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帯広青年部「干菓子作り体験」

帯広青年部「干菓子作り体験」

P1000230帯広青年部の今年の会員研修は、札幌から木型干菓子工房ゆらり店主の池亀由紀様を講師にお迎えして、お干菓子作り体験を開催いたしました。
5月14日(日)の9時から12時まで、とかちプラザにて13名の参加により、お干菓子作りの体験と自分たちで作った干菓子と一緒にお茶をいただきました。
P1000232 早速、池亀先生が、お手本を見せてくださりながら、いつもお取り寄せされているという四国産の最高級品のさらさらの和三盆に霧吹きで水を吹きかけながら、しっとりさせて、手で掴むときゅっと固まるくらいまでしっとりしたら、ぎゅうぎゅうにしっかりと木型に詰めていきます。あとは、コンコンと木型の端っこを叩いてあげるとあっという間に小さなお干菓子がコロっと転がり出ます。当日は、池亀先生が、大きなカバンいっぱいにお菓子作りの道具とたくさんの木型をご持参くださり、あまりの可愛さにあちこちで歓声が起きていました。特に人気が高かったりすやうさぎの動物シリーズは、順番待ちになりました。そうこうしているうちにどんどん生地が乾くので、霧吹きを吹きながら手早く木型に詰めなけばせっかくの形が崩れてしまいます。魔法のようにたくさんのお干菓子が出来上がり、最後はみんなでお茶を点てて出来立てのお菓子といただきました。見た目がかわいくて食べるのがもったいないのですが、口に入れるとまた感動で、和三盆と 水だけで できたシンプルな優しい甘さがすーっととけて口中に広がり、抹茶ととてもよく合います。
 繊細な木型を作るのは、さぞ神経を使うこまやかな作業かと思いきや、意外にも必要なのは腕力で、池亀先生の華奢な様子からは想像もできないお答えが返ってきました。お話を伺うと硬い桜を掘る作業も生地を隙間なく手早く詰める作業も、大変な力仕事のようで、木型は永く使用し続けられるように厚みを持たせて作られ、毎日使い続けるうちに薄くなっていくのだそうです。また和三盆糖も、何度も濾過を繰り返しながら、きれいな白になるそうで、小さなお干菓子の中にとてもたくさんの職人さんの想いや手間がこもっていることを教えていだたきました。
 最後に池亀先生から、お土産に滴と雨傘、薔薇と葉っぱの形のお干菓子までいただき、また歓声が上がりました。ほろっととけるお干菓子のようなほっこりとした楽しいひと時となりました。
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