しみ抽選会をした際に景品で現部長が獲得したお棗を使用したり、会員の方が行松旭松堂さんの「おけいこばこ」を購入した時の茶杓削り交換会の茶杓を使用したりと、色々なお道具を使用し楽しめるように致しました。
本来であれば会場で皆さんとお会いしてお茶会をする予定でしたがコロナ禍により、ZOOMでの開催をいたしました。
普段ZOOMでの会議はしておりますが、実際にお茶会をするとなると場面切り替え等の写真撮影や沢山決めることがありいい勉強になりました。
今回の経験を踏まえて次回に活かせたら良いと思いました。
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札幌第一青年部 和菓子づくり研修行事
去る10月10日(日)、会員のお子様3名を含む総勢22名が参加し、オンライン会議システム(ZOOM)を利用しての和菓子作り研修会を開催しました。
講師には、石川県小松市の老舗和菓子店行松旭松堂の行松宏展様をお迎えし、同店が提供している和菓子づくり体験キット「おけいこばこ」を活用して10月のお菓子「ミレーの落穂拾い(稲穂)」作りに挑戦しました。
「おけいこばこ」には、先生の見本と3個作れる量の三色の餡、金ゴマ、細いストローを数本並べて繋げたもの(ササラの代用品)、菓子切り1本、その他にも先生のお手紙(会員名は直筆)と取扱説明書などが入っていました。
先ずは、先生が手順を説明しながらお菓子を作る手元をワクワクしながら拝見し、各自チャレンジ開始。
黄、白の順に薄く広げて重ねた餡で茶の餡を包み、表面にストローで表情を押付けて完成。
ただ線を描くだけでも個性が表れ、完成品を画面越しに見ていただいた会員は先生から個々に応じたアドバイスを頂戴しました。
また私たちの制作中には、「おけいこばこ」開発秘話や餡へのこだわり、協力者の家族との絆や感謝の気持ち、オンラインのメリットを活かした今後の青年部活動の在り方などを熱く語ってくださいました。
私たちはお話に耳を傾けながら幸せな気持ちでお菓子作りを終え、最後に先生と会話を楽しみながら出来立てのお菓子とお茶をいただき、有意義な時間を過ごしました。
その後は会員だけで交流する時間を設け、一人一人に和菓子を作った感想や研修に参加して楽しかった思いなどを話していただき和菓子作り研修会を終えました。
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釧路青年部 送別の茶事
令和3年11月3日(水)交流プラザさいわいにて、3名の卒業生をお迎えして、これまでの
青年部活動へのご尽力に際しまして、感謝の気持ちを込めて「謝茶」の軸に思いを込めて
釧路青年部で茶事をもってお祝いさせていただきました。
コロナ禍ということで、なるべく手を触れる回数を減らすにはどのような工夫をすれば
いいのか役員で話し合い、懐石料理を点心風に盛り付けたり、千鳥の杯は割愛する代わり
に、あずけとっくりをお一人お一人にお出しするなど、アイディアを出し合い工夫して
行いました。
なかなか茶事に慣れているわけではない、また、コロナ禍でいつもとは勝手が違う中では
ありましたが、釧路青年部のみんなで協力して行うことができました。
茶席では、釧路青年部が優良青年部を2回頂き、御家元様からいただいたお祝いで購入
した棗。ブロック研修会を釧路で行ったとき、大樋先生をお招きした際、みんなでそろ
えた大樋焼きのお茶碗。北海道ブロック創立45周年記念の茶席に設けた「竹」の門を茶席
終了後、各青年部で茶杓を作成できるようにと、送っていただいた竹で作成した茶杓など、
たくさんの思い出のお道具に話が咲いたようです。
卒業生の3名の方々には、これまでの青年部活動へのご尽力に際しまして、心中より感謝
申し上げますと共に、これからも釧路青年部を温かく見守っていただきたいと願います。
3名の卒業生の皆様 誠にご卒業おめでとうございます。
釧路青年部としてはとても寂しいかぎりでございますが、茶事をもってご卒業をお祝いする
ことができましたこと、ご報告させていただきます。
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第33期リーダーシップ・トレーナー 第3回研修 第54回 裏千家青年研修会
2021年7月9日~11日 裏千家宗家において第54回裏千家青年研修会が実施
され、LT出向員として参加いたしました。
徹底した感染対策の中、全国より46名の青年部会員の皆様が参加されておりました。
9日夕方からのオリエンテーション前に、例年であればLT出向員による歓迎の呈茶を
実施しておりますが、感染対策の一環から今年は中止となりました。
代わりに、これまでの自主研修の紹介スライドを会場で流し、参加者の皆様へ歓迎と
応援の気持ちを込めて、お部屋やご自宅で楽しめる様に抹茶とお菓子のセットを配布
いたしました。
丹心斎若宗匠から開講式で「研修の中で1つでいいから得たものを持ち帰って欲しい」
というお言葉を頂戴し、気が引き締まる思いで研修を迎えました。
研修会は、午前と午後2回、計6回、業躰先生から直接ご指導いただく機会を頂戴いた
しました。
業躰先生からのご指導の中で、手順を覚えるだけではなく、お道具一つ一つの歴史
などが分かると、亭主がなぜこのお道具を準備したのか、考えるのが楽しくなるので
勉強してください、とお話しをいただき自身の勉強不足を痛感したとともに、これ
から参加するお茶会などでの楽しみ方を知ることができました。
研修では、4~6名程度のグループに分かれ、毎回グループが変わるため、多くの方と
交流をすることができ、皆様の熱い想いを感じ私自身もより一層茶道に没頭することが
できました。
坐忘斎御家元がご多忙の中、2日目に会場に来て下さり、一人ひとり自己紹介をする
機会を与えてくださいました。
コロナによる行事中止が続き、札幌の献茶式が中止となったことへの残念な気持ちに
寄り添ってくださったり、研修会前日からの豪雨による被害の心配をしてくださり、
優しいお心遣いに感動いたしました。
3日目の閉講式まで誰一人欠けることなく無事に終えることができ、達成感と充実感に
満たされました。
坐忘斎御家元より、「今回の研修では暑かった、足が痛かった、ということしか残らな
かっただろうが、それだけで十分。なぜなら参加しなければ得られない感想だから」と
閉講式でお話しいただきました。
また、坐忘斎御家元ご自身も、「師匠から学んだ事をその当時はほとんど覚えていなかっ
たが、最近になって思い出すことがある。」というお言葉をいただき、今回参加したこと
により今後の糧になることを教えていただき、さらに充実感を得ることができました。
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旭川青年部 会員研修
令和3年10月3日に旭川青年部として初めてのオンライン研修会を開催しました。
令和4年から旭川青年部に入会予定の方で、お香の老舗専門店にお勤めされた経験を
お持ちの方に、お香の種類や原料、楽しみ方についてお話いただきました。
お香の原料はとても貴重なものであること、また日常でのお香の楽しみ方や心遣いなどを
学ぶことができました。また、参加した会員6名それぞれから質問などもあり、交流を
はかりながら和やかな研修会となりました。
オンラインにチャレンジしたことで、青年部活動の可能性も広がると感じました。他の
青年部の活動に学びながら、今だからできることを工夫していきたいと思います。
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空知青年部 親睦茶会
8月22日(日)に親睦茶会を予定していました。前部長の卒業茶会も延期になっていた
ので、ぜひ、実施したいと思っていましたが、コロナの影響で支部の行事も中止となり、
集まることができなくなりました。そこで、Zoomを使ってお菓子づくりに変更しました。
仕事や家庭の忙しさの合間を縫って今回は青年部会員9名中4名とOB1名の参加があり
ました。
何か楽しく実施できることをしたいとなったときに、3年前に滝川市で行松さんにお菓子
づくり教室をしていただいたことが話にでてきました。そのため、今回は行松旭松堂さん
から「おけいこばこ」を取り寄せし、みんなでお菓子づくりをしました。コロナがなく、
集まることができれば、前部長さんの卒業茶会を行いたかったのですが、時期的に難しく
実施できませんでした。なので、今回は前部長さんにも声をかけさせていただき、計5名で
実施をしました。お菓子づくり終了後には空知青年部より前部長さんに記念品のお茶碗を
事前に渡させていただいていたので、参加した会員にお披露目もしていただきました。
みんなで作ってみると同じ工程で行っていてもそれぞれの個性がでる形になりました。
作ってみて職人さんの技の凄さを改めて感じました。また、今回はZoomでの実施だった
ので、普段なかなか実際の集まりに来るのが難しい会員の方にも参加をしていただけました。
直接会って行事ができない寂しさもありますが、Zoomだからこその良さを感じることも
できました。
会員の娘さんも覗きに来て一緒に作るなど、いつもと違うコミュニケーションを行うことが
できたのも楽しかったです。写真を撮るのを忘れるぐらい夢中になって作ることができ、
楽しい時間を過ごすことができました。
コロナが収まって沢山の活動ができるのが理想ですが、状況に合わせてZoomの利点も取り
入れながら活動を続けていきたいと思いました。
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帯広青年部 「サマーパーティ」
8月1日、帯広青年部はサマーパーティを開催しました。例年、飲食店で食事をしながら
楽しんでいましたが、今年はコロナ禍のため飲食を共にすることは控え、Zoomを使って
開催いたしました。北海道は8月7日が七夕であるため、事前に以下のルールを決めて
開催いたしました。
①各自で七夕に関連したお菓子を用意すること。
②飲み物はそれぞれ好きな物を用意すること。
サマーパーティが始まると、初めに一人ずつ用意したお菓子と飲み物の紹介をし、その
後参加者全員で話をしながら飲食し親睦を深めました。無料のZoomを利用しているため
1回40分を予定していましたが、接続の不具合で全員が集まるまでに時間が掛かったこと
や話の盛り上がりもあり、急遽再接続をして時間を延長し切りの良いところまで開催しま
した。また、Zoomの接続が上手くいかない会員とは部長とLINE電話をし、その画面を
Zoomに映すことで参加していただきました。
ただ好きなお菓子を用意するのではなくイベントとして七夕に関したお菓子を用意する
事としましたが、これが話のきっかけとなりとても良かったように思いました。お菓子を
手作りした方、お取り寄せをした方、また七夕らしさが出るように盛り付けで工夫をされ
た方など、様々なアイディアがあり楽しく話を聞く事ができました。
以前会員研修で作ったガラスの器を今回盛り付けに活用しているのを見て、今まで青年部で
活動してきた事が繋がっている事を感じ、この状況の中でも工夫をしながら前に進み続ける
事が大切だと改めて感じました。普段Zoomは会議や研修で使う事が多かったため、親睦を
深める事を目的とした利用は新鮮でした。いつものZoomの利用とは違いリラックスした
雰囲気の中楽しいひと時を過ごす事ができました。
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札幌第一青年部 会員研修「茶花 はじめの第一歩」
8月8日(日)、研修テーマを「茶花 はじめの第一歩」と題してオンライン(Zoom)で
開催し、17名の会員が参加しました。今回の研修は講師をお招きする形ではなく、委員会
内で勉強し、学んだことをまとめ発表する、新しい形の研修行事に挑戦いたしました。
第一部は基礎編で「裏千家オンライン茶道学」などを参考資料にしてスライドを作成し、
茶花の歴史や先人の言葉から学ぶ心得について、花入の種類、花を生けるときの心得
などをわかりやすく紹介いたしました。
第二部では、お社中の先生が生けた茶花の拝見や青年部所持の花入の紹介、さらに茶道
会館に咲く花をそれぞれスライドにまとめて紹介いたしました。他社中の先生が生けた
花や茶道会館の茶花など、じっくりと見る機会がなかなか無いので参加会員も真剣に
スライドを見ている様子でした。
第三部は、交流編として会員同士が気軽に話せるように3グループに分けトークルームに
移動して、それぞれのグループ内で当日用意した茶花のことや花に関するエピソードなどを
話して交流しました。交流後は、各グループ内の様子を代表者から発表していただき、
「それぞれ個性が溢れ素敵でした。」との声が多く聞けました。
先日、三役主催で行われた花器制作行事(静岡県駿河にある「匠宿」の体験型工房/駿河
竹千切り細工花入「千姫」手作りキット)で作成した花器に花を生けた方が多数でしたが、
ガラスの花瓶の方もいらっしゃいました。また、用意していただく花も和花・洋花問わず
自由にしました。茶室に茶花を生けるのはハードルが高いけれど、今回をきっかけに
茶花に興味を持っていただけたらと思います。
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帯広青年部 会員研修「表具講座」
帯広青年部は7月4日㈰に会員研修として、表具講座をZoomで開催いたしました。
講師は広島県広島市の表具店「冨岡泰雅堂」の店主をお招きいたしました。
部長から講師の紹介後、講師より表具(掛軸)について講義して頂きました。まず掛軸の
歴史について、6世紀初めの伝来から明治期までにどのような飾られ方をしたのか、
どのような仕立て方をされていたのかお話し頂きました。次に、取り扱い方として
実際に掛ける手順を 教えて頂きました。そして鑑賞の際のポイントとしてお茶席で
使われる掛軸の種類、本紙の種類、裂の種類、様式について説明して頂き、最後に
掛軸が出来るまでの作業工程をお話し頂きました。講義の後、1人ずつ質問させて頂き、
お茶とお菓子を頂戴して散会となりました。
ZOOMでの講義を受けるのは初めてでしたが、とても聞きやすく説明して頂き、参加
出来て良かったです。掛軸についてこれまで知らなかった膨大な背景や、掛軸を作る
ための 凝縮された技術を少しでも知ることができ、大変有り難く思いました。お茶席を
飾るための 一つ一つのお道具がどれ程の歴史を持ち、どの様に変化しながら現在に至る
のか、そこにある為にどれだけの人が力を尽くすのか、改めて考えさせられました。
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空知青年部 親睦研修会
7月4日(日)「Zoomで繋がってみる」をテーマにZoomを使って青年部会員同士の
交流を深めました。
昨年はコロナで行事が全て中止になり、会員同士の交流も全くありませんでした。
今年は役員必携とともにZoom導入ガイドを印刷して会員へ送付しました。空知青年部と
しては初めてのオンラインだったので、仕事のことや最近の生活の様子、お稽古の状況
などをざっくばらんに話しました。お茶から遠ざかっている会員もいて、久々に顔を見て
話ができることが新鮮でした。それぞれ仕事や家庭が忙しく、今回は青年部会員9名中
4名の参加でした。
みんなで集まって、おいしいお菓子を食べ、お茶を一緒に飲める日がはやくくることを
願っています。
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釧路青年部 写経研修
緊急事態宣言が開けた、6月27日(日)、本青年部会員のお寺にて、写経研修を開催いたしました。
本堂での御説法の中で、浄土真宗の他力本願について、修行の考え方、写経に望む心などのお話しをいただいた後、写経に臨みました。
重ねて移す方もいれば、見て写経される方もおり、それぞれのやり方ではありますが、無言で黙々と写経に取り組みました。
写経している言葉の意味なども、教えていただきました。
初めての経験でしたが、会員の感想は楽しかった、または、来年もやってほしいなど、本当の写経の意味等を直接、ご住職からご説明いただき、写経ができる機会はなかなかないので、本当に良い経験になりました。
自分たちが書いた写経をあげる時には、写経にも音程が決まっていること、真行草のあげ方があること、横に書いてある「引」の文字は伸ばすの意味など、お経が仏に捧げる歌であるように感じ、少し身近なものに感じることができました。
また、お寺内の茶室にて、呈茶も行いました。像耳付きの青磁の花入れに芍薬を生け、床は「緑陰」、茶杓はナショナルコンファレンス2014で交換した「碧(みどり)」、お菓子は六花亭製で「夏空」と、北海道の爽やかな初夏を感じられる茶席で、写経で感じた楽しかった気持ちをみんなで共有しながら、一服のお茶を楽しみました。
コロナ禍ではありますが、マスク着用、手指消毒、検温、ソーシャルディスタンス等の感染対策を行い実施させていただきました。
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苫小牧青年部会員研修
6月13日(日)13:00よりWEB会議システムZOOMを使用した会員研修が行われました。
内容は以前より希望のあった可愛い和菓子作り。気分の上がる可愛さをという事で役員が
探しに探して紫陽花、犬、父の日の黄色いバラを作りました。お手本の動画や副部長の
デモンストレーションでは簡単に作っているのですが実際はなかなか上手く行かず、参加
者の皆さんは少し苦戦していた様でした。
実際に集まっては無理でしたが、楽しく雑談をしながらの作業はとても楽しく、年内に
もう一度くらい活動をしてみたいねと言いながら解散しました。次は楽しいだけではなく
もう少し工夫をしたオンライン活動が出来る様に役員で話し合いたいと思います。
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根室青年部「花見茶会」
5月23日(日)、リモートにて、花見茶会を行いました。
当初は対面で部長宅で行われる予定でしたが、緊急事態宣言が発令されたため、
リモートで行うこととなりました。
お菓子は花見団子、お抹茶は各自用意し、それぞれのお茶碗を説明し、皆で拝見しました。
対面でできなかったことは残念でしたが、初めは遠方のため欠席予定だった会員が、リモート茶会になったために出席することができました。
根室青年部としては、2回目のリモート体験でしたが、皆少しずつ慣れてきて、楽しい会話とともに、茶会は終了しました。
札幌第一青年部定期総会
令和3年3月7日(日)、札幌第一青年部定期総会がZoomにて執り行われました。
ご来賓5名と、会員27名出席のもと審議に臨みました。
初めに新部長より「今年のテーマは『温故知新〜伝統を守り 挑戦を楽しむ〜』とさせて
いただきました。昨年からの“大きな変化”の中で、今まで通りにいかない事もでてきます
が、守るべきモノと変えていくモノを皆さまと一緒に見極め、学びや楽しみの多い青年部
活動を作り上げて行きましょう。」と挨拶がありました。
続いて支部長より、「このコロナ禍はしばらく続くでしょうが、お家元指導方針にもあり
ますようにオンラインも含めた色んな活動をして、いい1年になります事を期待していま
す。」とのお言葉を頂戴いたしました。
また幹事長から、「昨年は中止行事が多く、もどかしく寂しい気持ちであったかと思い
ます。何事にも屈せず、温故知新の精神を忘れず前に進んでいっていただきたいと思いま
す。」とお話がありました。
審議事項は各議案とも承認・可決され、昨年出向予定だった会員より第33期リーダー
シップトレーナー(L・T)研修についての報告が行われ定期総会は終了いたしました。
その後休憩をはさみ、会員のみで交流会を行いました。新入会員への質疑応答や予定して
いる札幌第一青年部茶会等に関して、Zoomのブレイクアウトセッション機能も使いながら
会員間での話し合い・意見交換が行われ、大変意義ある時間となりました。
釧路青年部 新入会員歓迎茶会
令和3年5月5日 端午の節句に「新入会員歓迎茶会」を、プラザさいわいにて開催いた
しました。
新型コロナウイルスの関係で、1年以上リアルなお茶会を行っておりませんでしたが、
3名の新入会員をお招きして、感染症対策を行いながら開催することができました。
久しぶりに、会員の皆様にお会いして、お茶会ができることに会員みんなが喜びを
感じることができました。
お菓子は「湿原の春」、お軸は、一緒に青年部活動を行いながら、研鑽を重ねていき
ましょうという思いを込めて、「白珪尚可磨」をかけさせていただきました。
皆さんにお会いしてお茶をいただけることに、こんなにも喜びを感じられること、
一碗のお茶の持つ力を改めて感じました。
なかなか先の見えない状況ではありますが、アフターコロナに向けて、少しずつでは
ありますが、青年部活動を行っていきたいと思います。
令和3年度 帯広青年部総会
令和3年度帯広青年部総会を3月27日にzoom で開催いたしました。総会は出席7名・委任状出席2名をもって、無事に成立いたしました。
部長より年間テーマ「未来を見据えて共に考え 繋げていこう茶の心」に込めた想いや今後の青年部活動に向けての抱負、先般オンラインで開催された全国代表者会議のご報告がありました。総会は滞りなく進行され、出席者全員の拍手をもって承認されました。例年であ れば皆で集まり、新年会が開催されるところですが、今回はオンラインということもあり、昨年度参加した行事について各々から報告を行い終了と致しました。
今年はコロナ禍における2年目の活動期間となり、全てが手探りだった昨年を過ぎて、皆が状況を理解し前を向いて「この状況でも出来ること」の幅を広げていくことが目標と感じました。直接顔を合わせることが難しくともオンラインを通じて出来る事があると分かった事は、私たちに大きな希望を与えてくれました。お家元方針にも追加されましたように、デジタル化社会に対応し、その中でもお茶を楽しんでいけるよう、そしていつかは平常を取り戻せることを願いながら、皆で協力して活動していきたいと感じました。
札幌第一青年部 第4回オンライン行事『卒業のつどい』
令和2年12月6日、「卒業のつどい」をオンラインにて開催いたしました。4名の今年の
卒業生のうち3名と会員合わせて29名が参加しました。
始まるまでの間、画面上には青年部の懐かしい写真がスライドで流れ思わず顔がほころび
ました。部長より卒業生の紹介があり、そのままナビゲーターとして卒業生との座談会を
行いました。青年部での貴重な経験や一番の思い出など、興味深い話を沢山お聞きすることができました。
その後それぞれで各人がお茶を点て、丸久小山園詰のお抹茶「和光」と清閑院製のお菓子
「椿の花」を皆で一緒にいただきました。レクリエーションのビンゴゲームでは卒業生に
選んでいただいた品物が景品としてプレゼントされ、楽しい一時を過ごしました。
最後に卒業生からの言葉と、記念品として頂戴した5色の紙釜敷が紹介されました。
初めてオンラインという形で開催しましたが、例年より卒業生のお話を沢山伺う事
ができ、また遠方の方や忙しい方も参加しやすく、直接会う事は叶いませんでしたが
沢山の仲間との有意義な時間となりました。
札幌第一青年部 第3回オンライン行事『懐石講座』
令和2年10月31日、3回目となるオンライン行事として懐石料理人である中尾英力
先生をお招きし、参加会員16名に向けて懐石講座をしていただきました。
最初に行った講義では懐石料理とは質素にして心のこもった料理であること、茶事の
懐石は濃茶の前に食す清らかなご飯であり命を食して生きることに思いをはせることの
大切さについてお話をいただきました。次に、ご飯の炊き方の実践指導いただいた際には
最大のおもてなしとは炊き立てのご飯であり、炊き立てとは「今炊けたもの」で5分前に
炊けたものは炊き立てではないという間合いについてや、お米に命の尊さを感じてよそう
ということを教えていただきました。
質疑応答では、「懐石食器において、朱色の格調とは?」といった質問や、「自分が食べ
られる側なら、どんな思いで自分の命を役立ててもらいたいか?」という中尾先生の言葉が
深く心に残ったなどの感想が述べられ、大変有意義な時間となりました。
中尾先生は、「伝統とは、かつて伝燈と書いた。比叡山で1300年火を消さないことが伝燈であり、新しい油を注ぐことでしか守れない。」と説かれました。茶道文化の伝統に触れ現代を生きる私たちも、新しい油を注ぎながら数百年という時間を繋ぐ一員として、丁寧に日々精進すべきであると感じる機会になりました。
第49回ブロック研修会前礼
去る3月7日ブロック研修会の前礼にブロック長、副ブロック長3名の4名で網走へ伺いました。
網走支部の幹事会でお時間を頂き、ご挨拶と共にブロック研修会について説明をいたしました。
2年越しの開催であること、今回は初めてのオンライン研修会で呈茶席も例年とは異なるスタイルになることを含め、おおよその研修会の流れについてお話させて頂きました。
ブロックと網走青年部で連携を取りながら初めての試みであるオンラインブロック研修会を迎える準備を進めております。
1人でも多くの青年部会員の皆様のご参加をお待ちしております、よろしくお願いいたします。
小樽青年部 令和3年度通常総会
令和3年3月14日(日)、小樽市民センターにて小樽青年部の通常総会を開催しました。
本年は新型コロナウイルス感染症予防のため親支部の先生方を招くことができず、例年
よりも少人数での開催となりました。総会では令和2年の経過報告、収支決算報告及び令
和3年の活動方針、行事予定及び予算案について承認されました。
また、昨年卒業された先輩へ総本部からの感謝状をお渡ししました。先輩からは「会員
数は少なく、一人一人への負担も大きいけれども他の社中の方と交流できる貴重な場でも
あるので楽しむことを忘れずにこれかも青年部の活動を頑張ってほしい」と激励のお言葉もいただきました。
北海道ブロック協議会と役員研修会
2月14日、Zoomを利用して今期第一回目の北海道ブロック協議会と改選期初年度に
行われる役員研修会が開かれました。
役員研修会は、単位青年部、部長から委員長、会計が参加対象で、研修Ⅰでは、
ブロック長から御家元指導方針と役員必携に基づいた組織運営についてのお話があり
ました。
その後、Zoomによるオンライン活用事例報告があり、ブロック幹事長から昨年
開催された「オンライン茶会」について、その手法や準備に関する説明がありました。
単位青年部からは、札幌第一青年部より「オンライン行事を開催してみて」と題して、
今後青年部でもオンラインを利用した行事を開催する上で参考となる発表がありました。
研修Ⅱでは、役職ごとに4~7名のグループに分かれてグループディスカッションを
行い、それぞれの立場における役割やこれからの展望を意見交換致しました。
会計についてはパワーポイントを用いた実務研修が行われ、Zoomの良さを活かした
プログラムとなりました。
慣れないZoom活用での役員研修会となりましたが、昨年から他青年部間と交流でき
ない状況下が続くなか、青年部の同じ役職の会員と話し合える良い機会となりました。